こんにちは、吉川 百です。
保育園や幼稚園の送り迎えに、子供を連れてスーパーまでちょっとしたお買い物と、自転車を日常的に使われている方、多いですよね。
自治体によって違いますが、全国的に規制が厳しくなっている分、子供を乗せるための自転車もだいぶ進化、普及してきました。
ところが、同時に自転車による深刻な事故も増えています。
他人事じゃない、ちょっと心配・・・ですよね。
でも、車が混み合う時などは特にさっと乗れて、それでいて経済的、便利であることに違いありません。
今、あなたもまさに購入を検討しているのかもしれませんね。
そんなあなたに、自転車に子供を乗せて走る時の注意点などをわかりやすくご説明します!
■目次(クリックすると飛びます)
自転車に子供を乗せて走る際の注意点
自転車に子供を乗せて走る時の注意点は、基本的なことがほとんどかもしれません。
でも、基本をあなどると、基本に泣くことになるかも・・・。
いま一度、あなた自身の自転車の乗り方に危険が潜んでいないか、チェックしてみてほしいものです。
子供を乗せるために、これから自転車を購入しようとしている方なども、走行するコースを想像しながら読んでみてくださいね。
両足がしっかり着地する高さにサドルを合わせること
子供を乗せている時は、停止する際にも傾きや衝撃を避けなくてはいけません。
地面につま先しかつかない状態では、安全に止まることができないですよね。
少し慌てて停止した場合に、子供が転落する危険があります。
片手でのハンドル操作を絶対にしないこと
なんだ、あたりまえのことじゃん、と思っているあなた。
ふとした時にスマートフォンを取り出していませんか。
前髪が乱れるのを気にして、ずっと直し続けていませんか。
両手と両足を自転車の運転のためだけに集中させましょう。
子供を乗せて重量が増している車体は、何かの拍子に、いとも簡単にバランスを崩して転倒します。
スピードを出さないこと
子供を乗せている時には、自分一人で乗っている時よりも、自転車のスピードをだいぶ落としましょう。
スピードを増すこと自体が事故の危険度をぐっと上げますが、急ブレーキをかける可能性も同時に上がります。
子供を自転車に乗せて走る場合にいちばん怖いのは、急ブレーキです。
子供が子供乗せから放り出さたり、自転車ごと転倒するかも。
いいことはひとつもありませんよね。
子供にヘルメットかぶせること
近所だからいいや・・・と子供にヘルメットを装着させていない人はいませんか。
ある調査によると、子供にヘルメットをかぶせない場合は、事故の際に頭部を損傷して死亡する率が、かぶせる場合に比べて4倍にも上るという結果が出ているそうです。
自治体によっては、これを義務づける動きもありますのでご注意を。
駐輪の際にも気を配ること
これは走った後のことですが、スタンドをきちんとロックしてから子供を下ろしましょう。
この動作をしている途中の転倒が意外と多いのです。
ハンドルにもロック機能がついている場合は、そちらも忘れずに。
子供を乗せて安全に走行するポイントとは?
自転車に子供を乗せて走行する場合、安全を確保するために大切なポイントは大きく分けて4つあります。
自転車選び
子供を乗せるのに適した自転車に乗っていますか?
もしも今お子さんと一緒に乗っているのが、変速機がないタイプ、27インチタイプ、スポーツタイプのどれかにあてはまる人は、見直してみてください。
動きをコントロールしにくい種類の自転車では、子供を乗せて安全走行することが難しいのです。
ベストなのは、変速機つきの26インチの自転車です。
ブレーキの使い方
前輪と連動する右手ブレーキをメインに使うと、特に急ブレーキの時に子供の体が前に飛び出す恐れがあります。
左側のブレーキをメインに運転する癖をつけ、力が足りない場合は両手をしっかりグリップしましょう。
こぎ出しのテクニック
子供を前乗せする場合に最も体勢が不安定になるのは、こぎ出す時ですよね。
スピードが安定してくるまでは、体重をかけるしっかりこぎで。
変速機はいちばん軽いポジションにしておきましょう。
小道具にこだわって
子供を自転車に乗せる、いわゆる子供乗せ。
ベルトを正しく締めていますか?
ベルトは5点式がベストですが、少なくとも3点式で!
お子さんの体が小さく、子供乗せの中で動いて安定しない場合は、クッションを挟み込むなど工夫しましょう。
もうひとつは止める時のスタンドです。
片足タイプはできれば避けたいもの。
両足タイプが、断然安心ですよ。
高価なものでもないですし、自転車屋さんですぐにつけてくれますから、片足タイプの自転車に乗っている方は検討してみてくださいね。
電動自転車って安全なの?
疲れる走行を電力でアシストしてくれる頼もしい電動自転車。
一見頼りになる電動自転車ですが、残念ながら子供を乗せて走るのに適しているとはいえません。
理由は、なんといってもその重量です。
通常、電動自転車は普通自転車の倍以上の重量があります。
さらにここにママと子供が1人か2人。
場合によっては総重量が100キロ前後になってしまいます。
重たい電動自動車は、制動能力が弱まり、ブレーキをかけても止まるまでに時間と距離がかかりますよね。
しかも、よろけて傾いた時にその重さですと、体勢を立て直せないまま転倒してしまうかもしれません。
万が一転倒すれば、重たくて起こすのにもひと苦労です。
だいいち、子供も同時に倒れてしまいますよね。
もしもか細い子供の体が、重量のある電動自転車の下敷きになるようなことがあったら・・・。
子供を乗せるために自転車購入を考えている方は、そういったことも念頭において検討してみることをお勧めします。
自転車用チャイルドシートを買いました!
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親子で楽しい自転車ライフをおくるために
子供が小さいうちしか一緒に乗れない自転車。
10分前に戻れたら、ポケットから電話を出さなかったのに。
あの時、両足スタンドをつけておけば、子供にケガをさせずに済んだのに。
いつも子育てを頑張っている皆さんに、そんな思いをしてほしくはありません。
この子を守れるのは私だけなんだ、絶対に後悔しないぞ!
自転車に乗る前に、口に出して言ってみてください。
大切なわが子を守るためにほんの少しの注意と工夫と、そして出費を惜しまず、楽しい自転車ライフを過ごしてくださいね!
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。