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大分に移住して失敗しないために!成功への秘訣を専門家が伝授します

こんにちは、移住プランナーの移る夢(いるむ)仲西です。私は国内初の移住プランナーとして、10年以上の経歴を誇り、400件以上の移住相談に応じた経歴を持っています。

大分といえば、別府や湯布院をはじめとする温泉をイメージする人も多いのではないでしょうか。源泉数、湧出量ともに全国一の大分ですが、特に別府温泉の湧出量は世界第2位です。

大分では「銭湯といえば温泉」と言われるぐらいですので、温泉好きの人には天国のようなところでしょう。

また、山と海に囲まれた大分は、まさに「食の楽園」ですね。全国ブランドの「関あじ・関さば」をはじめとした海産物に、全国の生産量の98%を占めるかぼすなど、海の幸と山の幸に溢れています。

魅力いっぱいの大分、移住先として人気ですが、移住をしたことに後悔し失敗したと感じる人もいます。

『移る夢さん、私たちは温泉好きなので、温泉の多い大分に憧れて移住してきました。でも、思ったより寒かったり、交通の便が良くなかったり、戸惑っています。何か対策はありませんか?』

といった相談も受ける事があります。

憧れて大分に移住したのに、なぜ失敗したと感じるのでしょうか?原因には何か傾向があるのか、そして対策はあるのか?そのような声にお応えして、大分への移住に失敗した原因と、その対策についてお届けします。

ご注意
ここにご紹介する支援制度は一例であり、また詳細は変更になっている可能性もあるので、自治体にお問い合わせする事をおすすめします。




大分に移住して失敗したと感じる3つの事とは

心を躍らせて大分に移住をしたのに、残念ながら失敗したと感じる人もいます。そこには大分ならではの原因が。それは

  • 冬の寒さが問題
  • 有名温泉地ならではの問題
  • 交通の便の悪さが問題

となります。

冬の寒さが問題

大分は九州にあることから、気候は温暖だと思ってしまうが、山間部によっては雪が降る場所もあります。例えば、有名な温泉地の由布院などは、盆地にあることから冬はとても寒いのです。

北海道など冬の厳しい地域は、家全体を暖める北方型住宅が主流となっており、冬の寒さ対策も万全です。しかし、雪国の住宅と比較をすると、大分の住宅は冬の対策が万全ではありません。

もしかすると、北海道よりも大分の方が冬の厳しさ感じるかもしれません。

温暖なイメージのある大分に移住をしたものの、厳しい冬の寒さに驚いてしまい、移住が失敗だったと感じる人がいます。

有名温泉地ならではの問題

温泉県として有名な大分は、入浴できる温泉地としては世界一を誇っています。しかし、温泉の煙が噴出する近くに住むと、その温泉の蒸気で車の塗装が傷みやすくなるのです。

さらに、硫黄を含んだ温泉のガスは、エアコンの室外機にも悪影響を及ぼします。

また、有名な温泉地がある地域では、交通量も多く渋滞が頻繁に発生します。特に、大分の町は狭く入り組んだ道路も多いために「車の運転がしづらい」と感じるようです。

交通の便の悪さが問題

大分は「空港へ行くのが不便」という声が良く聞かれます。というのも、大分市内から大分空港まではおよそ50kmあるからです。

2010年に高規格の大分空港道路が無料化されたことで、多少はアクセスも良くなったようですが、それでも1時間以上の時間を要します。途中には、有名な別府温泉を通り抜けることから、道路渋滞に巻き込まれると、さらに時間も掛ることになってしまうのです。

また、大分からお隣の熊本方面への移動は大変です。電車も走っておらず、人気の観光スポットでもある高千穂や、阿蘇方面には車でしか移動ができません。

九州の西海岸沿いには新幹線が開通するなど、利便性も良くなっていますが、大分のある東海岸沿いには1時間に1本しか電車が走らない地域もあります。

大分は交通面のインフラが不足していることで不便に感じてしまい、移住したことを後悔する人がいます。



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大分への移住を成功させる3つのコツとは

憧れの大分に移住したのならば、失敗しないで永住を出来るのが、良いに決まってますよね。そこで、移住の専門家である私から、大分への移住を失敗した原因を参考に、成功させるコツを3つお教えいたします。それは

    海岸地域に移住
    風下に居住
    北部エリアに移住

です。

海岸地域に移住

大分は山間部と海岸地域では、気候に差があります。盆地気候の多い山間部は、夏涼しく冬は雪が降るなど厳しい気候になります。

もしも、気候の良い場所を希望するのならば、別府市や大分市のような海岸地域がオススメです。

風下に居住

日本人の多くは、温泉地に住むことに憧れています。そこで、温泉地に住むのならば、車やエアコンなどの痛みを避けるために、温泉ガスが噴出したり煙が立ち昇る地域から出来るだけ遠ざかることです。

