こんにちは、みっつです。
一国一城の主。
この言葉に憧れ、サラリーマン生活から独立して、起業する方を多く見かけます。
一国一城の主を目指すのはシニア世代でも同じことで、様々な業種で起業を目指しています。
しかし、シニアが起業を目指した際に失敗してしまう、共通の理由があるのを、あなたはご存知でしょうか?
もしかしたら、あなたは起業をしてみたものの、思い通りの成果を出せていないのかもしれませんね。
20代で起業して、20年以上一国一城の主として過ごしてきた私は、同じように起業を目指す人に何とか成功して欲しい!
そして長い間、一国一城の主として活躍して欲しい!
そのようにずっと願ってきました。
そこで今回は、シニアが起業したのに失敗してしまう5つの理由を取り上げて、どのようにすれば起業に成功するかをご紹介します。
■目次(クリックすると飛びます)
シニアが起業に失敗した5つの理由
それでは早速、シニアが企業に失敗した5つの理由をご紹介しますね。
- 過去に所属していた会社の人脈を当てにし過ぎる
- 過去に成功を収めた体験にこだわり過ぎる
- 横柄な態度をとってしまう
- 過去に所属していた会社名を名刺に入れる
- 初期投資にお金をかけ過ぎる
以上がシニアが起業に失敗する、5つの理由になります。
次に、それぞれについて解説しますね。
過去に所属していた会社の人脈を当てにし過ぎる
どんな仕事でも、人脈というのは大きな武器になりますよね。
それはシニアが起業した時にも同じことが言えます。
やはりあなたも、それをあてにしているかもしれませんね。
それは、自然な流れであると私も思います。
しかしながら、過去の会社での人脈というのは、その会社に所属しているからこそなのです。
その会社に所属していたから、お付き合いが出来ていたという事が非常に多いです。
あなたがその会社を退職した時点で、それはあなたの思っていたほど、強固ではなくなると考えておいてください。
私の経験からすると、あなたが過去の職場に起業の挨拶に行った場合に想定される元同僚の反応は
『起業したのはわかった!でも、今は取引は難しいな。』
といった感じでしょうね。
過去に大成功を収めた体験にこだわり過ぎる
これは、長い間サラリーマン生活を送ってきたシニアが陥りやすいパターンですね!
長いサラリーマン人生の中には、1度や2度は仕事で大成功をした経験を持っているのです。
あなたも思い浮かべてください・・・ほら、やっぱりありましたよね!
しかし、その大成功が20年も30年も前の話だとしたら・・・
あなたは、その大成功が今でも通用するとお思いですか?
そうなんです、2,3年程度ならまだしも、昔の成功例は残念ながらほぼ通用しません。
過去の大成功にこだわり過ぎるシニアは、通用しなくなった大成功のおかげで、多くが大失敗してしまうのです!
横柄な態度をとってしまう
これは、それなりの役職に就いていたシニアが、とってしまう事が多いですね。
例えば、あなたが過去に部長さんであったとして、起業しても部長さんのままの気分でいたとします。
そして部長時代に部下に対してとっていたような横柄な態度を、ついついお客様にとってしまう。
でも、そんなあなたを周りは
信頼も薄い従業員がたった1人だけの名ばかりの横柄な社長さん。
みたいに思われている可能性が高いです!
こんなあなたでは、あなたもお付き合いしたくないですよね(笑)
これでは信頼を得ることは難しく、起業に失敗してしまうでしょう。
過去に所属していた会社名を名刺に入れる
大手企業に所属していたシニアが、起業した際にやってしまいそうな事ですね!
それは、大手企業に所属していた事が誇りであるからの事なのでしょうか。
起業した際に、会社名を入れた場合のメリットってどんな事があると、あなたはお思いになりますか?
私は名刺に所属していた会社名を入れても、メリットは少ないと思います。
たまたま同じ会社に所属してした人と、出会った場合には良いかもしれませんね。
それなりには話が弾んで、仕事もうまくいく可能性もあるでしょう。
しかし、それ意外のケースでは
『前の会社名を入れる意味がわからない』
といった感じで、良い印象は持たれないでしょうね!
初期投資にお金をかけ過ぎる
初期投資に多くのお金をかけられるのは
- 今までの貯金を取り崩した
- 銀行をはじめ、どこからか借り入れをした
といった事が考えられますが、借り入れする事で初期投資にお金をかけられた、というパターンが多いようです。
借りたお金は返済しないとなりませんので、事業計画も無理なものになりがちです。
順調な事業計画を作成しないと、お金も借りられないでしょうし。
そのため無理な返済計画を立てるケースが多く、資金面の無理がたたって起業に失敗してしまうシニアが後を絶ちません。
シニアが起業に失敗する共通点とは
シニアが起業に失敗した5つの理由をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
あなたに当てはまりそうな事があったでしょうか?
失敗例には、起業で成功するためのヒントがたくさん隠されています。
そこで、シニアが起業に失敗例から、成功法則を考えてみることにしましょう。
失敗例には共通点があった!
