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蒙古斑が大人でも消えないおしり!理由って?治療は必要?

こんにちは、吉川 百です。

赤ちゃんのかわいいお尻についている印象の蒙古斑

子供の頃はかわいいで済まされるのですが、私の友達で大人になっても蒙古斑が消えないで、悩んでいる人がいました。

他の人は蒙古斑が消えているのに、なぜ自分だけ消えないのか。とても気にしていたんですよね。

他人には言えなかったけれど、このままにしておいて良いのかと悩んでいるあなたに、今回はこの大人の蒙古斑の話題をお送りします。

なぜ大人になっても蒙古斑が消えないのか?

そして、お肌のしみ対策についてしばしば考えている私が、メラニン色素について知っていく中で入手した蒙古斑の正体や、治療が必要かどうかを詳しくご紹介します。

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おしりの蒙古斑が大人になっても消えない理由とは

蒙古斑が消えない理由をご説明する前に、蒙古斑を知る事でより理解が深まると思うので、まずは蒙古斑の仕組みについて解説していきたいと思います。

蒙古斑の正体って?

蒙古斑の青色の正体は、メラニン色素と言われています。

人は胎内にいる時に、皮膚の色を決定したり形成していく上でメラノサイトという細胞にお世話になっているのですが、胎児の腰部分でこのメラノサイトが活発に働いているのではないかという推論があります。

真皮という表皮より一段深い部分にあるメラノサイトが、神経節やメラニン細胞などに分化していく際に受ける刺激で残るのではないかといわれているのです。

表皮に出てきたメラニン色素は黒っぽいですが、蒙古斑が青っぽかったり茶色っぽかったりするのは、奥まったところにあるせいなのですね。

あなたもよくご存知の、赤ちゃんに特有のお尻(肩や背中に現れる場合も)の蒙古斑は、通常お尻の割れ目よりすぐ上に広がっていますよね。

これは個人差はありますが、3歳~5歳で消えてしまうものです。

蒙古斑3

大人になっても消えない蒙古斑があった!

ところが、20代半ば以降も消えない蒙古斑があります。

人口の3パーセントに見られるものだそうで、これは医学的に持続性蒙古斑と呼ばれ、お尻や背中以外の場所にできるものについては異所性蒙古斑と呼ばれています。

蒙古斑は、ある程度の研究はなされているのですが、まだまだナゾの多い神秘的な存在です。

大人になっても残っているのが赤ちゃんのものとは別の持続性・異所性蒙古斑なのです。

ですので、大人になっても消えないというよりも、赤ちゃんの頃の蒙古斑とは別の蒙古斑が出来ていると言えます。

なんでもこの蒙古斑、黄色人種にほぼ100%みられる現象だというのです。

白人では10%~20%といわれ、黒人で80%といわれます。

黒人の方の方が、色が濃いのでメラノサイトが活発なのではないかと思ってしまうのですが、そうでもないようです。

蒙古斑が消えないと治療が必要?

蒙古斑は消えないからといって、体が変調を起こすという事はありません。ですので、基本的には治療はしなくても大丈夫です。

持続性蒙古斑である場合は、個人差はありますが、時間をかけてゆっくり薄くなっていく可能性は高いといわれています。

異所性蒙古斑は、同様に歳月を経て薄くなる場合もあれば、あまり変化がない場合も。

しかし、見た目が気になるようでしたら、やはり治療して消したいと思いますよね。

特に異所性蒙古斑が現れる場所は、顔や四肢・手足・腹部と広範囲に及びます。

蒙古斑がある場所や大きさによっては、コンプレックスとして悩みの種になることもありますよね。

そんな時は、治療を検討してみても良いでしょう。次に治療法と注意点についてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

蒙古斑を消す治療法と注意点とは?

蒙古斑を消すのに用いられる治療法は、レーザー治療となります。

ルビー・アレキサンドラ・YAGといったQスイッチレーザーと呼ばれるレーザー治療で、だいぶ薄くできるといいます。

1回のレーザー治療では蒙古斑を消す事は出来ないので、3ヶ月以上の間隔をおいて数回をかけて照射し、治療していくということです。

このレーザー治療でほとんどが消えるようですが、アザが残ってしまう可能性もあるようです。

そしてレーザー治療には痛みがあり、全身麻酔をしないとならないようなので副作用も考えられます。

ですので、レーザー治療をしてまで蒙古斑を消したいのか慎重に考えて、医師と相談しながら決める事ようにしてくださいね。

ちなみに持続性蒙古斑は対象外なのですが、異所性蒙古斑はアザと同じ扱いになりますので治療に保険が適用され、費用は1回につき1万円前後(保険適用後)となります。

悩んでおられるあなたは、1度形成外科か美容外科で相談してみてくださいね。

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青色母斑は治療が必要です

治療の必要がない蒙古斑だと思っているものが、実は青色母斑と呼ばれるものであった場合があります。

青色母斑については、リンパ腺に転移するなど悪化する恐れがあるので、形成外科を受診してみてください。

青色母斑と蒙古斑との決定的な違いは、盛り上がりがあるかどうかです。ほくろに似た感じかもしれません。

青色母斑には手で触るとふくらみが感じられ、蒙古斑はまったくのフラットです。

青色母斑はおおむね1センチ以下の小さなものですが、悪化する前に詳しく診察してもらうのがベストだと思います。

こちらの動画は赤ちゃんの蒙古斑ですが、ご覧頂くと盛り上がってはいない事がわかりますよ。

まとめ

今回は蒙古斑が大人になっても消えない理由と、治療法についてご紹介してきました。

基本的には治療する必要はありませんが、気になるようなら医師と相談の上で治療も検討してみてくださいね。

ところで、蒙古といえばモンゴルですよね。

蒙古斑というのは、どうして蒙古とつくのかしらと思い、調べてみました。

それはモンゴルを限定して使っているのではなかったのです。

モンゴル=モンゴル人種=黄色人種、ということだといいます。

これは蒙古斑について、ドイツの医師が黄色人種に特有のものでモンゴリアン・スポットだと発表したのを機にネーミングされたもの。

それを知った時に、このことが「消えない」というワードと結びついて、私の中で強く印象に残りました。

胎内で「あなたが血統として受け継ぐものだよと」と、連綿と続いた遺伝子からの呼びかけで形成されているもののような気がしたのです。

ただ、蒙古斑の場所や大きさによって悩まれている方は、ロマンのお話とは別ですので、現実の問題として専門機関にご相談くださいね。

最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。

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