こんにちは~!水棲動物が大好きな、くろいあまがえるです。アカハライモリをかわいいと感じるポイントは、人によってそれぞれ違うと思います。
例えば、アカハライモリを飼育したことが無い人に、イモリの魅力やかわいさを伝えるとする場合、私、くろいあまがえるなら次のことを伝えます。
- 人間によく懐く
- つぶらな目をしている
- かなり強健で丈夫
- 水中の恐竜っぽくて格好良い
でも、アカハライモリといえば、「赤と黒」という代わり映えしないイメージがあるのも事実です。
でも実は、赤と黒だけではなく、背中が普通とは違う個体達もいるのです。
正解は後ほど紹介しますが――今回の記事ではアカハライモリを、よりかわいいと感じられる背中の色をご紹介したいと思います。
この記事を読めば、あなたのアカハライモリ好きが深まるかも!?
■目次(クリックすると飛びます)
アカハライモリの背中の色ってどんなのがある?
アカハライモリの背中って、どのような色の種類があるのか、順番にあげてみたいと思います。
- 黒色
- 茶色
- 白色
- 赤色
- オレンジ色
- 黄色
- 緑色
- 灰色
様々な背中の色がありますよね。
その中でも、まずは基本となる黒色と茶色から紹介したいと思います。
これらは、一般的に売られている、ノーマルなアカハライモリに多い色です。
メリハリが効いていて格好良い&かわいいのですが、多頭飼いをしていると、個体識別が難しいという難点が出てきます。
例外的に、魚の側線のように背中に赤いラインが入る個体もいますが、数はあまり多くありません。
市場価格としては、数百円~千円程で手に入れられます。
次に紹介したいのが白色。
いわゆる「アルビノ」とか「白化個体」と呼ばれる、突然変異の個体達です。
かなり珍しく、私もヤフーオークションに出品されている個体を、写真で見たことがあるだけです。
余談ですが、その個体は50万円以上の入札が入っていました。
次は赤色、オレンジ色、黄色のアカハライモリ。
こちらも突然変異で色素が抜けた、「色彩変異」とか「ハイポ」と呼ばれる個体達で人気が高いです。
市場に流通することがほとんど無く、年に数匹がヤフーオークションに出回れば良い方です。
基本的に時価ですが、市場価格は5万円~十数万円ほどするみたいです。
次は緑色と灰色のアカハライモリ。
黒の発色が薄く、緑色が強く出ている印象を受ける個体達です。
比較的市場にも流通しており、1年を通してヤフーオークションで手に入れることが出来ます。
また、フィールドで採集したイモリの中に混じっていることも多く、比較的手に入りやすい個体達でもあります。
購入する場合は、数千円で手に入れることが可能です。
様々な背中の色のアカハライモリの楽しみ方
それでは、様々な背中の色があるアカハライモリの楽しみ方について紹介していきたいと思います。
細かく見ていくとたくさんあるのですが、楽しみ方を大きくまとめると、
- コレクション性がある
- 名前が付けられる
- 好みの個体を繁殖する楽しみがある
の3つになると思います。
次に、この3つについて解説しますね。
1. コレクション性がある
普通の色ではないアカハライモリを飼うという事は、所有する喜びを感じるものです。
2. 名前が付けられる
同じような色だと区別をするのが難しいですが、背中の色で区別が出来るので、名前を付けたり出来ます。
その結果、愛着が湧いて、一層アカハライモリが好きになる事、間違いなしです。
3. 好みの個体を繁殖する楽しみがある
繁殖ですが、アカハライモリの背中の色や模様は遺伝します。
赤色やオレンジ色のイモリは観賞価値も高いので、手に入れることが出来たら、ぜひ繁殖にチャレンジしてみて下さい。
アカハライモリの繁殖や飼育方法などについては、こちらを参考にしてみて下さい
子イモリは、餌の管理がやや大変ですが、とてもかわいいですよ。
運命の出会いを求め、採集に出かけよう♪
