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陸前高田の一本松へのアクセス!実際に行った経験でおすすめもご紹介

こんにちは、みっつです。2011年3月11日に起こった東日本大震災の大津波で、甚大な被害を受けた、岩手県の陸前高田市

沿岸部の市街地が、津波に飲み込まれた写真や映像を、記憶している方も多い事と思います。

 

そんな壊滅的な大津波の被害を受けた陸前高田市、その最大の景勝地であった高田松原で奇跡的に生き残った松の木、それが何時しか

奇跡の一本松

と呼ばれるようになったのです。

甚大な被害をもたらした東日本大震災の大津波に耐えたという事で、被災した人々だけでなく観光客にも元気と勇気を与え続けた奇跡の一本松。

その姿は、東日本大震災からの復興を目指す陸前高田のシンボルとして、永久に保存される事となりました。

私は東日本大震災の後、10回以上陸前高田にお邪魔して奇跡の一本松も見てきましたが、見るたびに

奇跡の一本松も願っているであろう陸前高田の復興

をなんとか果たして欲しいと願うばかりです。

今回は、現在の陸前高田の奇跡の一本松のアクセスについて、詳しくご紹介したいと思います。そして、せっかく陸前高田にお邪魔したなら、私が選んだ見に行って欲しい場所やランチ情報もお届けします。

これを読んでいただけたら、あなたも奇跡の一本松にスムーズ行けるようになりますよ!

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ご注意
これからご紹介する情報は、2016年11月などに私が実際に足を運んだり、インターネット等で得た情報です。
内容は予告なく変更になる場合がありますので、参考情報としてご覧ください。

奇跡の一本松へのアクセス

奇跡の一本松があるのは、東日本大震災前に市街地だったあたりの沿岸部になります。こちらの地図を参考にしてくださいね。

✓Check
青色のピン:奇跡の一本松の場所
緑色のピン:奇跡の一本松駐車場
黒色のピン:バス停「奇跡の一本松」
赤色のピン:旧道の駅高田松原(周辺の見どころ)
黄色のピン:雇用促進住宅(周辺の見どころ)
※ピンをクリックすると詳細が出ます

陸前高田へは3つの交通手段でアクセス

奇跡の一本松のある陸前高田には主に

  • 鉄道
  • 自動車
  • バス

でお邪魔する事になります。

次に、それぞれのアクセスについてご紹介します。

鉄道
  1. 東京より東北新幹線で一関まで約2時間
    仙台より東北新幹線で一関まで約30分
  2. 一関から大船渡線(鉄道区間)で気仙沼まで約1時間10分
  3. 気仙沼から大船渡線(BRTバス区間)で奇跡の一本松まで約20分。
    一本松まで徒歩約10分。一本松駐車場まで徒歩1分。
自動車
  1. 東北自動車道浦和ICより一関ICまで約5時間
    東北自動車道仙台宮城ICより一関ICまで約1時間
  2. 一関ICより一般道で一本松駐車場まで約1時間20分
  • 釜石自動車道宮守ICより一般道で一本松駐車場まで約1時間10分
バス
  • 東京池袋より陸前高田市役所前まで約7時間40分
  • 仙台より陸前高田市役所前まで約3時間30分
  • 一関より陸前高田市役所前まで約1時間40分
  • 陸前高田市役所から一本松の起点となる駐車場まで、約3キロ・40分
  • 新幹線の駅からレンタカーが良いですよ!

    関東に住んでいる私は、陸前高田にお邪魔する際は、東北新幹線の駅からレンタカーを利用しています。

    一番多いのが古川駅からレンタカーを借りて陸前高田市にお邪魔するパターン。帰りは仙台で返却する事が多いです。返却する場所が違っても、同一県内なら追加料金を取られないというのが理由です。

    そして陸前高田だけでなく、気仙沼や南三陸といった地域にもお邪魔するのにも便利ですよ!

