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移住を体験したい!無料もある全国の移住体験住宅を専門家が厳選紹介

こんにちは、移住プランナーの移る夢(いるむ)仲西です。

移住したいと考え、どこにしようか検討しているのは、とても楽しいですね。でも、知らない町にいきなり移住をするのは不安、その気持ち、当然ですよね。

やはり、移住をするとなると、その前にお試し移住が出来れば安心です。現在、全国の自治体では町の暮らしを体験できる、住宅の整備事業を展開しています。

そこで、国内初の移住プランナーとして、10年の経歴を誇り、400件以上の移住相談に応じた経歴を持つ私が、全国の自治体が実施する移住体験事業を詳しく説明いたします。

また、無料で利用できる移住体験住宅も、私が厳選してご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。

ご注意
ここにご紹介する支援制度は一例であり、ベストな支援制度をご紹介している訳ではありません。
また、詳細は変更になっている可能性もあるので、自治体にお問い合わせする事をおすすめします。



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移住体験住宅って何?利用のメリットは?

移住体験住宅とは、行政が何らかの支援を行っている、いわゆる「お試し暮らし」、「体験滞在」等の施設を指します。

全国の自治体では移住体験の支援として、生活に必要な家具・家電等を揃えた移住体験住宅を整備し、移住を検討する人に低料金で賃貸する事業を展開しています。

ただし、現在、893の自治体の調査の結果では、移住体験施設がある自治体は、約28%しかなく、まだまだ整備は進んでいません。

また、移住体験施設として利用されている種類は次のとおりです。

種類割合
公有の住宅(教職員住宅等)を活用したもの44%
民間の住宅(空き家)を活用したもの37%
新たに整備・建築したもの10%
既存の旅館やホテルの客室を活用したもの9%
廃校、公共施設等を活用したもの8%

移住したいとまで気に入る理由は様々です。

  • TVに映っていた景色が気に入ったから
  • とても有名なスイーツがあるから

といった理由も増えてきています。

それでも移住を決断できずに躊躇している人もたくさんいます。そのような人には、移住体験住宅は利用するメリットが大きいですね。

但し、移住体験住宅を利用する条件や応募の時期は、自治体によりマチマチです。

例えば、一人での利用や、同一人物の再利用をお断りする自治体があります。その一方で、ペットと利用できる移住体験住宅を整備したり、無料で貸し出しをする自治体もあります。また、1回で利用できる期間は、概ね1週間から6ヶ月のなかで、各自治体が設定をしています。

町の魅力を知ってもらうためには、一定の体験期間は必要だけれども、長期間を1組で占有することがないように、自治体で期間が定めています。




無料で利用可!驚きの移住体験住宅5つ

移住体験ができる住宅が、有り難い事に無料で利用できる制度を整えている自治体があります。その中から私がコレ!と思う制度を5つご紹介しますね。

移住地人気No1の長野県で無料移住体験

自治体名:長野県佐久市

全国の移住情報発信の窓口を担う、ふるさと回帰支援センターが毎年発表する、「移住希望地域ランキング」というモノがあります。そのランキングにおいて、過去5年間で1位を3回も獲得した長野県で、無料で移住体験住宅を利用できるのが佐久市です。

東京圏からの利便性がとてもよく、冷涼乾燥の内陸性気候で住みやすい町の無料体験、おすすめです。その佐久市では、まちなかに集合住宅タイプと戸建てタイプ、そして里山エリアに長屋タイプの、合計3箇所で体験住宅が整備されており、利用できる期間は4日~8日間になります。

有名観光地で無料移住体験

自治体名:青森県十和田市

青森県のなかで「お試し滞在補助金」と「お試し住宅無料貸与」の手厚い支援制度を展開しているのが、あの十和田湖で有名な十和田市です。十和田市は四季を織りなす十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山と、有名な観光スポットがたくさんあります。

その十和田市では、移住先の候補地として市内の宿泊施設に滞在する場合、宿泊費と交通費の一部を助成してもらえる「お試し滞在補助金」があります。さらに、十和田市で暮らしを体験してみたい人には、移住体験住宅を整備しており、無料で貸与しています。住宅は街なかと焼山地区の2箇所に設置されております。

利用ができる期間は3日以上10日以内となっておりますが、両方の住宅を併用することで、最大19日までの利用が可能です。

北海道の冬を無料移住体験

自治体名:北海道浦幌町

北海道の自治体では、関東圏等から遠方に位置していて気軽に訪れる事が出来ないので、来てもらえるように移住体験住宅に積極的に取り組んでいます。冬期間に限り、1万円以上のふるさと寄附をすることで移住体験住宅を無料で利用できるのが、浦幌町です。

浦幌町は帯広市と釧路市にはさまれた道東地域のまちです。冷涼で、十勝晴れとも呼ばれる晴天が多い気候のもと、畑作や畜産、漁業が営まれています。

北海道は好きだけれども、冬は敬遠する人も少なくありません。そこで、北海道のような雪国に移住をするのならば、無料の移住体験住宅を利用して、ぜひ冬の不安を取り除いてください

