こんにちは、ヤモリんです。うさぎを飼っている人の中には、うさぎの赤ちゃんを増やして育てたいと思う人もいれば、増えたら困るという人もいますよね。
我が家でも最初は1羽のオスを飼っていましたが、子供を産んで欲しいという衝動が抑えられず、メスを買ってしまいました。
そして、いざ子供が生まれてみると・・・
それがすご~く可愛いんです!
もし妊娠し子供が生まれたなら、大切に育ててあげたいというのが飼い主の気持ちですよね。
そんな方に向けて今回は、うさぎの妊娠の期間や特徴的行動、偽妊娠(にせにんしん)をご紹介します。
産ませたい人も、増えたら困るという方も是非参考にしてください。
■目次(クリックすると飛びます)
うさぎの妊娠の期間ってどれくらい?
うさぎは1年中発情期があります。正確には、2週間の発情期と2日から4日程度の休止期間を1年中繰り返すのが特徴です。
生まれてから5~6ヶ月後から妊娠・出産をし、5歳頃まで出産を続けることが出来るそうです。
ちなみに、うさぎは1回の出産で3羽から6羽を産みます。我が家でも3回出産をしましたが、5羽、6羽、7羽でした。
うさぎは、1年で何回妊娠できるのかという質問を知り合いからかなり聞かれますが、
『目安は40日起きに、一年中妊娠と出産を繰り返すことが出来る』
ということが答えです。我が家では、9月、11月、1月と連続3回出産しました。驚きの体力と生命力ですよね!
妊娠期間は、28日から32日です。
獣医さんからは35日を過ぎたら異常妊娠か死産の可能性があるので連れてきてくださいと言われました。
でも私は、昼間は仕事に出ているため、何時妊娠(交尾して受精した)したかが中々特定できません。
もちろん、交尾を目撃していれば推察は出来ますが、目撃していないと何時が起点かを判断することは難しいですよね。
妊娠する確立は1回の交尾で約50%、2回の交尾を連続ですると確立は飛躍的に高まりほぼ100%と言われているそうです。
うさぎが妊娠した時の特徴的行動
うさぎが妊娠した時の特徴的な行動があります。
下記の行動を目安にすると交尾を目にしていなくても、妊娠していることに気付きやすいと感じますよ。
- メスがオスの交尾を嫌がる
- 体や食欲に変化
- 巣作りをする
次に上記3つについて解説していきますね。
1.メスが交尾を嫌がる
オスとメスの相性が良く健康なうさぎのカップルであれば、まず間違いなく交尾を繰り返します。
でも、それまで交尾を繰替えしていたのに、急にメスが交尾を嫌がるようになるんです。
妊娠前か妊娠初期であれば、メスが機嫌が悪くても多少逃げ回る程度です。
オスはメスの背中の毛を噛んで押さえつけて(背中を噛むので毛がむしられる)交尾をします。
しかし、妊娠から一定期間経つと、それまでとは大きくメスの態度が異なってくるのです。
極度に逃げ回る様になり、悲鳴を上げてオスを威嚇する様子が見られます。この様な行動が有ったら妊娠している可能性を疑った方が良いですね。
2.体や食欲に変化
うさぎは交尾して受精したら約1ヶ月で出産を迎えます。お腹の当りが気持ち膨らんだように見えます。
ただ、これは毛並みや個体によっても異なる様です。
我が家のメスはライオンドワーフで毛がフカフカの割には、毎回お腹が膨らみます。
また、
- 水を今まで以上に飲むようになった
- 喜んで食べていた餌の減りが早まったり遅くなった
といった、食欲の変化も感じられるケースもありますが、これも妊娠のサインです。
3.巣作りをする
この巣作りが一番妊娠を発見する際に気付きやすい行動です!
メスうさぎは、出産の1週間から10日程前になると、赤ちゃんを産むための巣作りを開始します。
その際に、自分の毛をむしります。お腹や足の毛が急に薄くなり、明らかに禿げた様な状態になります。
歯で毛をくわえてむしるため、口が届く場所の毛が無くなりますので直ぐに気付くはずです。
また、小屋の中に巣箱(木の箱等)を入れておくと、中にむしった毛が固まりで残っていますので、これが巣作りの特徴とサインです。
出産が近付いたら、巣箱の中に多くの干し草を敷いてあげます。それでも毛は抜いてしまいますが、干し草が多いと多少、毛の抜き方が緩まる様に感じます。
偽妊娠ってなに?
メスのうさぎを飼っていると、偽妊娠(にせにんしん)という言葉を耳にする事があると思います。
正常妊娠と偽妊娠の違いは、交尾をする環境に無い(メスしか飼っていないか、オスと接していないので交尾は有り得ない状態)なのに
- 巣作りをする
- イライラや、警戒心が強くなる
といったような行動が見られた場合です。
次に、それそれについて解説していきたいと思います。
1.巣作りをする
正常妊娠の際には出産の1週間から10日程前から巣箱を本能的に作ることをお伝えしましたが、偽妊娠でも巣箱を作ります。
毛をむしって巣箱に自分の毛を敷きつける行動をするのです。正常妊娠同様に毛をむしりますので、胸や足等の口が届く場所の毛が禿げてしまいます。
メスだけで飼っているのにこの様な行動が見られた場合には偽妊娠を疑った方が良いですね。
2.イライラや、警戒心が強くなる
正常妊娠でもこのイライラは見られます。これは、ホルモンのバランスが狂うことでメスうさぎの体が妊娠したと勘違いして起きる症状の様です。
その時の行動は、「ブウ・ブウ」といった低い鳴き声で鳴き続け、小屋の中を猛スピードで走り回る行動が見られました。
また、それまでは、嫌がらなかったこと(例 撫ぜられる)に対して警戒心が強くなって、噛んだりすることもしばしば・・・・・。
ただ、このような行動は、単にイラついている可能性もあります。巣作り行動と併せてイライラや警戒心が強い場合には、偽妊娠を疑う材料としてみてください。
3.偽妊娠の対処法
残念ながら偽妊娠を予防する事は難しいと感じますので、偽妊娠の症状が出た場合の対処法についてお伝えします。
偽妊娠行動が見られた場合には、巣箱にある毛は極力頻繁に取り除いて、干し草を普段よりも沢山敷いてください。
巣箱を取り払ってしまうとかえってイライラするので、巣箱はそのままにします。通常は放っておけば自然に治まってくるようです。
しかし、治まる様子が見られない場合や何度も偽妊娠を繰り返す場合には子宮が病気になる可能性もあると聞きました。
そのような場合には、医師に相談してみることをお勧めします。
まとめ
今回は、うさぎの妊娠について、期間や妊娠した際の特徴的な行動、そして偽妊娠までご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
特に偽妊娠は、予防するのも難しくやっかいです。
うさぎの赤ちゃんは本当に可愛いですよ。
1回の出産で3羽から6羽を出産し、出産周期は約1ケ月、そして直ぐに次の赤ちゃんを産むことが出来ます。
また、兄弟や親子でも交尾や妊娠をしてしまうので、油断をしていると恐ろしい数の赤ちゃんが産まれてしまうので注意が必要です。
そうなると可愛いだけでは済まない状態となりますからね。
生き物を大切に育てるためには、飼い主が妊娠コントロールを意識して飼育することも大切です。
今回はヤモりんがお届けしました。ありがとうございました。