    やはり車だと自由に行動できますから、鉄道やバスが必ずしも発達していな三陸地方にお邪魔するには車を利用したいですね。

    鉄道やバスでお邪魔した際の注意点

    陸前高田まで鉄道やバスでお邪魔した場合ですが、

    • 現地での移動手段に困る
    • 鉄道やバス自体の本数が少ない

    といった問題が起こってしまいます。

    この2つについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

    現地での移動手段に困る

    陸前高田市は大都市と違い、路線バスが発達していません。そして近くにはレンタカー会社もありません。

    高速バスで陸前高田市役所に到着しても、例えば現地の人の車に乗せてもらえるような事がない限り、徒歩で向かわなければならない可能性が高くなります。

    奇跡の一本松の駐車場まで約3キロ・40分ほどかかります。そして、復興途上なので、道路も歩道が整備されていない区間も少なくないのです。

    ですので、高速バスを使い陸前高田市役所経由で、一本松に向かうのはあまり現実的とは言えないのではないでしょうか。

    鉄道やバス自体の本数が少ない

    鉄道の場合、新幹線で一関まで行き、一関から大船渡線やBRTを乗り継ぐ事となります。

    一関からレンタカーを借りても、同じような所要時間ですが、とにかく一関からは鉄道の本数が少ないです。

    一関・気仙沼間が1日に11本程度、気仙沼から一本松が1日に20本程度、時刻表とにらめっこしながらの見学になってしまいますね。

    ✓Check
    私がレンタカー探しに利用しているのが楽天トラベルです。複数のレンタカー会社から選べるのでオススメですよ。

    駐車場から奇跡の一本松へのアクセス

    駐車場は国道45号線沿いにあります。ここにはトイレや商業施設の一本松茶屋もあり、ちょっとした休憩やお土産を買うのに便利です。

    車で来た場合はこの駐車場が奇跡の一本松への起点となります。

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    またBRTの奇跡の一本松駅も国道45号線沿いにあり、観光客に訪れやすいような配慮がされているのが嬉しいですね。このバス停から一本松まで、徒歩で10分弱となります。

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    BRTとは
    バス高速輸送システムの略です。大津波で甚大な被害を受けた、大船渡線の鉄道での復旧は困難なため、現在はバスによる輸送を行っています。

     

    奇跡の一本松へ向かってみましょう

     

    奇跡の一本松への道のりをご紹介する前に、お断りしないといけない事があります。
    それは、周辺が復興工事の真っ最中で、工事計画に沿って道のりが変わるという事です。
    今回は2016年11月に訪れた際の、道のりをご紹介します。

    駐車場近くの横断歩道を渡り、国道45号線の海側の歩道を気仙川に向けて歩きます。
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    3分程度歩くと、このような看板が現れますので、左へ曲がります。
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    陸前高田浄化センターの敷地に沿うように3,4分歩くと、このような看板が現れました。
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    左に曲がると、奇跡の一本松が見えてきましたね。
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    ここまで来れば、あとわずかです。駐車場から10分程度で、奇跡の一本松に到着です。
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    奇跡の一本松の近くにある建物は、陸前高田ユースホステルです。こちらも壊滅的な被害を受け、当時のままの姿を保っています。
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    奇跡の一本松は残念ながら2012年に枯れてしまい、モニュメントとして2013年に復活しました。

    この写真はモニュメントとして復活工事が行われていた、2013年4月当時のものです。
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    奇跡の一本松は復興のシンボルとして、これからも陸前高田を見守り続ける事でしょう。

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    奇跡の一本松とベルトコンベア

    陸前高田の復興に欠かせなかったのが、大津波の被害を受けた地域をかさ上げする土砂を運ぶベルトコンベアでした。

    ベルトコンベアを設置する事により、トラックで土砂を運ぶと約10年かかる工期を約2年に短縮できたそうです。

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    当時は大津波から避難する目的もあったのか、見晴らし台が設置されていて、このような写真を撮る事が出来ました。

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    そしてこちらは、見晴台から360度、陸前高田を見回した動画です。

    今では見られなくなってしまった貴重な動画なので、是非ご覧になってくださいね。

    奇跡の一本松のDATA
    住所
    〒029-2204 岩手県陸前高田市気仙町砂盛176-6
    営業時間
    特に設けていないようですが、奇跡の一本松近くのしおさい橋のフェンスは、8時頃から17時頃(6~8月は18時頃)まで開放。
    ライトアップ
    日没から午後9時頃までですが、天候により行われない事もあります。

