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四方津の巨大エスカレーター!何であるの?どんな感じ?見てきたよ!

こんにちは、みっつです。JR中央本線は、東京と山梨県や長野県を結ぶ重要な路線で、特急も頻繁に運行されています。私も山梨県や長野県を訪れる際には、よく利用している馴染みの深い路線です。

ある日、私は中央本線の普通列車に乗り、甲府駅を目指していました。その際に四方津(しおつ)という駅で特急待ちという事で数分間の停車。

暇だったので、何となくホームに出て景色を見ていると・・・何だこりゃ~!!!

何とのどかな山の風景には全く似合わないような、巨大な建造物が目に入ってきました!それはまるで、天空に向かう架け橋のようにも見えます。

早速スマホで調べてみたら、どうもエスカレーターのようです。しかし、何でこんな場所に巨大なエスカレーターが設置されているのか、さっぱりわかりません(^_^;)こんな時は、やはり実際に行って確かめるのが一番ですよね。という事で後日ですが時間を作って確認してきましたよ!

今回は突如私の目の前に現れた、四方津の巨大建造物についての詳細と、実際に現地で確認してきた事をお伝えしたいと思います。




ご注意
これからご紹介する情報は、2017年8月に私が実際に足を運んだり、インターネット等で得た情報です。
内容は当時のものですので、参考情報としてご覧ください。

巨大なエスカレーターとエレベーターだった!

ネット等で調べると、この巨大建造物の正体は、エスカレーターとエレベーターだという事がわかりました。では何のために山の中に作られたかと言うと、この先にあるコモアしおつというニュータウンに行くためだというのです。

それにしても、ずいぶんと大掛かりな物を作ってしまいましたよね!

バブルの時代の産物でしょうか

コモアしおつは1987年から造成が始まり、1991年4月から分譲が始まりました。この頃は、あのバブル絶頂期ですね。

当時の建造物って、良くも悪くも意味でお金をかけているのが多かったように思います。

コモアブリッジも、そんなバブルの流れに乗って作られたものなのでしょう。建設費は約40億円といわれ、当時は東洋一の長さを誇っていたそうです。

調べていると、こんな文章が飛び込んできました。

バブル景気による地価高騰のなか、手頃な価格で一戸建てを求めるニーズに応えるべく、1987年に積水ハウスが四方津駅北側を造成し、1991年より戸建販売、宅地販売を開始した。
引用元:ウィキペディアフリー百科事典

やはりコモアブリッジは、やはりバブルの産物と言えるのではないでしょうか。

コモアブリッジの終点には、東京タワーよりも高い標高340メートルに1,300戸以上の住宅があり、約3,800人もの方が暮らしているというのです。

コモアブリッジは県や市の持ち物ではなく、コモアしおつの管理組合が維持、管理しています。

従ってコモアブリッジの維持費は、コモアしおつに住んでいる方が負担しているのです。

住宅を購入した際に、一時管理金という名目で100万円必要となりますが、主にコモアブリッジの負担金のようです。

コモアブリッジの維持費は、CATVや自治会費込で月額6,500円、結構なお金がかかりますね(^_^;)

実際に体験してきたよ!

やはり、実際に体験しないと後悔してしまいそうなので、はるばる出かけてきました(笑)

こちらが四方津駅の駅舎となります。山々に囲まれたちょっとのどかで、昭和レトロといった感じの良い雰囲気の駅舎ですね。

しかし反対側には、のどかな雰囲気を一変させるような、巨大な建造物がそびえ立っているのです。

細い路地を抜けて階段を上がって歩道橋をしばらく歩くと

先にエスカレーターが見えてきました。

コモアブリッジ乗り場と書いてあります。そう、巨大建造物はコモアブリッジという名前なのでした。

コモアブリッジへは、エスカレーターの他にエレベーターや階段でも向かう事ができます。

上がってみると、今度は英語でCOMMOREBRIDGEと表記されていました。いよいよコモアブリッジが目の前に現れますよ!

