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南三陸町のホテル観洋!震災の語り部・絶品・絶景の宿に泊まった!

こんにちは、みっつです。宮城県の北東部に位置する南三陸町、穏やかな志津川湾と山に恵まれた自然豊かな町です。

この南三陸町に、南三陸ホテル観洋さんがあります。

南三陸ホテル観洋さんは、絶品の料理や志津川湾の絶景、温泉、オプショナルツアーなどが魅力の、リゾートホテルなのです。

私は何回か宿泊させて頂いていますが、その素晴らしさにとりこになってしまった一人です(笑)

今回は、東日本大震災を語り継ぐ、南三陸ホテル観洋さんの魅力について、お伝えしていきたいと思います。

ご注意
これからご紹介する情報は、2017年4月に私が実際に足を運んだり、インターネット等で得た情報です。
内容は予告なく変更になる場合がありますので、参考情報としてご覧いただき、詳細はホテル等にご確認ください。

三陸地方最大級のホテルです!

こちらが南三陸ホテル観洋さんの外観です。三陸地方最大級の240室を超える一大リゾートホテルですから、規模が大きいですね!

館内に入ってみると、こんなにも広々としたロビーが。

チェックインを済ませて客室に到着です。広い和室に1人だけ。ちょっと寂しいかな(^_^;)

とっても清潔感のある、綺麗なお部屋でしたよ!

大規模なホテルだけに、廊下もこのような感じで続いています。

震災を語りつぐ宿

南三陸ホテル観洋さんのある南三陸町は、東日本大震災で大きな被害を受けました。

その震災を語り継ごうとする試みが、南三陸ホテル観洋さんでされています。それは

  1. 震災を風化させないために語り部バス
  2. ロビーに震災の様子を展示

となります。

それぞれについて、詳しくご紹介しますね。

1. 震災を風化させないために語り部バス

語り部バスは、震災の被害にあった南三陸ホテル観洋さんの従業員さんとともに、バスで被災した場所をめぐるツアーです。

ツアーは宿泊者限定で、正面玄関から大型バスに乗ってスタートします。

所要時間は約1時間、今回は戸倉(とぐら)地区⇒高野会館⇒防災庁舎をめぐりました。

私が乗ったバスの語り部は、南三陸町生まれ、南三陸町育ちの伊藤さんがつとめてくださいました。

まず向かったのが、戸倉地区にある元学校です。

この学校は10メートル以上はある高台にあるのですが、海側からも山側からも津波が襲ってきたといいます。

モアイ像も、津波によって破損してしまいました。

次に向かったのが、高野会館や防災庁舎のある志津川地区となります。

高野会館です。写真上部には、東日本大震災の津波の高さを示す看板が設置されています。

高野会館は、震災遺構として保存される方向で検討されているようです。

最後に防災庁舎に立ち寄りましたが、時間の関係で外には出ないで、バス内で伊藤さんの話を聞く形となりました。

あっという間の1時間、ホテルに戻って解散となります。

語り部をしてくださった伊藤さんは、本当は語るのも辛いとおっしゃっていました。

でも、東日本大震災を風化させないために、頑張って語ってくださっているのだと思います。

参加者1人でも案内してくれます

南三陸ホテル観洋さんの語り部バス、宿泊者限定ですが、のべ45万人以上の方が参加しているといいます。

なかには3回目・4回目といった方もいるそうです。

こちらの語り部バスの良い所として、1人でも参加者がいれば案内してくれる事にあります。

東日本大震災の語り部は、多くの地域で実施されていますが、その多くが参加者が10人以上といったように、一定の人数がいないと実施されません。

そのため、私のような個人で訪れている人間には、とってもハードルが高いのです。しかし、南三陸ホテル観洋さんの語り部バスは、宿泊者限定とはいえ1人でも実施してくれます。

そこには、語り部の伊藤さんをはじめ、南三陸ホテル観洋さんの

東日本大震災を風化させたくない

という思いがこもっての事だと感じています。

私が南三陸ホテル観洋さんの語り部バスに参加したのは、今回で2回目でした。

参加するたびに語り部の方の思いが伝わってきて、凄く有意義な時間を過ごす事が出来ています。

今後も泊まる事があるかと思いますので、その際には必ず参加するつもりです。

語り部バスの予約
事前に電話で予約するか、宿泊されている場合には希望日の前日21
時までにフロントで予約してください。料金は中学生以上500円、小学生以下250円です。
語り部バスつきの宿泊プランも用意されています。

