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高齢者が熱中症を室内で起こしやすい理由を徹底解明!

こんにちは、吉川 百です。

高齢者が真夏の室内で熱中症を起こし、ひどい場合には死に至ったというニュースを、夏になると時々耳にします。

台風がきた時に補修を目的に屋根に上って転落されたり、水路を確かめに出かけて流されてしまったり、そんなご高齢の方の行動を報道で知るたび、どうしていつも同じようなニュースをやっているのに、同じ事故や不幸がくり返されてしまうのだろうと思うことがあります。

人生の大先輩に対して生意気であることを承知で言いますと、自分だけは大丈夫というお気持ちが根底にはおありなのではないでしょうか。

そのような自信を持たれることは、いろいろな場面で役に立つこともあると思いますが、これまでの多くの頑張りやご苦労により、ご自分では気づけない体力の衰えなどが、不測の事態を招くこともあります。

今回は、高齢者が室内で熱中症を起こしやすい理由をクローズアップ。

熱中症の症状を段階的に、予防法も詳しく、これを読んでいただければ、あなたの、そしてあなたの大切なご家族の熱中症対策は万全でしょう。

誰もが平等に少しずつ衰えていく体の機能。

これは今まで懸命に生きてこられた証しでもあります。

正しく知って受け入れ、避けることのできる「熱中症」をかいくぐって、厳しい夏の季節も元気に過ごしましょう!

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なぜ高齢者は室内で熱中症を起こすの?

高齢者の方が室内で熱中症を起こしやすい理由をまとめました、ぜひご覧ください。

  • 加齢により、体温の調節機能が落ち、汗の量が減ることから熱が体にこもりやすい。
  • お手洗いの回数が気になる・喉の渇きを自覚しにくい、などの理由から水分摂取を控えてしまい、体の水分が不足する。
  • 栄養不足・運動不足によって、体の水分保持に必要な筋肉量が低下している。
  • 体の冷えが気になる・節電意識が高い、などの理由からエアコンをはじめとした冷房機器を使わない。
  • 室内では熱中症の症状がゆっくり進行するため、熱中症への意識が低いと、気づいた時には重症化してしまう。
  • 高齢者だけの世帯・一人暮らしなどで、周囲に熱中症対策を気にかける人がいない。
  • 自分だけは大丈夫だと、頑固に対策をとらない。

お茶を飲む

以上のことをまとめてみますと、ご高齢の方が熱中症を発症し、また悪化させやすい理由は次の4つに大別されるのではないでしょうか。

①体の機能低下

皮膚感覚自体が後退しているということも大きく関わっています。

若い頃に比べて、暑さに対して鈍感になりがちですので、気候に合わない厚着をしてしまう場合も。

②体の機能低下に対する無自覚・無関心

たとえば耳の聞こえが悪くなった、とか関節が痛む、といった症状は自覚しやすくても、ホルモン変化・血圧の上昇・一部の内臓の衰え・筋肉量の低下などは自分ではわかりにくいものです。

よほど、率先して知識を得ようとか検査しようとしない限り、不調に気づかないまま見過ごしてしまうことも多いでしょう。

③生活形態・環境

たとえば高齢のご夫妻だけの家庭であった場合、長年をかけて築いてきた生活のリズムなどもあるでしょう。

仮にどちらかお一人だけが関心を持っても、なかなか対策を実行しようという気にならないかもしれません。

ニュースで熱中症の現状を知り話題にしたくても、もともと夫婦間の会話が乏しくなっていたりすると、よし話そうとはならずうまくいきづらいものですよね。

そうしているうちに、危機感が薄れていってしまうということは、危機管理ではよくある例なのではないでしょうか。

一人暮らしであればなおさら、周囲の方々からも情報からも疎遠になる恐れがあります。

④熱中症の怖さや対策について知っていながら、心理的状況がそこに向かわせない

十分な知識がありながら、手をこまねいているという場合がありますし、もうひとつには、自分はまだまだ若いという過信もないとは限りません。

あなたご自身、そしてあなたのご家族は、以上のような環境の中で、すぐにとれるはずの対策をとりそびれていたりしませんか?

おばあちゃんの手

心疾患をお持ちの方へ

人は暑い環境に身をおくと、体温が上がります。

そのため皮ふに血液が向かいやすく、心臓に戻る血液量が減ります。

これはどの年齢層でも同じなのですが、年齢を重ねることによって血液量自体が減りますので、高齢の方はさらに心臓に戻る血液が減ることとなり心機能が低調になります。

もともと循環器に疾患のある方は、不調を自覚した時には手遅れという事態を招きかねませんので、特に警戒が必要です。

熱中症ってどんな症状?