    奇跡の一本松と一緒に見ておきたい2つのスポット

    せっかく奇跡の一本松を見に陸前高田にお邪魔したなら、私が是非見て頂きたいと思っているスポットが2つあります。

    その2つとは

    • 道の駅高田松原
    • 雇用促進住宅

    となります。

    2つのスポットともに東日本大震災の大津波で被害を受けた、震災遺構とも言える建物です。

    そして、奇跡の一本松から徒歩圏内なので、是非とも立ち寄って頂き、大津波の凄さを体感して頂きたいと思います。

    では、2つのスポットをご紹介しますね。

    道の駅高田松原

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    東日本大震災が起こる前は、陸前高田市の最大の景勝地であった高田松原にある道の駅として、多くの観光客で賑わっていました。

    海に近かった事もあり、大津波で壊滅的な被害を受けました。現在は大津波の恐ろしさを伝えるために、震災遺構として保存されています。

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    同じ敷地内には、東日本大震災で亡くなられた方を追悼する施設が建てられています。被災した松を使って建てられたそうです。

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    こちらも敷地内にある、復興まちづくり情報館です。陸前高田の震災前震災後の状況などの展示がされています。

    雇用促進住宅

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    雇用促進住宅は、訪れる人がほとんどいないようですが、東日本大震災の大津波の猛威を知るには、絶対に欠かせない場所です。

    なぜ欠かせないかと言うと、私の知る限りでは、大津波に巻き込まれた住宅で残っている、数少ない建物だからです。

    ご覧のとおり5階建ての4階部分の内部が、大津波で完全に持ち去られているのがはっきりとわかります。

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    そして5階部分には、ここまで大津波が来たという印が残されていて、高さは何と14.5メートルにもなります。

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    私が最初に雇用促進住宅に訪れたのが2011年11月でしたが、その被害の物凄さに言葉を失ってしまいました。

    私は同じような集合住宅の2階に住んでいるので、もし同じ津波が襲ってきたらと考えると、非常にショックを受けたものです。

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    陸前高田のランチ情報

    陸前高田には、地元の美味しい食材を使った料理を食べさせれくれるお店が、たくさんあります。

    その中から、私が実際にお邪魔して食べてみて、これならオススメ出来るという店を2つご紹介しますね。

    陸丸

    陸前高田のご当地グルメのホタテとワカメの炙りしゃぶしゃぶ御膳が食べられるお店です。

    地元産のホタテにワカメ、お米も特産のたかたのゆめが使われています。

    陸前高田でランチ!超おすすめのホタワカ御膳とは?

    こんの直売センター

    古くから地元の方に愛されているお店で、自家養殖の海産物を使った料理は絶品です。

    特にホタテ焼きと磯ラーメンは、陸前高田の定番とも言って過言でないほど、地元の方に親しまれています。

    陸前高田で磯ラーメン!ホタテや海藻を使った地元で大人気の一品を実食

     

    まとめ

    今回は、陸前高田の奇跡の一本松の場所やアクセス、周辺の情報をお届けしてきましたが、参考になりましたでしょうか。

    東日本大震災から時間が経つにつれ、少しずつではありますが人々の関心が薄れてきたように感じます。

    私が被災地にお邪魔して地元の方の話を伺うと

    被災地の事を忘れないで欲しい

    と口々におっしゃいます。

    私は東日本大震災以降、年に2回は観光で被災地を訪れていますが、ボランティア活動はした事がありません。

    しかし、1人でも多くの人がお邪魔する事によって活気づく、そう思いお邪魔しているのです。

    東日本大震災の被災地は、風光明媚な観光地が数多く存在していて、観光地を訪れる事も復興支援につながります。

    ですので、被災地の魅力に触れるというような気持ちで訪れて、豊かな自然やおいしい料理も体験して頂けたらなという思いで、この記事を書きました。

    この記事があなたの参考になり、陸前高田の奇跡の一本松や被災地を訪れるきっかけになれば、とても嬉しく思います。

    最後までお読み頂いたあなたに大感謝!みっつでした。

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