ロビーに震災の様子を展示

南三陸ホテル観洋さんのロビーには、東日本大震災の様子を伝える展示が2ヶ所あります。それは

  • 写真の展示
  • 映像の記録

となります。

写真の展示

東日本大震災直後、南三陸ホテル観洋さんは宿泊者や近隣からの避難者など、多くの方が過ごしたそうです。そして、多くのボランティアの方々も受け入れてきたといいます。

その写真を『3.11からの記憶』として、ロビーの一角を使って展示してあります。

写真は数十枚にもおよび、当時の様子を生々しつ伝えているのです。

こちらのポスターは、語り部についてのイベントの様子を伝えるポスターです。

入口には東日本大震災だけでなく、全国の語り部を紹介する展示もされていました。

この写真の展示は、宿泊者以外の方でも自由に見る事が出来ますよ。

映像の記録

東日本大震災直後の2011年4月7日から13日までの、南三陸町の様子を映像で見る事が出来ます。

少しでも実際の様子に近づけようとするために、3D映像で見れるようになっています。

時間は約6分、当時の様子が生々しく伝わってくるようです。

こちらもロービーに設置されているので、宿泊者以外の方でも見る事が出来ます。

絶品の料理に感動!

宿での最大の楽しみとも言えるのが、やっぱり食事ですよね。南三陸ホテル観洋の食事も、期待通りの内容でした。

いったい何種類?絶品の夕食

夕食は食事処で提供されます。ある程度の幅で開始時間を選べるのが嬉しいですね。

食事処に到着して、席に案内されました。席にはすでに多くの料理がスタンバイ!

凄い品数ですよね!でも、これだけではありません。おしながきをチェックしてみましょう。

細かく分ければ、20種類にもおよぶ品数です!おしながきを見た時点で、私は大満足でした(笑)

熱いものは熱く

こちらは、アワビの踊り焼きとなります。少し残酷な気もしますが(^_^;)美味しく味わう事で勘弁してもらいましょう。

意外にも柔らかく、レモンをかけて食べるとサッパリとして、なおかつ磯の香りが口中に広がります!

こちらは、鮭・帆立・さんまのつみれ鍋です。アワビの踊り焼き同様に固形燃料で温められているので、熱々が食べられます。

釜めしもテーブルで炊き上げられるので、とっても熱々で美味しゅうございます。

好みで、イクラをトッピングしてどうぞ!

地元名産がてんこ盛り!

南三陸町は海沿いの町なので、やっぱり海産物がお目当てですよね。もちろん、期待通りのメニューが登場しますよ!

珍しい刺身も登場!

こちらは、刺身の盛り合わせとなります。

マグロ、メカジキ、帆立、タラの昆布じめ、赤エビと、南三陸町ならではの品揃えとなっていますよ。

ホッキ貝を丸々使った一品も。

お隣の名産も並びます

南三陸町のお隣にある気仙沼と言えば、やっぱりフカヒレですよね。南三陸ホテル観洋さんの本社は気仙沼なので、フカヒレの姿煮の姿も。

アワビとフカヒレを一緒に食べられるなんて、なんという幸せでしょう!

他の料理も手が込んだ絶品揃い!

南三陸ホテル観洋さんの夕食、他の料理も手が込んだ絶品揃いです。せっかくなので写真入りでご紹介しますね。

梅酒

イカの南蛮漬け

真イカのウニあえ・桜えび若竹しんじょう・サワラの素焼き

マンボウとサンマの絹田巻き

銀鮭ユッケタルタル風

ズワイ蟹ホールレック

海鮮茶碗蒸し

アイナメのお吸い物

香の物

デザート

いかがでしょうか?これらの料理だけでも、十分に満足できるのではないでしょうか?

とっても美味しく頂くことが出来ました。ごちそうさまでした!

好きなものを好きなだけ!朝食バイキング

朝食は、好きなものを好きなだけ食べられるバイキング形式となっています。早速会場にご案内しますね。

会場は、コンベンションホール羽衣です。入口を抜けると・・・

すっけ~広い!!!一度に1,000人が入れる広さがあるそうです。240室もある南三陸ホテル観洋さんですから、この位の大きさが必要なのでしょうね。

それに、シャンデリアが凄いですね!こんな立派なシャンデリアは、久々に見た気がします。

どんな料理があるか、見に行ってみましょう!

