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軽井沢に移住して失敗!?3つの原因と対策を専門家がアドバイス

こんにちは、移住プランナーの移る夢(いるむ)仲西です。私は国内初の移住プランナーとして、10年以上の経歴を誇り、400件以上の移住相談に応じた経歴を持っています。

『移る夢さん、どうしても軽井沢の生活になじめないんです!もう軽井沢から引っ越ししたいんです(泣)』

移住プランナーである私には、残念ながらこのような言葉を耳にする事も少なくありません。軽井沢は誰もが知っている日本でも有数のリゾート地で、緑が溢れる町にはおしゃれなお店や別荘が立ち並んでいて、訪れる人々を魅了しています。

木々からこぼれる爽やかな日差しのなかで、都会の喧騒を忘れることができた時、

こんな素晴らしい軽井沢に移住して、ずっとのんびりと暮らしたい!

このように思い、実際に移住する人が後を絶ちません。しかし、

やっぱり移住しなければ良かった。軽井沢は遊びに来る場所で、住む所ではなかった・・・

といった感じで、移住をしたことに後悔をし、失敗する人もいます。

憧れて期待に胸を膨らませて移住した軽井沢なのに、なんで失敗してしまうのか?原因には何か傾向があるのか?そして対策はあるのか?

そのような声にお応えして、軽井沢に移住して失敗した原因と、その対策についてお届けします。軽井沢への移住を検討中の皆さまは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

軽井沢に移住して失敗した3つの原因とは

心を躍らせて軽井沢に移住をしたのに、残念ながら失敗してしまった。その軽井沢ならではの原因を3つご紹介します。それは

  • 別荘地で暮らして失敗
  • 思わぬ観光渋滞に失敗
  • 仕事が見つからずに失敗

です。



別荘地で暮らして失敗

軽井沢は「移住」という言葉が定着する前から、別荘地として栄えていました。別荘地の軽井沢には、定住をする人よりも二地域居住や週末移住を楽しむ人が多くいます。

しかし、二地域に住まいを保有し、東京と軽井沢を往来する生活は、非効率で支出もかさみ、体力的にも大変です。そして、二地域居住をする人が一番問題なのは、いつまでも地域に溶け込めないことです。

軽井沢にもリゾート開発される前からたくさんの人が住んでおり、別荘地に住む人とはどうしても一線が引かれます。そのため、二地域居住をする人はいつまでも「よそ者感」が取れず、地域に溶け込むことが簡単ではありません。

このように、憧れの軽井沢に移り住んではみたが、地域の人との目には見えない壁を感じてしまい、中々「よそ者感」を拭えないことで、移住したことを後悔する人がいます。

思わぬ観光渋滞に失敗

長野新幹線の開通や高速道路の整備から、観光シーズンには人が10倍にも膨れ上がります。そのことで、軽井沢の幹線道路でもある国道18号線は渋滞がひどくなるのです。渋滞する道路の近くに移り住むと、観光シーズンには日常生活にまで影響するなど、スローライフを感じられなくなります。

また、「観光地は物価が高い」と良く聞きますが、外食は価格が高いと感じるでしょう。「観光地は住む所ではなく訪れる所」と話す移住者も少なくありません。

憧れの軽井沢に移住をしてみたが、有名な観光地ならではの苦労から、移住をしたことを失敗だと感じる人もいます。

仕事が見つからずに失敗

軽井沢で仕事を探すとき、主たる業種はサービス・観光業になります。その場合、観光シーズンだけの季節雇用も多くなりますが、軽井沢で定住を目指すのであれば、通年雇用の仕事を探さなければなりません。

また、ハローワークの求人情報には「年齢制限不問」と記載されていても、サービス業や観光業では若い女性が優先されるかもしれません。

このことから、軽井沢に移住をした人のなかには、地元で仕事が見つからずに、遠方の大きな町に通勤する人も少なくありません。すると、夏の道路渋滞や冬の凍結路面での通勤に嫌気がさして、移住したことを後悔する人もいます。



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軽井沢に移住を成功させる3つのコツとは

憧れの軽井沢に移住したのならば、失敗しないで永住をできるのが、良いに決まってますよね。そこで、移住の専門家である私から、軽井沢への移住を失敗した原因を参考に、成功させるコツを3つお教えいたします。それは

  • 別荘地以外で住居を選ぶ
  • 入念な事前調査
  • 移住前に仕事を選ぶ

です。

別荘地以外で住居を選ぶ

二地域居住者や週末移住者が多い軽井沢では、中々「よそ者感」を拭うことができず、地域との交流も進みません。そこで、軽井沢で定住をするのであれば、別荘地以外に住むことがオススメです。

軽井沢といっても、お金持ちの別荘地はごく一部であり、歴史のある町には古くからの住民も少なくありません。地元の人が多く住む地域に移住し、そのコミュニティに溶け込むことが、移住を成功させるカギとなります。

ただし都市部と違って、軽井沢の人口は絶対的に少ないです。という事は、

『○○さんは昨日、□□で買い物をしていた』

といったウワサが立ちやすいといえます。それはお互い様、軽井沢でなくても同じ事ではあるので、気にしないのが一番ですね!

