こんにちは、吉川 百です。
大量の汗をかく夏場から、ブーツや厚手の靴下によって意外にムレてしまう寒い時期まで、結局年中つきまとう足のにおい。
あなたはどのくらい気にしていますか?
帰宅後、今日も履いた通勤靴の中目がけて、香りつきの消臭スプレーをシュッとひとふき、やれやれこれでひと安心。
まさか、あなたはそのような気休め対策で足のにおいを何とかしようとしていませんか?
においというのは、瞬間的に人の印象を左右する、姿なき大きな存在です。
足をさっと洗うだけでは落ちない強いにおいはどう落としたら良いのか、生理的に抑えられない汗に対抗する手段はあるのか。
へたに芳香のついたスプレーなどを靴に吹きかけても、足の悪臭と混じりあってもっとひどいにおいになるだけ、という事態になりかねません。
今回は、足のにおいの対策決定版。
足のにおいの原因からにおいの取り方、におい対策に至るまで、徹底的に足のにおいにこだわります。
さあ、足のにおいについて、あなたが目を覚ます時がやってきました。
今日からは、正しいケアで、足のにおいとさよならしましょう。
わが子が脱ぎ散らかした靴のにおいを嗅ぎ、小さな子供の足のにおいが意外ときついことに日々衝撃を受けているこの私が、あなたの足のにおいをすべて取り除きます。
■目次(クリックすると飛びます)
気になる足のにおいの4つの対策
お待たせ致しました、ここでは以下の項目で足のにおい対策をお伝えします。
- 正しい靴のお手入れ
- 靴下にこだわる
- 足のにおいの取り方にひと工夫
- 汗以外の原因を究明しよう
次に、それぞれの対策について、詳しく解説してきたいと思います。
対策その①・正しい靴のお手入れ
毎日同じ靴を履いているのだとしたら、今日からそれをやめてみましょう。
なぜなら、人が1日にかく足の汗の量は平均して、両足でコップ一杯分にもなるといわれています。
日中だけ靴を履いているとしても単純に半分、靴や靴下・運動量などを考えればもっと上回っているかもしれません。
この分量の汗を、すべてとはいかないにしても大半吸った靴を毎日履くというのは、足のにおいを巻き起こしたい方のとる行動です。
朝になると一見乾いているかに見える靴ですが、毎日蓄積した湿気により、常に高湿度が保たれた状態に、においも増すばかりです。
とりあえずできることとしては、靴を何足かでローテーションする習慣をつけてはいかがでしょう。
靴箱に何足か並べて、右からでも左からでも、靴を取り出すたびにひとつずつずらして、常にいちばん端にある靴を明日の靴と決めておくと忘れませんよ。
女性は服装に合わせて毎日のように靴を変える方も多いですが、特に男性の仕事靴はそのように毎日履き替えるとだいぶにおいを抑えられます。
また、1度使用した靴は、すぐに下駄箱などにしまわず、翌朝、本日の靴を取り出すくらいまでは出しておきましょう。
さらに、お休みの日などには、屋外の日陰にその週履いた靴を並べてよく乾かすと効果がアップ。
軽装でお過ごしのあなたは、スニーカーなど丸洗いできる靴を毎日履かれるかもしれませんね。
洗うまでではなくても、布素材の靴であれば、1時間ほど強い日光にあてても良いと思います。
大切なのは、なるべく靴の中を乾かすことです。
また、履きつぶしかけの靴をいつまでも履かずに、頃合を見て新調した方が良いかもしれません。
対策その②・靴下にこだわる
今履いている靴下に何の疑問も持っていないというあなた。
足のにおいを助長させる靴下選びをしてはいませんか?