和食を中心に豊富な品揃え

こちらのテーブルには

  • 菜の花のおひたし
  • 割干大根漬け
  • キャベツの浅漬け
  • 梅干し
  • 小かぶの湯葉あん

といった野菜を使った料理が並んでいます。

ご飯のお供といった

  • イカの塩辛
  • たらこ

そして、東北地方の郷土料理である、しそ巻きの姿も。

先に進むと、

  • 焼鮭
  • 味噌田楽
  • イカ大根煮
  • 里芋の鶏そぼろ餡
  • 納豆

といった和食がスタンバイしていました。

和食以外の料理

さらに先に進むと、和食以外の料理が並んでいました。

  • 肉しゅうまい
  • ウインナーソーセージ
  • スクランブルエッグ
  • ロースハム
  • カニカマサラダ
  • パンプキンサラダ

となります。

生野菜も準備されていますね。

  • きゅうり
  • カリフラワー
  • レタスとキャベツ、かいわれ大根
  • ミニトマト


ドレッシングが4種類あるのは、嬉しいですね。

朝食バイキングの名物料理

南三陸ホテル観洋さんの朝食バイキングで、名物料理と言えば何といってもお刺身です。朝からお刺身が食べられるのは、海沿いのホテルならではです。

今回は

  • マグロ
  • メカジキ

の2種類が用意されていました。

奥では、店員さんが何かをしていますね。何をしているかというと、ワカメのしゃぶしゃぶを作っているのでした。

三陸地方のワカメは、身が厚くて食べごたえがあります。そんなワカメの良さを味わうために、シンプルにしゃぶしゃぶで提供されているのでしょうね。

こちらには、ご飯お粥が用意されています。お粥のトッピング用に漬物や胡麻も。

隣には、フカヒレ、ホタテ、あさりをふんだんに使った

  • 気仙沼チャウダー

が準備され、奥にはデザート類の姿もありますね。

もちろん、パン類ジュース類も用意されていますよ!

こんなのをとってきました

かなりの種類があるので、さすがに全部は食べられません。という事で、厳選してこんなのをとってきました。

お刺身や気仙沼チャウダーといった名物料理や和洋中のおかず、ヘルシーにサラダなど。

どの料理もしっかりと作ってある感じで、好感が持てました。もちろん味も良かったですよ!

朝食の定番の料理から名物料理まで、大満足の朝食となりました。

志津川湾の絶景を楽しむ!

南三陸ホテル観洋さんのウリの1つに、素晴らしい景色があります。色々な場所から絶景を楽しむ事が出来ますよ。

ロビーからの絶景

まずはロビーからの絶景をご紹介します。ロビーからの日の出、穏やかな志津川湾からの朝陽、とても綺麗ですね!

客室からの絶景

こちらは、今回私が泊まった東館の客室からの眺めです。どこまでも続く海、といった感じで見入ってしまいます!

運がよければ、こんな可愛い訪問客に出会う事も出来ますよ!

こちらは、エレベーターホールからの眺めです。ホテル内の多くがオーシャンビューとなっているのが嬉しいですね。

露天風呂も絶景です!

南三陸ホテル観洋さんの大浴場は男女別になっていて、それぞれに露天風呂が完備されています。

志津川湾のもぞむ絶景なのですが、風呂内の写真を撮るわけにはいかないですからね(笑)

この写真は、露天風呂からのイメージという事でご覧くださいね。

✓Check
一部の客室は、オーシャンビューになっていないようです。オーシャンビューを希望される場合は、念のため予約時に確認する事をおすすめします。
仮にオーシャンビューでない部屋だとしても、ロビーや露天風呂はオーシャンビューですよ!

南三陸ホテル観洋さんへのアクセス

住所 
〒986-0766 宮城県本吉郡南三陸町黒崎 99-17
電話番号
0226-42-2442

お車で

仙台から
仙台南部道路・三陸自動車道経由で約2時間

一関から
国道342号線・398号線経由で約1時間10分

鉄道で

仙台駅から
東北本線で小牛田駅⇒石巻線で前谷地駅⇒気仙沼線BRTで陸前戸倉駅
所要時間約2時間30分(乗換の待ち時間で大きく変わります)
*陸前戸倉駅よりホテルの送迎利用可能(事前に予約が必要)

高速バスで

仙台駅から気仙沼線BRT志津川駅⇒気仙沼線BRTで陸前戸倉駅
所要時間約2時間
*陸前戸倉駅よりホテルの送迎利用可能(事前に予約が必要)

✓Check
南三陸ホテル観洋さんでは、仙台駅から宿泊者限定で無料送迎バスを運行しています。
仙台駅発13:30・ホテル発10:00。所要時間は約2時間・事前予約制。
無料ですので、時間が合えば利用したいですよね。

私は南三陸ホテル観洋さんを予約する際は、楽天トラベルを利用しています。

語り部バスつきのプランも用意されていますが、他のプランを希望で語り部バスも参加希望の場合、事前にホテルで予約してくださいね。

まとめ

今回は、南三陸ホテル観洋さんをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

新鮮な海の幸を中心とした絶品料理に、志津川湾をのぞむ絶景、そして東日本大震災を忘れないための様々な試み。

その魅力が少しでも多くお伝えできたとすれば、嬉しく思います。

私が最初に南三陸ホテル観洋さんに泊まったのが、2011年11月、東日本大震災から8ヶ月が経った頃でした。

当時は、まだ語り部バスが運行できるような状況ではありませんでしたが、すでにのべ45万人の方が参加されるほどの状況にはなりました。

しかし時間が経つにつれ、少しずつ風化が進んでいるのかもしれません。ですので、語り部バスは

震災を風化させない語り部バス

と呼ばれているのでしょうね。

東日本大震災以降、私は12回ほど三陸地方にお邪魔しています。地元の方と話をすると

震災の事を忘れないで欲しい

という言葉をよくききます。

震災を忘れないように、時間が許せば三陸地方に足を運んでみてくださいね。

最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。

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