きょ、巨大すぎる!!

先に進むと、コモアブリッジが見えてきました。エスカレーターを中心にして、脇にはエレベーターの青い扉も見えています。

されに先に進んでみると

すっげ~!何これ??

とてつもない長さのエスカレーターが現れました!ここからでは終点が見えません(^_^;)予想以上の長さに、ただただ驚くばかりです。

せっかく来たので、ビビりながらも乗ってみる事にしました。それにしても長いですね!

乗った時の様子を動画に収めているので、ご覧になってみてくださいね。約8分のエスカレーターの旅の始まりです。

誰もいない中で、私のためだけに音を立てて動いている巨大なエスカレーター、申し訳ないというか不気味というか(^_^;)

4つに分かれていました

コモアブリッジのエスカレーター、実は1本ではなく4本のエスカレーターをつないでいます。1本が約50メートルといった感じでしょうか。1本目の終点が近づき後ろを振り返ると

結構高いですよね!高所恐怖症気味の私には、良くない光景が広がっていました(^_^;)

では2本目に乗り換えましょう。2本目の終点もあまり良く見えない位に高いです。

エスカレーターの隣には階段があります。恐らく非常用でしょうけど、こんな長い階段は使いたくありませんね(^_^;)

またまた振り返ってみました。怖いけど、あなたに様子をお伝えするために頑張りました(笑)でも、落ちたら大怪我しそうですね。

2本目のエスカレーターを降りて、中間点に来ました。ここにもベンチがあると嬉しいと思うのは、私だけかな?

そして後半戦に突入!

またまた振り返ってみると、左に動く物体が。これは併設されているエレベーターです。

エスカレーターだと8分のところ、エレベーターは半分の4分で結んでいます。ですので、アッという間に抜かされました(^_^;)

3本目のエスカレーターにも無事に乗り終えて、いよいよ最後の1本となりました。

3本乗り継ぐと、こんな巨大なエスカレーターにも慣れてきます。慣れって怖いですね(笑)

そして、めでたくフィニッシュを迎える事になりました。その模様は動画でどうぞ(笑)

ここがコモアブリッジの最高地点、コモアしおつの入口となります。アッという間の8分の旅でした。

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エレベーターは日本一なんです!

私がお邪魔した時間帯は、エスカレーターは上り専用なので、帰りはエレベーターを利用する事になりました。日本エレベーター協会のホームページによると、斜めに動く斜行エレベーターとしては日本一の長さだというのです。

その長さはおよそ210mとなっています。斜めに動くエレベーターがある事を、私は初めて知りました(^_^;)

約4分間のエレベーターの旅

エレベーターを利用した場合、上りも下りも所要時間は約4分です。エスカレーターと比べると、半分の時間で到着します。そう考えると早いことは早いのですが、エスカレーターに4分間も乗っているって、なかなか経験できないですよね。

ちなみに東京スカイツリーのエレベーターは、約350メートルを50秒で結んでいるそうです(笑)さあ、実際に乗ってみる事にしましょう!

まるでケーブルカーのような感じ

上部ステーションと呼ばれる住宅地側の入口です。真ん中にエスカレーター、両脇にエレベーターが設置されています。

エレベーターの扉の上には、エレベーターの現在地が表示される仕組みとなっています。

片道4分かかると待ち時間も長くなる事もあるので、ベンチが設置されているのは利用者思いですね!

こちらの1号機が到着したので、乗り込みましょう。

こちらが、コモアブリッジのエレベーターからの眺めです。レールが敷いてあるし、まるでケーブルカーのようですね。

そして、四方津駅側の下部ステーションまで見渡せるので、結構怖かったりします(^_^;)

乗り場は上と下だけなので、行き先ボタンも上と下のみです。荷物置き場や手すりもあります。

外側に目をやると、雑木林が広がっていますね。ここが山の中である事が実感できます。

上部ステーションから発車して約2分、そろそろ中間点に差し掛かります。エレベーター内からも、現在地がわかるようになっています。

こちらは、エレベーターの上の部分です。このように壁になっていて、見上げる風景は残念ながら見ることができませんでした。

下部ステーションが近づいてきました。エレベーターも少しずつ速度を落としていきます。

そして、下部ステーションの扉が見えてきました。無事に到着です!