体験住宅を利用できる期間は、平成30年11月1日~平成31年4月30日の間で、利用料金が最大1か月分無料となります。

ユネスコエコパークで無料移住体験

自治体名:静岡県川根本町

都道府県移住人気ランキングで、常に上位にランクインする静岡県のなかで、無料で移住体験のできる町が、川根本町です。川根本町は、静岡県のほぼ中央部に位置し、約 94%を森林が占めています。

町域全体がユネスコエコパークに登録されており、2009 年には「にほんの里 100 選」にも選定されるなど、自然の魅力が満載の町です。その川根本町では、移住やサテライトオフィス開設を検討している個人、企業向けに、「お試し住宅」を無料で提供しています。

体験住宅の場所は、あのSLが走ることで有名な大井川鉄道の地名駅前にあります。利用ができる期間は3日以上8日以内(ただし、サテライトオフィス等を検討の場合は1ヶ月以内)です。

移住支援No1の大分で無料移住体験

自治体名:大分県臼杵市

近年、全国で最も移住支援活動に力を注いでいるのが大分県です。その大分県で、移住体験住宅を無料で貸与しているのが、大分県の東南部に位置する臼杵市です。

豊後水道に面した臼杵市では、新鮮な海産物に恵まれ、ふぐは1年通じて楽しむことが出来ます。また、気候は瀬戸内海型と南海型が混在し、年間平均気温は15~17度と温暖で暮らしやすい町です。

「臼杵お試しハウス」は、臼杵市への移住を検討している方が一定期間滞在し、ゆっくりと臼杵の雰囲気や魅力を味わい、居住地域や住居などを選定できるように整備されています。

施設は木造平屋建て(109.09㎡)5LDKと広々しており、最長連続30日まで無料で借り受けることが出来ます。




厳選!全国のオススメ移住体験事業5つ

次に、無料移住体験住宅以外で、移住体験ができて援助をしてくれる制度の中で、移住プランナーとして活動をしている私が、これは良いと思うモノを5つご紹介します。

移住体験人数7年連続北海道1位

自治体名:北海道釧路市

釧路市は交流人口の増加を目的とし、定住希望者よりも季節移住者に注力した事業を展開しています。

夏の避暑等を目的とした方々に、一定期間過ごしていただく滞在プランを準備し、平成28年度は、907組1,419人が季節移住を体験しています。

また、釧路市ではコワーキングスペース事業を展開し、涼しい市内で働きながら移住体験が出来るのも、おすすめする理由です。

シェアハウスによる移住体験

自治体名:岐阜県白川村

白川村では「旅するようにふらりとお試し移住しませんか?」をキャッチコピーに、手作りシェアハウス「やまごや以上ほしぞら未満」を運営しています。

1ヶ月以上の滞在が可能で、村民や住民と深いコミュニケーションが取れる人なら誰でも利用ができる事がおすすめの理由です。

航空運賃を助成

自治体名;兵庫県豊岡市 

仕事探しや住まい探しで豊岡に来られる方も対象に、地元のコウノトリ但馬空港と大阪伊丹空港間の航空運賃の一部を助成しています。

例えば、通常運賃額14,000円に対し、助成額7,800円、本人負担額6,200円となります。運賃の助成というとは面白いアイデアですよね。

田舎民泊体験

自治体名:島根県吉賀町

吉賀町田舎ツーリズム協議会(民泊研究会)に加盟した家庭が、訪問者を受け入れようと企画されており、現在6件の民家が登録されています。

民泊で訪れた家庭に応じて、様々な体験の時間を共有し、人、自然、文化に触れることが出来ます。

無料の1DAYツアー

自治体名:北海道深川市 

深川市では、日程を決めずに通年で「1DAYツアー」を実施しています。市職員が日帰りで市内を案内する無料のツア-です。旅行のついでに町を案内してもらいたい人や、他の自治体で移住体験中だけども町を知りたち人には、最適な事業です。

また、昼食には地元のソールフードとして愛されている「深川そばめし」が用意されています。




まとめ

移住体験住宅について解説をいたしましたが如何でしたでしょうか?気になる制度とかはありましたでしょうか?

ぜひ、移住体験住宅を利用するならば、私からひとつお願いがあります。田舎暮らしは、どうしても季節の良いときを選ぶものです。また、田舎暮らしを紹介する町の写真を見ると、春の新緑や秋の紅葉を背景にしているものが多くなります。

田舎には都会以上の四季があり、天候の移ろいもあることを忘れてはいけません。暑い夏や寒い冬、そして雨の日も静かな夜も体験していただければ、よりその町を知ることになるかと思います。

あなたの移住が素晴らしいものになるように、少しでも手助けになったとしたら、とても嬉しく思います。

最後までお読み頂きありがとうございました、移る夢(いるむ)仲西でした。

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