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処方箋で買うのに値段が薬局によって違う訳は?仕組みを解説!

こんにちは、みっつです。

あなたは病院へ行ってお薬を出してもらった時、医師から出された処方箋をよく読んでいますか?

見るからに難しそうなので、薬の種類と合計金額をちらりと見ておしまい、という事もあるかもしれませんね。。

実は同じお薬を同じ分量処方されても、調剤薬局によって値段が違うことは、珍しくないのです。

そこで今回は、なぜ薬局によって処方箋の値段が違うのかをご紹介したいと思います。

処方箋の値段に違いなんてあるの?

と思われるかもしれませんが、この記事をお読みいただければ、理解して頂けると思いますよ!

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処方箋は点数制です

処方箋で買う薬の値段が薬局によってなぜ異なるのか、その話をする前に知っておいて欲しい事があります。

それは

処方箋は点数制である

という事です。

薬代や処方する手間などを点数化して、1点10円で計算する事になります。

その合計が処方箋で買う薬の値段になるという仕組みなのです。

なぜ処方箋で買う薬の値段が薬局によって違うの?

処方箋の代金は主に、

  • 薬局ごとの調剤するレベルやサービスの質の高さによって決まる調剤技術料
  • 薬の値段である薬剤料
  • 薬剤師が薬の情報を説明して必要な指導を行っているかや、かかりつけの薬剤師の指導を受けた場合の薬学管理料
  • インスリンの針といった特別に定められた医療材料に加算される特定保険医療材料料

にわかれます。

この4つの中で、薬の値段が薬局によって違う理由となるのが

調剤技術料の中の調剤基本料と加算

となります。

簡単に言うと、薬局の実力によって処方箋買う薬の値段が違ってくるという事になるのです。

次に、調剤基本料と加算についてご説明しますね。

調剤基本料とは

調剤基本料は、薬局ごとの調剤する能力によって、決まってくる料金です。

薬局の業務内容や規模などによって厚生労働省の定めた区分によって、点数に差が出てきます。

具体的には、最高で41点、最低で15点となり、1点10円とすると最大で260円の差が出る事になります。

実際には健康保険を使うケースが多いと思うので、この金額の3割などが差額として発生する事になるのです。

加算とは

加算とは、厚生労働省が定める一定の基準を満たした場合に、処方箋に上乗せする事ができます。

加算には

  • 基準調剤加算
  • 後発医薬品調剤体制加算

があります。

基準調剤加算とは

良質なサービスを提供している薬局に対して、処方箋に32点の加算が認められます。

具体的には、薬剤師の経験や開局時間、患者さんのプライバシーが守られているかといった事です。

処方箋の料金は高くなりますが、一定レベル以上のサービスを提供している薬局であると言えます。

後発医薬品調剤体制加算とは

開発費用や販売費用が抑えられて、料金も安いジェネリック医薬品。

国としても医療費の支出をおさえるために、ジェネリック医薬品を推進しています。

後発医薬品調剤体制加算とは、薬局がジェネリック医薬品への変更割合によって、加算できる制度です。

いま私の手元にある、少し前に必要があって行った某大手チェーン薬局の調剤領収証を見てみると、調剤技術料は139点です。

ほどほどに質の良いサービスを得られる可能性が高い調剤薬局は、調剤技術料が117点~137点という意見もあります。

調剤技術料の点数が低い薬局は自ずと代金が下がりますが、低いなりの理由もあるかもしれないということですね。

安く薬を手に入れるためには

薬局によって処方箋の買う薬の値段は、調剤技術料によって違う事はおわかりになりましたでしょうか?

同じように薬を購入するのであれば、安いことに越した事はありませんよね。

そこで、調剤技術料以外に薬を安く手に入れる方法を、2つご紹介したいと思います。

その2つとは

  • ジェネリック医薬品を希望する
  • おくすり手帳を活用する

となります。

ジェネリック医薬品を希望する

開発費用や販売費用が抑えられているジェネリック医薬品は、購入費用も安くなっています。

新薬と効き目が変わらないので、積極的に希望したいですね。

私の健康保険証には、このようにジェネリック医薬品を希望します、というシールを貼っています。

残念ながら?シールを貼ってから処方箋で薬を買っていないので、効果はわかりません(^_^;)

おくすり手帳を活用する

さきほどご紹介した薬学管理料の中に、薬剤師が薬の情報を説明して必要な指導を行っているかという、薬剤服用歴管理指導料というものがあります。

6ヶ月以内に2回目以降の指導を受ける際、おくすり手帳を持参すると、1回目よりも加算される点数が低くなります。

持参した場合は38点、それ以外、例えば1回目やおくすり手帳を持っていない場合は50点です。

ですので、おくすり手帳を持参して同じ薬局に毎回通えば、薬代が安くなるという事になります。

処方箋2

良い薬局の選び方って?

同じような薬を処方してもらうのであれば、もちろん安いに越した事はありませんよね。。

しかし、あまり値段ばかりを追求すると、信用できる薬剤師と出会う機会を減らしてしまうことも。

例えば病院の近くの、毎回同じ調剤薬局へ行けば、自分のことを深く理解してくれる薬剤師さんと出会えるかもしれません。

顔なじみとなった薬剤師さんと、体調の相談をしながら薬を処方してもらえるというのは、とても安心ではないでしょうか。

これから顔なじみの薬剤師さんを見つけたい場合には、

基準調剤加算

がされている薬局の薬剤師さんと仲良くなると良いでしょう。

というのも、基準調剤加算は、一定レベル以上のサービスを提供している、質の高いサービスの薬局のみ加算できるからです。

よろしければ参考にしてみてくださいね。

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まとめ

今回は、処方箋で薬を買う場合、なぜ薬局によって違うのかをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

違う理由は薬局の実力のバロメーターとも言える、調剤技術料にありました。

他にも薬を安くする方法として、ジェネリック医薬品やおくすり手帳をご紹介しました。

確かに安いに越した事はありませんが、安くする事ばかりに気を取られていては、良い薬に出会えない可能性もあります。

値段などの条件よりも、あなたご自身が納得が行き、安心や信頼を肌で感じられる薬局が一番良い薬局なのではないでしょうか。

最後までお読み頂いたあなたに大感謝!みっつでした。

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