また、軽井沢で住居を建てるのであれば、別荘地がある第一種低層住宅専用地域ではなく、第一種住居地域を選択することです。別荘地は建ぺい率20%と厳しいことから、定住し子育てをするような住居の建設には向いていないのです。

入念な事前調査

夏の観光シーズンの渋滞ポイント、冬のシーズは除雪状況や路面の凍結状況を、事前に調査しておくことが大切です。

観光ポイントへのアクセス道路から外れた場所に移住をすると、道路渋滞もある程度回避されて安心です。とくに、生活するうえで大切な大型スーパーや割安の商店街、飲食店などへのアクセスの良い地域を選ぶことも大切です。

24時間営業のコンビニやデパートはありませんが、ドラッグストアやホームセンター、家電量販店は軽井沢で営業しています。

パチンコ店や映画館といった娯楽施設はありませんが、車で30分程度の隣の上田市などに行けばあります。

車で30分というと不便に思うかもしれませんが、その分、軽井沢らしさを感じられるのであれば、全く問題ないと私は考えます。

例えば、中軽井沢駅周辺は、アウトレットや旧軽井沢銀座などの観光エリアと、佐久等の住宅地の中間地にあるため、近年は人気の移住先です。

移住前に仕事選び

軽井沢では仕事が見つけにくいことから、移住をする前に仕事を決めておくことが大切です。また、通年の雇用が見つからなくても、とりあえず冬だけ働ける仕事も見つけることで、1年間の就労を目指す方法もあります。

通勤費用や体力面に自信があるのならば、東京や遠方での就業も検討しては如何でしょうか。ちなみに、夏シーズンだけの季節雇用に応募するのであれば、研修期間を考慮して、春に応募が始まりますので、そのタイミングを逃さないことです。




軽井沢の薪ストーブに見る注意点

軽井沢の冬の寒さは、思っているよりも厳しいものです。標高の高い軽井沢は、夏は涼しいが、冬の冷え込みは厳しくなります。例年の気温データを見ると、早朝には氷点下マイナス10℃を下回ることもあるようです。

そこで、別荘地ならではの暖房器具として、多くの人が憧れるのは「薪ストーブ」です。薪ストーブの炎を見ていると、やさしい暖かさを感じるでしょう。

とくに、「薪ストーブがある生活」はセレブに見えることから、軽井沢に移住をする人は、憧れが強いみたいですね。

しかし、この薪ストーブは、設置費用や維持コストが半端なく掛かります。薪ストーブがすでに設置されている中古物件を購入しても、ある程度の初期投資は覚悟しなければなりません。

参考までに、薪ストーブに対する概算費用を表にしました。

品 目費 用備 考
薪ストーブ本体20万円~60万円
設備工事費(煙突)50万円~
設置工事費(取り付け) 30万円~
煙突の清掃費用 3万円~専門業者に年1回の依頼
薪ラック代 約5万円薪を乾燥させておくもの
薪代20万円~1シーズン
その他約10万円グローブ、薪バサミ、加湿器など

ランニングコストは、薪の調達方法により大きく変わります。ホームセンターで乾燥薪を購入するのであれば、1か月4万円程度の支出になります。

近所や知り合いから廃木をもらい、自分で薪を割るのならば、乾燥用の納屋や棚の設置費用だけになります。ただし、薪を貯木場等から運搬するために、軽トラック等が必要です。

また、薪ストーブを使用する場合は、部屋が乾燥しやすく十分な換気も必要です。そこで、部屋の湿度を保つために加湿器を備え付けたり、換気システムを稼動させたりするため、電気代が高くなります。

ぜひ、設置するのであれば、維持コストにも注意をして、素敵な薪ストーブ・ライフを体験して下さい。

✓Check
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なぜ長野に移住して後悔したのか、そしてどのような対策が有効か、移住プランナーとして活動する私がご紹介しています。
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山梨に移住して失敗!その原因と対策を専門家がアドバイス

他にも移住について特集しているので、よろしければご覧になってくださいね。
移住についての様々な話題

まとめ

今回は、軽井沢への移住に関して特集してきましたが、いかがだったでしょうか?移住に失敗する理由やその対策は参考になったでしょうか?

軽井沢は、田舎と都会の両方を感じられる町です。田舎でしか味わえない自然や農産物に満たされながらも、都会的センスのある店もたくさんあります。

また、軽井沢は町の条令で、夜間の営業が禁止されており、コンビニも24時間営業ではありません。そのことから、とても静かな夜を過ごすことができるでしょう。

冬には憧れの薪ストーブでのんびりと過ごす、そんな生活を末永く楽しんで頂けたら嬉しく思います。

観光地としての喧騒を上手に避けることができれば、憧れのリゾート地でのスローライフが実現できるでしょう。但し、寒冷地としての厳しい冬と、仕事選びには十分に注意してくださいね。

「The life is only once(人生は一度きり)」。

素敵な移住生活が訪れることを願っています。

最後までお読み頂きありがとうございました、移る夢(いるむ)仲西でした。

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