こんにちは、吉川 百です。
気温の上昇に伴って悩まされるのが蚊ですよね。
夜中の寝室で耳元をよぎるあの羽音の不快な音や、警戒する人間をあざ笑うかのように、音もなく血を吸ってはげしい痒みをもよおさせる憎らしい蚊。
そんな蚊に悩まされているのは、私だけではなくあなたも同じことですよね!
近年、デング熱などの流行もあって、注目度は高くなっています。
今年はひとつも刺されない!を目標にしてみませんか?
蚊を発生させないことが最重要
蚊はどこから飛んでくるのかな、そう考えたことはありませんか?
子どもの頃から、夏場になるとしばしば蚊に刺されていた私は、蚊が人間の血を求めて家族で旅をしている姿を想像していました。
ところが、蚊は旅などしないのだそうです。
蚊の行動範囲は隣のワンちゃんよりも狭く、半径10メートルから30メートル、生まれた所から大きく動かない生き物なんだとか。
これはあなたもご存知かもしれませんが、蚊は水場に卵を産みます。
蚊を発生させないためには、蚊のその習性を利用してみましょう。
2・蚊が大喜びでやってきて産卵する。
3・蚊が卵から幼虫になり、そして成虫になるまでにおよそ2週間かかるとされているので、成虫になる前のタイミング(1週間程度)でその水をとりかえる。
以上の手順を踏めば、小さな1ヶ所の水溜りに蚊が集中し、なおかつ成虫になる前に処分できてしまうので蚊が発生しにくい環境になります。
水を捨てるのは、すぐに乾いてしまう日当たりの良いアスファルトなどがオススメです。
卵を産んでから処分してしまうのは何だか蚊に申し訳ないというあなたには、徹底的に水溜りを作らない、という方法も。
それから、お花屋さんなどで近頃よく目にする蚊れん草を玄関先などに置くのも良いでしょう。
蚊が嫌いなにおいを放つハーブで、ゼラニウムといえば聞いたことがありますか?
なお、私はこのゼラニウムのにおいが大好きです。
個人的には、子供の頃に遊んだ紙石鹸に似た香りだと思います。
また、蚊取り線香が苦手だというあなたにはみかんがオススメです。
乾かしたみかんの皮をいぶすと、蚊が嫌うシトロネールという成分を発生させるといいます。
蚊取り線香用の器などで、お試しになってみてください。
蚊が発生してしまったら
どんなに気をつけていても、蚊だって生きるのに必死ですから、何とかして種を保存させようとしますよね。
あなたのお家の近くで発生した蚊が大挙して押し寄せたら、さあどうしましょうか。
殺虫剤は有効ですが、人が多いところでやたらと吹きかけられませんし、小さな子供などがいるとなおさら気を遣いますね。
そこでオススメしたいのが、人体に無害な蚊とりペットボトルです。
作り方は簡単ですので、ぜひ作ってみてくださいね!
<蚊取りペットの作り方>
○ペットボトル 1・5リットルか2リットルのもの
○熱湯 200ml
○砂糖50g
○ドライイースト 2g
1・用意したペットボトルの上部をカッターナイフなどですぱっと切断する。
2・切り離した下の部分(花瓶状になっています)に熱湯を注ぎ、砂糖を溶かしてください。
3・40℃まで冷ましたらドライイーストを投入(ここで混ぜないようにしてください!)。
4・2時間以上置いて発酵するのを待ちます。
5・1で切り離したペットボトルの口側部分を逆さまにして本体に差し込みます。
これで蚊取りペットの出来上がり! 黒い紙などをボトルにぐるりとはりつければなお効果的です。
発酵により発生した二酸化炭素に引き寄せられるように蚊が集まってきて、ボトルの口を通じて中へ侵入しますが、一度入ったら出て来られません。
これをお庭や軒先に置いてみてください。
蚊取りペットを作る際は、くれぐれもヤケドにご注意を。
ミントで自然の蚊よけ作り~デンのハーブガーデンより~自然のハーバルライフ-HERB
服装にも注意しましょう
蚊は汗をかいた時に発生するガス=二酸化炭素に寄ってくるといわれています。
汗をこまめに拭き、蚊の訪れに備えましょう。
また、蚊は黒い色を好んで向かってくるといいます。
明るめの色の服を選び、できれば長袖長ズボンなど、肌の露出を控えましょう。
しっかりとした蚊の対策をして快適に過ごしましょう
蚊については対策をしているのとしていないのとで、結果に大きな差が出ます。
強力な薬剤を使っても良い場面もあれば、なるべく優しい成分で済ませたい場合もあるでしょう。
寝室に蚊帳を張るというのもいいかもしれません。
安心かつ、ノスタルジックな雰囲気も情趣があります。
肌にスプレーしておくタイプの虫除けを使用するのも有効ですよね。
でも、どうもあのにおいや感触が苦手だというあなた。
かゆみ止めの薬をあらかじめ塗っておくのも一定の効果が期待できるということですよ。
蚊は水場や草むらが大好きです。
お庭の水溜りチェックや草取りはマメに行いましょう。
そして、お出かけの際は、汗拭きタオルや着替え(明るめの色)、かゆみ止めをバッグにしのばせてください。
対策さえしておけば、それほど蚊を恐れる必要もなさそうですよね。
まとめ
3歳くらいまでの小さな子供の多くは、蚊に刺されたというだけなのに患部がひどく腫れてしまいます。
そこをかきむしって出血したり腫れがひどくなって寝づらい、などという場面に出くわしては、「かわいそうだなあ」と眉間にシワを寄せる夏の日々。
二人の幼い子がいる我が家では、夏場になると蚊対策で大騒ぎなんです。
玄関内にはゼラニウム、玄関先に蚊取り線香、庭には蚊取りペット、寝室にはノーマットタイプの蚊取り薬剤、蚊よけスプレーとかゆみ止めはいつもバッグに入っています。
子供といると、体温が高く汗をよくかくせいなのか、必ず先に子供が刺されてしまうのです。
親にとってはそれが最大の蚊よけになってしまう皮肉。
あなたもご紹介した中からあれこれ試行錯誤して、鉄壁の蚊対策をしてみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。