こんにちは、吉川 百です。
子供って、本当に水遊びが好きですよね!その水に、カラフルな色が加わったら無敵と言えます。
うちの小さな娘たちは色水遊びが好きすぎて、毎晩お風呂の中でもやっています。
ときには
「何でそこまで夢中になって遊べるのだろう・・・。」
などと思う事もあります。
しかし、一緒になって遊んでみると、本当にこれが楽しいのです。
胸がわくわくして、楽しくて、探究心をかきたてるもの、これが子供にとって悪い影響があるはずがないですよね。
そこで今回は、色水遊びスペシャル。
楽しい色遊びのねらいや遊び方・作る材料についてご紹介します。楽しいだけでも十分なのに、子供の発達を促すおまけつき!
あなたは、お子さんにどんな人に育ってほしいですか?
「室内でのゲームばかりやっていて、悪い影響がないか心配だ」
と思われているお父さんお母さんにとって、参考にしてもらえるのではないかと思います。
■目次(クリックすると飛びます)
子供に色水遊びをさせるねらい
「ねらい」というと、少し戦略的な感じですが、色水遊びに集中すると、結果的にこんないいことがありますよということなんです。それは
- 色彩感覚を身につけられ、色彩によって感受性を養う
- 創造性・自発性を養う
- 科学的興味を高める
- 自然に関する知識を身につける
となります。
色彩感覚を身につけられ、色彩によって感受性を養う。
色っていろいろあってきれい、という感想を持つだけで子供の心は動きます。
その動きがまずすばらしいということと、色が心にもたらす影響から、脳や感覚が刺激されて感受性が豊かになりそうです。
赤であれば発奮するような感覚・青は鎮静する感覚・黄色やオレンジはたのしく温かい感覚、見えないところで子供の情操教育に一役買ってくれるのです。
創造性・自発性を養う
色のついた水があるだけなのに、子供はいろいろな遊びを発案しだします。
これは他の遊びでもあることなのですが、色水遊びには特に顕著だと思います。
子供たちが発想を膨らませて色々な遊びを思いつくのは、形も色も自由に変えられる水ならでは、といった感じですね。
科学的興味を高める
色同士を混ぜた時の変化、アルカリ性・酸性・中性の水と色水を混ぜた時の変化など、年長~小学生くらいになると、科学実験を織り交ぜた色水遊びもできます。
水の性質によって色が変わる不思議を通じ、科学に対する興味を養います。
自然に関する知識を身につける
植物を採集してにおいを嗅ぎ、その季節性や花・葉のつき方・名前など、遊びから自然に関する知識を蓄えられます。
色水を使った遊び方
色水は作るだけでも十分に楽しいのですが、遊びの天才のお子様たちがここで終わりにするわけもなく、遊びはどんどん展開します。
はじめの提案をささやかにしてあげれば、あとは子供の自由な発想で遊ばせてあげましょう。
今回は、
- おえかき&工作
- ジュース屋さんごっこ
- 色つきシャボン玉
の3つをご紹介します。
その1・おえかき&工作
これは間違いがありません。
絵の具などの発色と違い、濃さや鮮明さには欠けるのですが、自然でやさしい色合いが、いつものおえかきと違うムードを誘って良いです。
また、お外でやれば、なお盛り上がります。
作った色水をそのまま筆や指につけて紙に描きましょう。
色水で描いた模様に葉っぱなどをくっつける、なんて事をしてみると、一層楽しく遊べますよ!