失敗してしまうには共通点があるのを、あなたはお気づきになりましたか?
少し考えてみてくださいね。
・・・
・・・・・
思い浮かびましたか?
シニアが起業に失敗した例の多くの共通点とは
経験が邪魔をしている!
という事なのです。
シニアが起業に失敗してしまう5つの例のうち
- 過去に所属していた会社の人脈を当てにし過ぎる
- 過去に成功を収めた体験にこだわり過ぎる
- 横柄な態度をとってしまう
- 過去に所属していた会社名を名刺に入れる
の4つは全て、過去の経験を引きずってしまい、失敗してしまっているのです。
シニアが長年の社会人として生活してきた中で、苦労に苦労を重ねて積み上げてきた経験。
それは何物にも代えがたい財産と言えます。
あなたも、苦労に苦労を重ねて積み上げてきた経験が、数多くあると思います。
しかしながら、起業する場合にはその経験が邪魔をしてしまう事もあるのです。
シニアが起業に失敗した例から成功するためのポイントを学ぶ
シニアが起業に失敗した例の多くの共通点が、経験が邪魔をしているという事であれば、経験が邪魔するような事がなければ、成功に近づくと言えます。
そこで、失敗した例から成功法則を考えてみることにしましょう。
失敗例から導かれた3つのポイント
同世代であるシニアの方に、私が経験上必須であると考える3つのポイントをご紹介します。
その3つとは
- 過去の実績や栄光を捨てる
- 素直に意見を聞く
- 新しいことに積極的にチャレンジする
になります。
次に1つ1つ解説していきますね。
過去の実績や栄光を捨てる
あなたは長い社会人としての経験で、多くの実績や栄光を手に入れてきたかもしれませんね。
それが起業した上で活かされる事もありますが、それはもう過去の事なのです。
起業をしたという事は、また1から始まるという意識に変えてみてください。
残念ですが、今まで積み上げてきた実績や栄光を捨てる事も必要です。
素直に意見を聞く
社会人としてのキャリアが長いあなたは、得てして他の人の意見に耳を貸さない可能性があります。
相手が若い人であれば、特に内心で
『まだキャリアも浅いのに・・・』
なんて思ってしまうかもしれませんね。
しかし、私が接してきた伸び盛りの人は、シニアであっても若い人の意見も素直に聞いて自分に取り入れていく柔軟さがありました。
あなたも是非、素直に意見を聞く事を心がけてくださいね。
新しいことに積極的にチャレンジする
シニアが企業に失敗した5つの理由でもご紹介しましたが、過去の人脈や体験は通用しない可能性が高いです。
ですので、新たな人脈を作ったりといった、新しいことに積極的にチャレンジできるかが、起業で成功するためのポイントとなります。
新しいことのチャレンジするのは、とても勇気がいる心身ともに疲れる事です。
でも大丈夫、起業したバイタリティがあるあなたなら、きっと出来るはずです!
長い目で見てくださいね!
私の経験から、もう1つアドバイスをさせてください。
それは
長い目で見て欲しい
という事です。
一国一城の主を目指して起業したからには、やはり売上が欲しいですよね。
そこで、人脈を頼ったり、友人、知人、親類にも挨拶に行ってお願いをする。
あなたも1度や2度は行ってきたかなと思います。
その結果はいかがですか?
・・・
思い通りにはいっていないのではないでしょうか?
前述したシニアが起業に失敗する5つの理由
で紹介させて頂いた、過去の職場に起業の挨拶に行った場合に想定される元同僚の反応
『起業したのはわかった!でも、今は取引は難しいな。』
を思い出してください。
このような反応の中には
今は取引は難しいけど、将来的には検討するよ
始めたばかりでは任せるのは不安だから、少し様子を見てからにしよう
といった意味合いが含まれている事も少なくありません。
私の場合、起業してから数年経ってから連絡が来て、取引が始まったケースは少なくありません。
肝心なのは、あなたが起業したという事を1人でも多くの人に知ってもらう事なのです。
そして相手の機が熟したら、あなたの事を思い出してもらえるように、定期的に連絡をする事が重要です。
連絡を取る手段としては、手紙やメールが押し付けがましくなく良いですね。
月に1回程度、メルマガのような感じで一斉に配信するような形で良いでしょう。
中を読んでもらえれば良いですが、あなたの事を忘れさせない事が最大の目的です。
何かあればあなたを思い出してもらえる様に、内容も売り込み感が少ないほうが好まれるでしょう。
まとめ
シニアが起業して失敗してしまう5つの例、そして成功する3つのポイント、いかがだったでしょうか?
もしかしたら、あなたにとって、耳の痛い話だったかもしれません。
しかしながら、起業して成功するためには必要な事ばかりです。
曲がりなりにも20年以上自営業としてやってきた私は、同じ仲間が1人でも多くなるように願っています。
この記事があなたの参考になれば、これ以上嬉しいことはありません。
最後までお読み頂いたあなたに大感謝!みっつでした。