特に、風向きに気をつけることですね。地域によって、主な風向きが決まっています。住む場所を決める前に、地域の人や不動産屋さんから情報を収集しては如何でしょうか。

北部エリアに移住

大分空港を中心に考えると、有名は温泉地や大分の中心地は南部の地域にあります。観光地による渋滞や利便性を考慮するのならば、大分空港よりも北部の地域を考えてみるのが良いでしょう。

例えば、2018年「全国の住みたい田舎ベストランキング」第2位の豊後高田市や第10位の国東市は、大分空港から北部の地域にあります。




大分のオススメの移住支援制度を紹介

一般社団法人移住・交流推進機構「知らないと損する全国自治体支援制度2017年版」には9960件の支援制度が登録されていますが、その中に大分県の支援制度は457件もあります。

大分県は全国で最も移住支援制度に力を入れている町と言って良いでしょう。

そこで、移住の専門家でもある私が、大分の各自治体が展開する移住支援制度を、「働く」「住まい」「その他」の項目に区分し、オススメのものを3件ご紹介します。

働く

国東市・創業・起業支援事業

国東市内に定住する方が、飲食業や食品加工業の創業・起業を行う際の経費の一部を補助します。 対象経費の1/2 上限150万円
⇒国東市の関連HPはこちらから

豊後高田市・新規就農者家賃助成事業

市外から移住し、市内の住居を借りて新規就農コースで研修を受ける方に対して、研修期間中の家賃の1/2(月に2万5千円限度)を助成。
⇒豊後高田市の関連HPはこちらから

豊後高田市・起業チャレンジウェルカム支援事業

移住者、移住予定者が、市内で新たに開業する場合、開業に必要な費用の一部を助成。上限75万円、補助率1/2
⇒豊後高田市の関連HPはこちらから

住まい

中津市・空き家バンク制度推進補助金

空き家バンクを利用して、移住した方を対象に

  1. 空き家の改修に係る費用の1/2、上限50万円までを補助
  2. インターネットとテレビ環境の確保のためのケーブルネットワークの加入費の1/2助成(上限3万円)
  3. 仲介手数料全額、上限5万円まで補助

⇒中津市の関連HPはこちらから

日田市・森林木(もりのき)団地分譲

上津江町「森林木(もりのき)団地」の分譲を行っています。少し不便な場所ですが、スローライフの要素がいっぱいの地域です。一区画919,000円(346.24㎡)から。
⇒日田市の関連HPはこちらから

佐伯市・引越補助

移住予定者に対して、住居移転に必要な引越費用を補助。上限20万円。
⇒佐伯市の関連HPはこちらから




その他

豊後高田市・脱ペーパードライバー応援事業

転入して自動車を運転することが必要になったペーパードライバーの方に、地域自動車学校のペーパー教習料 を助成。(上限:教習2回分10,800円)
⇒豊後高田市の関連HPはこちらから

豊後高田市・レンタカー費用奨励事業

空き家バンク利用登録者が、空き家バンク登録物件を見学するためレンタカーを利用した場合、レンタカー費用を助成。(上限 1日2,500円×最大4日間)
⇒豊後高田市の関連HPはこちらから

臼杵市・移住支援補助金

UIJターン支援として引越費用について20万円を上限に補助。移住奨励金10万円。仲介手数料5万円。
⇒臼杵市の関連HPはこちらから

あとがき

今回は、大分の移住について特集してきましたが、いかがだったでしょうか?移住に失敗したと思う理由や対策は、参考になりましたでしょうか?

株式会社宝島社『田舎暮らしの本』が毎年公表する「住みたい田舎」ベストランキングによると、2018年「全国人口10万人未満の小さな町」部門のTOP10に、なんと3つの市がランクインしています。

ちなみに、TO10 にランクインした3つの市は、豊後高田市(2位)、臼杵市(3位)、国東市(10位)です。

大分は江戸時代に小藩分立されたことから、山間部を中心にした町は、小さなコミュニティで形成されています。そのことから、大分の人は「移住者に敏感なところがある」と言われています。

小さな地域になるほど、結束力は高く、助け合いの精神が備わっているため、自分から積極的に地域に溶け込む気持ちが大切です。ぜひ、温泉県の大分だからこそ、ハダカのお付き合いで、地域に溶け込んでくださいね。

「The life is only once(人生は一度きり)」。

皆さまに、素敵な移住生活が訪れることを願っています。

最後までお読み頂きありがとうございました、移る夢(いるむ)仲西でした。

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