コットン100%の靴下は、肌触りが良くて気持ち良いですね。
しかし、コットンは高密度で通気性・速乾性にかけます。
化繊などとの合成繊維を使った靴下を選んだ方が、足のにおい対策に効果がありますので、ぜひお試しください。
そして、5本指ソックスは、足の間の汗を速やかに吸収してくれるので、快適性も高くおすすめです。
快適に過ごしているというリラックス感だけでも、よけいな発汗を抑えられそうですよね。
対策その③足のにおいの取り方にひと工夫
お風呂でシャワーを浴び、体を洗う流れでさっさっと足を洗っておしまい、それでは足のにおいはとれていないかもしれません。
翌日までにおいを持ち越してしまうと、靴ににおいが移って、またそれが足に移っての悪循環。
お風呂のお湯などを利用して足浴をしましょう。
ここでのポイントは重曹。
弱アルカリ性の重曹が、足のにおいの原因菌の酸性と中和することでにおいを除去してくれます。
1リットルのお湯に対して大さじ3の重曹を加えてよく混ぜ、できれば15分ほどの足浴が効果的です。
テレビなどを見ながらできるのであっという間ですよね。
重曹に何かを足すと、角質が取れて足がつるすべになる効果も期待できます。
それが何か、わかりやすく重曹足浴を解説した動画にその答も登場しますので、チェックしてみてくださいね。
足の臭いを消す方法☆重曹で臭い消滅!How to Get Rid of Smelly Feet
対策その④汗以外の原因を究明しよう
足のにおいは、何も汗だけが原因というのではありません。
たとえば足の爪をよく見てみてください。
きれいに切りそろえ、ケアは行き届いていますか?
すみずみまでいつも揃えて切り、入浴時に爪ブラシで爪と皮ふの間の汚れも取りましょう。
また、水虫の原因菌である白癬(はくせん)菌にもにおいの原因があるといわれます。
かゆみがない場合でも、早めに正しく治療しましょう。
足のにおいに有効なグッズ
足のにおいの原因は、汗などから発生した細菌・真菌が分解される過程でできる「イソ吉草(きっそう)酸」という物質が原因といわれます。
足では常に汗をかいたり垢が取れたりなどして、それを栄養にする微生物が増え、そうしてにおいの原因菌もイソ吉草酸もどんどん増しているのです。
足を清潔にし、靴を乾かすなどする方法をご紹介してきましたが、とどめにプラスアルファのグッズで足のにおいを根絶しましょう!
○靴の中敷
近頃は、消臭・抗菌機能のついた優秀な中敷がありますよね。
靴と靴下の間にこれがあるだけで、汗を吸ってくれるため、靴を長持ちさせることもできます。
こちらの靴の中敷きは、天日に干せば何度でも使えるので、経済的ですね!
○脱臭剤
靴に直接入れるタイプが便利です。
除湿機能の高い商品を選べばかなりの効果が望めます。
手作り系では、不要なストッキングに消臭効果のある炭を入れて靴の中へ入れておくのも良いかもしれません。
消臭効果のあるレモングラスのエッセンシャルオイルを1滴、ティッシュに垂らして靴の中に入れておくというのも効果があるようです。
この場合、揮発性が高いので、ティッシュを入れたら、アルミホイルなどでフタをすると良いそうですよ。
○靴乾燥機
靴に特化した乾燥機がいろいろなメーカーから出ています。
意外に安く、1台あると重宝しそうですね!
○制汗剤
足専用のものもありますが、ワキなど体用でも。
パウダー入りのスプレーは、足がさらさらして快適です。
足のにおいの管理はエチケットです
仕事で靴を脱ぐことなんかないから関係ない。
あなたはそんなふうに思っていませんか?
でも、そんな時に限って、会食のお誘いがかかり、そんな時に限ってお座敷のあるお店が選ばれたりします。
冒頭でもお伝えしましたが、においは一瞬で周囲の方の嗅覚に届き、一瞬であなたの清潔なイメージを壊してしまうかもしれません。
ある調査会社がインターネットで2000人の会社員女性に足のにおいについてアンケートをとったところ、実に7割以上の人が足のにおいが気になると答えたといいます。
これは自分自身もさることながら、まわりの人のことも指しているかもしれませんね。
そして、家族だから良いと自堕落な気持ちで放っておくと、特に女性陣からはあなたの評価が下がってしまいかねません。
気にしすぎることはないと思いますが、家族に対しても身だしなみを気遣えるあなたは、思いやりのある素敵な方として周囲の目に映ることでしょう。
まとめ
私の夫はふだん和装で暮らしています。
ですので、草履・雪駄というものを履き、足のにおいとは無縁なのです。
靴というものが、どれほど足のにおいを助長しているか、私は日頃から痛感しています。
特に女性は、冬場ストッキング・タイツなどの100%化繊のものを履いたり、ムレやすいブーツを履いたりする機会が多く、足のにおいについて深刻な悩みを抱えている方もいらっしゃいますよね。
靴のローテーションは、実際にとても効果があります。
若い方で経済的理由から、これ一足しかない、ということもあるでしょうが、帰宅したらすぐに乾燥、これだけでも違うと思います。
爪の中が汚いというのも意外と大きな原因になりますので、小さなことからコツコツとケアしていきましょう。
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。