花の絵を描いて、葉っぱは本物を貼り付ける、といった感じ。
あとは、薄いおえかき用紙などを色水に浸して色をつけ、乾かしたらちぎってちぎり絵にしたり、お花を作ったり、染めた紙で工作するのもおすすめです。
おじいちゃん・おばあちゃんへプレゼントすれば、喜ばれること間違いなしですね。
その2・ジュース屋さんごっこ
これも間違いがありません。
注意していただきたいのは、始めたら最後、なかなか終わってくれないことです。
そして、夢中になって口の中に入れてしまう可能性もあるので、材料は食紅を使うと安心ですね。
重宝するのはプリン・ゼリー・子供用乳酸菌飲料などの空きカップと空きペットボトルです。
このプラスチックカップは、おままごと・土遊び・簡易昆虫採集など、子供の遊びにしばしば登場しますので、必ずとっておきましょう。
そして、色水を色別にペットボトルに作ったら、あとは大きな声で
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、おいしいジュース屋さんですよ」
とあなたが発すれば、お子さんはジュース屋さん遊びに夢中です。
それさえできたら、あとは子供たちがジュース屋さんになったりジュースを買ったり、どんどん自分たちで進行します。
ダンボールの空き箱などでジュースバー屋台をざっくり作れば(この作成にもぜひ子供を参加させましょう)大盛り上がり。
厚紙の切れ端でお金を作ってお金のやりとりごっこを足すこともできますし、他の材料で食べ物も工作すれば、お店にもメニューが増えます。
その3・色つきシャボン玉
これも間違いがあるはずがありません。
色がついていなくても、とりつかれたようにシャボン玉遊びに熱狂する子供たちですが、色などつけたらものすごい喜びようです。
濃いめに出した色水と、シャボン玉水を混ぜ合わせるだけ。
あとはいつも通りに吹いて遊びましょう。
また、黒い紙などにシャボン玉を吹きつけると、はじけた形に色がついてとてもきれい。
子供たちが夢中で吹きつける姿がかわいいです。
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色水を作る時に使う材料
色水を作る時に使う材料について、ご紹介しますね。
- 絵の具・食紅
- 植物
- 番外編
色水は、使って遊ぶ用途によっても選ぶ材料が変わってきます。
1・絵の具・食紅
はっきりした色を出してのおえかきが目的であれば、やはり絵の具で濃い色を出すのが良いでしょう。
ジュース屋さんの章でも触れましたが、口の中に入れてしまう可能性がある遊びの場合は、食紅の利用をおすすめします。
2・植物
お外で遊ぶとき、口に入る恐れのある時、自然学習目的のある時、癒しの時間が欲しい時には、植物を用いることをおすすめします。
そこで、色水に使える植物を以下にご紹介します。
- オシロイバナ(赤)
- ホウセンカ(赤)
- アサガオ(赤紫・青)
- サルスベリ(ピンク)
- ツユクサ(青)
- ヨウシュヤマゴボウ(赤) 実を使ってください(毒があるので食べてはいけません!)
- マリーゴールド(黄・橙)
- ニチニチソウ(赤)
オシロイバナは水につけておくだけで濃く色が出ますが、あとはつけておくだけでは薄い発色のものが多いです。
すり鉢かそれと同じ効果のあるもので花弁などをこすって水に出すか、ビニール袋に水と合わせて入れもんでいくと濃くなります。
ここで保育園でかわいく色水遊びする子供たちの動画で癒されながら、色の出し方・紙への色の移し方をご覧ください。
3・番外編
これは毎晩わが家でやっている色水遊びですが、発泡性の入浴剤を使います。
入浴剤を砕くか、粉末のものはおままごと用のお皿にあけておきます。
身体などを洗い終え、私が髪を洗ったりしている間に、子供はペットボトルに入浴剤で色水を作ってジュース屋さんごっこ。
いろんな種類を混ぜ合わせることは避けていただいた方が良いでしょうが、発泡性のものですと、サイダーになるのでジュース屋さんの幅が広がります。
色は多種類作れませんが、ペットボトルを何本か用意し、濃度を変えるといいですよ。
ただし、発泡性の場合、ペットボトルのフタを強くしめるのはやめましょう。そして、夢中になって飲んでしまわないように注意してくださいね。
⇒朝顔で楽しい色水遊び!簡単な作り方と子供が大喜びの3つの遊び方!
⇒色水を朝顔で作って遊んでみた!子供と出来る作り方遊び方を伝授!
まとめ
色水遊びについてのあれこれ、いかがお読みいただいたでしょうか。
うちは意図してというより自然の流れで、おえかき・読書に使う時間が多い子たちになっているのですが、近頃このたいせつさを実感しています。
色水遊びは、色を使うことと物語が発生するという点で、おえかき・読書に通じる豊かさを感じる遊びなんです。
想像力と自発性は、子供の成長にとって何より大切なものだと私は考えています。
それさえあれば生きていけるといっても過言ではないかもしれません。
この色とこの色を混ぜたらどうなるんだろう、という小さな疑問、これを抱くことがまず大事ですし、すぐにその実験を自分の手で行うことによって行動力を促すことができるので、頭でっかちにもなりません。
保育園や小学校でも、その可能性に着目して、積極的に色水遊びを取り入れているところもあるのだとか。
とにかく手軽にできますので、色水遊びをぜひあなたのご家庭でもやってみてください。
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。