こんにちは、吉川 百です。
もともとはお魚をよく食べていた日本人ですが、近頃はお肉の方が需要が多いそうですが、あなたはいかがですか?
魚の良質な脂は血液の質を良くするそうですし、ぜひどんどん食べたいところです。
しかし、魚といえばあの独特な臭み。
下ごしらえで防ぐ方法もありますが、防げるのも限界がありますよね。
わが家の幼い娘たちは、お刺身が大好きで、まぐろの切り落としなどを時々食べては喜んでいます(家計の都合上!)。
しかしながら、ひとたび切り身で調理すると、なかなか食べてくれないものも多くあります。
フライなどにすればいいのですが、いちばんおいしい塩焼きや煮付けなどは、種類によっては全く口にしなくなります。
生命を頂戴しておいて臭いというのもお魚に失礼なのですが、お魚好きになるための導入としてはあの臭いをなんとかしたいところ。
そこで今回は、なんとフルーツの臭いがすることで人気急上昇しているフルーツ魚についてお話しします。
魚の臭いが苦手でこれまで手を出せなかった方には、たいへん有意義な話題となっています。
魚好きの私が太鼓判を押す、健全な方法で魚の臭みがとられた「フルーツ魚」の秘密を大公開。
その種類や、フルーツの匂いがする謎に迫ります。
■目次(クリックすると飛びます)
フルーツの匂いがする魚の種類
フルーツの匂いのする魚、そんなにはないだろうとお思いのあなた、驚くなかれ、現在すでに日本中でその姿、いえその匂いをかぐことができるのです。
どんなものがあるのか、次にご紹介致します。
みかんブリ
全国的回転寿司チェーン店「くら寿司」が独自に開発したみかんの匂いのするブリ。
みかんの皮・果汁を餌に混ぜ、それを食べさせた養殖ブリからはみかんの爽やかな香りがするのだとか。
通常のブリに比べて、1,5倍の売り上げを誇っているというので驚きです。
みかん愛たい
餌の中にみかんの果皮・いよかんオイルを混ぜ込んで育てた鯛といいます。
通常でも淡白な味が魅力の鯛を、さらにさっぱり、しかも風味豊かにいただけますよね。
あたたハマチtoレモン
広島産のレモンを餌に混ぜて育ったハマチ。
ゆずブリ王
鹿児島県の特産。
果皮と果汁を10%餌に加えて、20~30回与えるという徹底ぶりで人間が感知できる20倍の「ゆず」を体に蓄えたブリだそうです。
伊勢まだい
海藻・かんきつ類・茶葉などで臭みを消したマダイ。
脂肪が少なく、ビタミンが多いという、ほとんと健康食品ですよね。
オリーブハマチ
オリーブの葉の粉末を餌に配合されて育ったハマチです。
肉が酸化しにくいというメリットがあるほか、さっぱりとした味わいを実現しているといいます。
かぼすヒラメ
かぼす果汁が餌に含まれていることで爽やかな味わいを増したヒラメ、おいしそうです。
におわない魚も食卓に!
大人気のフルーツ魚ですが、においのしない魚があるのをご存じでしょうか。
ここではその「におわない魚」をご紹介します。
それは近畿大学の研究グループが開発した養殖魚です。
気になるこの魚の特徴を挙げていきましょう。
- 脂のノリが通常の2倍以上ある
- 餌に含まれていた4~6割ほどもあった魚粉の割合を28%にまで削減、魚臭さの低減に成功している
- さらに餌に大豆カスなどの植物性タンパク質、うまみ成分のチキンミール、脱臭効果の高い茶葉などを配合した
- 以上の努力により、内臓に近く本来は非常に魚臭いお腹の身の部分の臭いもなくなった
このような努力によって、魚臭いことが理由で買い控えをしていた消費者の気持ちを取り戻しつつあるというのですから、すごいですよね。
たしかに、お魚を買うと、冷蔵庫中が臭うこともありますし、何とか下ごしらえをしようと湯通しなどをしているうちに脂が落ちてしまったり、悩みはいろいろありました。
先ほどご紹介したフルーツ魚も、人によっては好みではない場合があるかもしれません。
こちらの臭いを抑えたお魚であれば、多くの方に支持されそうですよね。
近畿大学が開発した『におわない魚』が食卓で人気!! エサ工夫、フルーツの香りがするぶりも!?
https://youtu.be/00KkfQCeIjw
なぜフルーツ魚といった臭わない魚が人気?
お寿司に塩焼き煮付けと、日本人はもともとお魚料理が大好きですよね。
しかし、食の欧米化が進む中で、魚よりもお肉の人気が上回っている現実があります。
外食産業でも、お魚を扱っているお店よりも、お肉主体のお店の方が多いように感じませんか?
ある調査によると、日本人1人あたりの魚介類消費量は、2001年を境に肉に逆転されたそうです。
1年あたりの各人の消費量は、ピーク時の27キロから13キロも減っているのだとか。
回転寿司などは変わらぬ盛況ぶりなので、聞くと意外な気がするこの事実ですが、家庭でほとんど魚を食べないということになれば納得の数字ですよね。
原因のひとつは、やはりその独特の臭いを調理で克服できない点、その手間が大変なわりに、効果がなくてお料理がいやになるという主婦の方も多いかもしれません。
そして、食卓に上る回数が多くなると、子供たちもお肉の方が身近になってしまい、お魚を敬遠しがちになるという流れができてしまうでしょう。
身体のことを考えれば、肉よりも魚を多く摂った方が良いのは明らかなようです。
今回ご紹介したフルーツ魚・におわない魚などを上手に食生活に取り入れて、健康増進をはかりましょう。
まとめ
わが家は小さい子供がいるわりには、お魚が食卓に上る回数が多いかなと思います。
しかし、お肉に比べて子供たちが食べ進まないのが現実です。
理由はやはりにおいと骨。
臭いし、面倒くさいと言われてしまいます。
お魚の生命をいただいてご飯にしているんだと説明するのですが、幼いゆえになかなか理解されません。
お魚、かわいそうねえ、などと言いながら平気で残してしまいます。
あたりまえのように身近にあった食材が、ここのところの気象の変化などで、だんだんいただきにくくなることなども考えられますから、フルーツ魚のような養殖のお魚には希望が持てますよね。
通常のお魚よりも1割程度は値段が高いといわれるフルーツ魚の数々ですが、家族がおいしく残さず食べてくれて健康維持に役立つのなら、まったく高価ではないかなと思います。
あなたもスーパーやお寿司屋さんで見かけたら、一度召し上がってみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。