コモアブリッジご利用の注意点

ここで、コモアブリッジを利用する際の注意点をご紹介します。それは、稼働している時間に注意が必要だという事です。

コモアブリッジは24時間営業ではなく、朝5:00から翌1:15までとなっています。コモアブリッジを利用する方の多くが、JR中央線に乗るためだと考えると、電車が動いている時間に稼働しているという事でしょうね。

そして、朝5:00から翌1:15の間、フルに動いているのはエレベーターだけで、エスカレーターは利用者が多いと思われる時間帯だけ動いています。

平日が5:40から10:00が下り、16:00から翌1:15が上りとなっていて、土曜日は5:40から10:00が下りのみとなっています。そして日曜祝日はエスカレーターはお休みです(^_^;)

コモアブリッジは、コモアしおつにお住まいの方がお金を出し合って運営されているので、出来るだけ支出を増やさないようにという工夫でしょうね。

ちなみに私、最初ははエスカレーターが動いていない時間帯にお邪魔してしまい、下の写真のような事になっていました(^_^;)

閑静な住宅街コモアしおつ

コモアブリッジは、コモアしおつに住む方々や訪れた方々の大切な移動手段です。

ここまで来たら、コモアしおつの様子も見てみたくなりますよね。という事で、コモアしおつの様子もご紹介します。

上部ステーションから、外に出てみましょう。

こちらがコモアブリッジの上部ステーションの全景です。2階建ての思いのほか大きな建物でした。

まず目に飛び込んできたのは、コモアプラザと呼ばれるショッピングセンターです。

そして交番もあり、コモアしおつの治安維持に一役買っているようです。

案内図を見ると、1丁目から4丁目まであり、かなり大掛かりな住宅地である事がわかります。

歩いてみると、公園が多く設置されていて、緑に囲まれた住宅地といった雰囲気です。

何となく時間がゆっくりと流れているようで、心が落ち着きます。

遊歩道も緑に囲まれて、良い雰囲気を出していますね。

バブルが崩壊して良かった??

コモアしおつは、バブル期に計画・販売され、大人気となりました。5,000万円から7,000万円という価格帯ながら倍率は5,5倍だったそうです。

しかしバブルが崩壊して人気もガタ落ち。ほとんど売れなくなる時期を迎える事に。この事態を打開しようと街づくりに力を入れ値段も下げた結果、再び売れだしたといいます。

その結果として、大規模なニュータウンにありがちな街の熟成とともに住民も高齢化する問題を避けられました。つまり、様々な年齢層が住むという理想的な街となったのです。

コモアしおつのプロジェクトリーダーは

最初に売り切れなかったのが街としては良かった
引用元:日経ビジネスONLINE *閲覧は要会員登録

と話しています。

結果的ではありますが、バブルが崩壊したお陰でコモアしおつは、とてもバランスが良い街となったのです。



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まとめ

今回は、四方津駅から見える強大な建造物のコモアブリッジ、そして住宅街のコモアしおつをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

コモアブリッジやコモアしおつの様子が伝わりましたでしょうか?

コモアしおつに実際にお邪魔してみて、住民の方々の私たちの願いという看板を目にしました。

それは、四方津駅をバリアフリー化して、四方津駅とコモアブリッジを直接つなげて欲しいという願いでした。

住民の方々も年齢を重ねて、体に無理がきかなくなった際に、階段を降りないと駅に入れない構造に不安をお持ちなのでしょう。

閑静でゆったりと時間が流れるコモアしおつに、少しでも駅を利用しやすい環境になる事を、願わずにはいられません。

最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。

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