熱中症はその症状の程度を段階別に示しています。

度(比較的軽度の状態)の症状

  • めまい
  • たちくらみ
  • 生あくび
  • 大量発汗

これらの症状に対しては、まず涼しい所に移動し、場合によっては首・わきの下・背中などを冷却シートなどで冷やします。

それでも改善しなければ、医療機関で診察を受けます。

2度(比較的深刻な状態)の症状

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 倦怠感

これらの症状が見られる場合は、すぐに病院へ。

度(深刻な状態)の症状

  • けいれん
  • 意識障害

この時は救急に通報してください。

すぐに入院となる場合が多いです。

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!高齢者の方が気づきにくい、脱水症状の確かめ方!

自覚していなくても進行している恐ろしい脱水症状

体に必要な水分量がいつのまにか足りなくなって熱中症を引き起こします。

水分が足りているかどうか、以下の方法で習慣的にチェックしてみてください。

□手が冷たい

□舌やわきの下が乾いている。

□腕の皮ふをつまんでみて、山の形が3秒以上戻らない。

いかがでしたか?

症状を発見したら、あなたはもう今「隠れ熱中症」です。

すぐに予防・対策を始めてください。

口の中のチェックのしかたをわかりやすく解説している動画をご紹介しますのでぜひご参考に。

高齢者の熱中症対策 口腔ケアチャンネル 030

熱中症を予防するには?

熱中症予防は簡単にできますし、何より大切なのは心がけることです。

常に意識を働かせることで防げるものですから、ぜひ今日からお取り組みください。

  • 1日8回を目安に、タイミングを決めて水分補給をする(のどが渇いているいないは関係ありません)。
  • 入浴中にも注意が必要なので、その前後にはたっぷりと水分補給を。
  • 就寝中にも注意、枕元には飲料を用意し、お手洗いに起きた後などに補給をしてください。
  • 室温に対する意識を高めるため、見やすい温度計・湿度計・熱中症形などを部屋に置く。
  • どんなに高くても、室温が30度を超える前にエアコン・除湿機・扇風機などを使って室温を下げ、28度前後の温度を保つ。
  • 通気性の良い、涼しい服装を心がける。
  • 筋肉の衰えが水分保持の妨げになるため、良質なタンパク質を摂り、適度な運動をして筋量アップをしましょう。
  • 周囲の方が気をつけてさしあげ、声かけなどを積極的に。
  • ご自分の体力の低下と真摯に向き合われ、熱中症になりやすい年齢である自覚をお持ちになること。

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お水でもお茶でも、今は安価に宅配してくれるサービスがいろいろあります。

ネット通販で購入すれば、自宅まで届けてくれるので、重たいものを持てなくても安心ですね。

災害対策としても役立つため、いつも備えておき、必ずのどの渇きを自覚する前に口にしましょう。

お手洗いが気になる方は、ごく少量をこまめにおとりになれば良いでしょう。

エアコンについては、近頃は体が冷えないような工夫のある商品が多く出ています。

もったいないという理由で控えておみえならば、今のエアコンは節電機能がたいへん優秀です。

ご自分のため、ご家族のために、必要な出費としてわりきって賢くお使いください。

筋肉量増加というのは、熱中症に限らず、あなたの健康のためにたいへん役立ちます。

血行を促し、内臓全体の機能を高めるのです。

ぜひ鶏肉・大豆・豆腐・乳製品などから積極的に摂取し、無理のない範囲での散歩や踏み台昇降など、適度な運動もお忘れなく。

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まとめ

熱中症対策は、高齢者問題全般とも通じる問題をはらんでいると私は思います。

周囲、とりわけ子供以下の若い層とのコミュニケーション不足から、昔の常識などの思い込みが拭えないまま、現在の過酷な自然環境への対応が遅れている場合があるからです。

ご家族をはじめ、ご近所にご高齢者のみでお暮らしの家庭のある方は、できる範囲で積極的に交流をはかりましょう。

思いがけず、ためになって面白い昔話や生活の知恵を聞けることがあります。

ご高齢者」のあなた、年齢上は高齢者という枠に入れられてはしまいますが、あなたは私たちの世代に、現在の社会環境を引き継いでくださった貴重な大先輩です。

若い層のあなたは、ご高齢者に社会の知恵袋としての視線を向けましょう。

守ってさしあげなくてはなりませんが、単に弱者としてとらえるのはいかがなものでしょうか。

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2010年には、年間1745人の方が熱中症で亡くなったという報告が残っており、そのうち80%が65歳以上の高齢者だったそうです。

高齢の方がお手洗いにあまり行きたくない理由はいろいろでしょうが、ご自宅のものが、使用しにくいお手洗いであるということはありませんか?

水周りのリフォームは、介護が必要な度合いに応じて、また予備対策としても、自治体から助成が受けられることが多いようです。

高性能の冷房機器などもそうですが、子世代がハード面からもケアしてさしあげる必要も感じています。

水分補給や服装への注意喚起とともに、ぜひご一考ください。

最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。

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