フィールド採集に出かけることで、自分好みのかわいい個体に出会うことも出来ます。
数万匹に1匹と言われる真っ赤な個体の採集は難しいにしても、緑色や灰色の個体は、割と簡単に捕まえることが可能ですから。
場所によっては、1か所で様々な背中の色のアカハライモリを捕まえることも可能です。
そこでおススメしたいアカハライモリの捕獲方法が、次の3つになります。
- 手づかみ
- 魚網
- カニ篭(罠)
次に、それぞれについて解説したいと思います。
捕獲方法1. 手づかみ
手づかみは、1番シンプルな捕獲方法です。
水深が15センチ未満の浅い場所で、アカハライモリの姿が見えているなら、網よりも手で捕まえた方が確実に捕まえられます。
網だと木の根や水草などに阻まれてしまうような場所でも、手なら関係ありませんので。
コツとしては、人差し指と中指で挟み込むようにして、カワセミが飛び込むように、一気にイモリを捕まえることです。
躊躇したら逃げられるので、“チョキ”を作った上で、勢い良くイモリの胴体を狙って挟むのが大切です。
捕獲方法2. 漁網
魚網を使う方法は、水深が15センチ~膝下くらいまでの場所がおススメです。
水辺の草の茂みや川底に溜まった落ち葉を、ガサガサすることが出来るので、隠れているアカハライモリを捕まえるのに向いています。
もちろん、イモリを目視できるけれど手が届かない時に、網で掬うのも有効な方法です。
しかし、水に流れがあったり水深が深かったりすると、イモリが逃げてしまう可能性が高くなります。
普段ゆったり&のんびりしているアカハライモリですが、逃げる時には全速力で物陰に隠れる底力を持っています。
そこで「網に足で追い込む」「2本の網を用意して、挟むように捕まえる」といった一工夫を加えると、捕獲率がアップします。
捕獲方法3. カニ篭
カニ篭を使う方法は、深さのある場所や濁りのある場所に向いています。
使用方法は、釣り具屋などで500円程度にて売っている市販品を購入し、中に鶏のレバーや魚のアラを入れて水中に沈めるだけ。
アカハライモリの生息密度が高い場所や、活性が高い時期では、30分~3時間で中にイモリが入ってくれます。
なお、アカハライモリは肺呼吸をしている生き物です。
カニ篭を完全に水没させて使う場合には、溺死させないためにも、3時間に1回は引き上げて中身を確認しましょう。
同じく肺呼吸をするカメやカエルが掛かっていることもありますが、その時には逃がしてあげましょう。
もちろん、罠にかかったイモリを全て飼育するのは、普通は無理だと思います。
お気に入りの個体だけを手元に残して、あとはリリースをおススメします。
まとめ
様々な背中の色のアカハライモリを知ることは、イモリ飼育を楽しくしてくれます。
自分で飼育していなくても、オークションを覗いてみたり、WEB検索してみたりするだけでも発見があること間違いなしです。
色彩変異と呼ばれる姿は、アカハライモリと思えないくらいカラフルで、綺麗で、時に毒々しいまでの艶やかさを持っています。
もちろんフィールドでは色彩変異個体は目立つので、生息さえしていれば、見つけることは比較的容易です。
ただし、逃げるイモリは意外と素早いので、緊張して逃がさないよう気を付けましょう。
色彩変異個体を取り逃がしてしまったときのショックは・・・・・・言葉では、とても言い表せない悲しさがあります。
私も、再起不能になった経験があります。
そしてオークションサイトでも、お気に入りの個体を見つけたら、予算を考えながら、すぐに買うことをおススメします。
アカハライモリの模様は1匹ずつ違うので、お気に入りと出会える確率は少ないのです。
そんなかわいいアカハライモリの飼育を、もっと楽しむために。
まずは様々な背中の色のイモリ達の世界を、あなたも覗いてみませんか?
最後までお付き合い頂きありがとうございました!くろいあまがえるでした。
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