クルッと丸まる姿が面白いダンゴムシ。大人にとってはジメジメした植木鉢や石ころの下に隠れているありふれた虫・・・というところですが…
意外と小さな子ども達には大人気の虫なんですよ。
花壇なんかでダンゴムシを見つけては指でつついて遊んでいたり、夢中になってたくさん集めたりと、子ども達にとっては不思議で不思議でたまらない生き物なのでしょうね。
ムシと名前はついていますが、実はダンゴムシは昆虫ではなく…エビやカニと同じ甲殻類なんです!驚きですよね。
そんな身近なダンゴムシ、虫が大好きな息子もダンゴムシをポケットに入れて幼稚園から持ち帰ったこともあります(^^;)
初めはキャーとびっくりしてしまいましたが、息子と一緒にじっくり見てみると意外とかわいい?!もっと家で見てみたいという息子の希望で、飼育してみることにしました。
今回はその時の経験を元に、ダンゴムシの飼い方について、ご紹介していきます。
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■目次(クリックすると飛びます)
ダンゴムシのえさって?
飼育するとなると、一番気になるのはえさですよね。実はエサのお世話が簡単なのもダンゴムシのいいところ。
ダンゴムシは雑食で、何でも食べる生き物です。中でも一番の大好物は「落ち葉」です。
ダンゴムシが落ち葉や草木などを食べ、分解されて、その糞が土の栄養となっていきます。自然の中のお掃除屋さんとも呼ばれているのもうなづけますよね。
エサをあげるときのポイント
ダンゴムシにエサをあげる際に、気をつけたいポイントをご紹介します。
落ち葉だけでOK!
とにかく落ち葉を入れていればOK!食べ物にもなるし隠れ場所にもなります。緑色でツヤツヤした新しいものではなく、しおれてカサカサに朽ち果ててきたものがいいです。
モリモリ食べて最後には葉の葉脈が残るくらいまで食べてくれますよ。レースのように透けて見えてるほどきれいに食べてくれる時もあります。
ニボシや野菜くずも食べます。
落ち葉だけでもOKなのですが、ニボシや野菜くずもモリモリ食べてくれます。
落ち葉はそんなに頻繁に変える必要もないし、ニボシも時々交換する程度なので、本当に飼育するのが簡単です!簡単なので子どもにエサ替えを任せられるのも嬉しいですね。
ダンゴムシを飼うのに必要なもの
ダンゴムシは大人しくてとても飼育がしやすい生き物です。飼うのに必要なものはこの4つがあれば十分です。その4つとは
- プラスチックの容器
- 土
- 落ち葉・木など
- 霧吹き
となります。
プラスチックの容器
20㎝×20㎝ほどのケースで10~20匹ぐらい飼えます。プラスチックの飼育ケースはもちろん、ミニトマトの透明容器やタッパーでも代用できます。
ツルツルした容器ならフタはなくても大丈夫!ダンゴムシはツルツルした面は登れません。
土
ダンゴムシを見つけた辺りの土を、プラケースの底が見えない程度に入れてあげましょう。
落ち葉・木など
エサにも隠れ場所にもなるので必須です!
霧吹き
時々中に霧吹きをかけて、乾燥しないようにしましょう。
特別な物をそろえなくても、家にあるものを上手に活用してみてくださいね。もし容器などがない場合は、1,000円以下のお手軽な容器で十分です。
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ダンゴムシを飼うのに気を付けたい3つのポイントとは?
実際にダンゴムシを飼ってみて、これは気を付けた方がいいと思った3つのポイントをご紹介します。その3つとは
- 容器の置き場所に注意
- 隠れられる場所を作ってあげる
- カビに注意
となります。
容器の置き場所に注意
ダンゴムシは乾燥が苦手です。直射日光が当たらない場所に置き、乾燥に注意しましょう。乾燥を防ぐには霧吹きが便利です。ただし、かけ過ぎないようにしましょう。
お世話は子供に任せているのですが、飼い初めの頃、息子がかなり一生懸命に霧吹きをしてくれたのか、土が水浸しになっていたことがありました(^^;)
「適度に乾燥させない程度」で大丈夫ですので、様子を見ながら加湿してあげてくださいね。
隠れられる場所を作ってあげる
ダンゴムシは元々、落ち葉の下や石の下など、暗くて湿ったところに住む生き物です。安心して暮らせるように、落ち葉や木切れで隠れ場所を作ってあげてくださいね。
カビに注意!
乾燥が苦手なダンゴムシですが、エサとしてあげたニボシや野菜くずは腐りやすい食品ですので、カビが生えていないか時々チェックしましょう。
飼育係の息子も時々、落ち葉を入れ替えたり「ニボシにカビ生えてないかな?」とチェックしてくれています。
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ダンゴムシのこんな所に注目しましょう!
しばらく飼育してみると、ダンゴムシの色んな場面に出会えます。そこで、我が家でダンゴムシを飼ってみて注目した事をご紹介しますね。
ダンゴムシのお母さんが卵を抱えていたり、いつの間にか透明で小さな赤ちゃんダンゴムシが歩いていたり…。
また、タイミングが良ければダンゴムシの脱皮が見られることも!後ろの殻を脱いで、それから数日後に前の殻も上手に脱いでいく姿は、とても面白いです。
「お母さん!ダンゴムシの赤ちゃんがいるよー!」「後ろの殻が白くなってるからもうすぐ脱皮するよ!」などと、子どもたちも小さなプラスチックケースの中に色んな発見がいっぱい♪
他にもダンゴムシをじーっと見て「動き方が面白いね~!」「落ち葉にくっついて食べてる!」と、動きや食べ方を観察していました。
触角をチョコチョコさせて14本の足を忙しく動かして歩く姿は、じっくり見てみると意外な可愛らしさがあります。
いかがでしょうか?実際にダンゴムシを飼ってみたら、以上の事に注目してみると面白いですよ!
まとめ
今回は、ダンゴムシの飼い方を実体験をもとにご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
息子が最初にダンゴムシを飼いたいと言ってきた時は、あの姿に驚き飼う事をためらってしまいました。
しかし実際に勝ってみると、こんな身近な虫でも面白い発見が沢山あって、飼ってみて良かったなぁと思いました。
ただし、上手に飼っているとどんどん増えていきますので(^^;)増えてきたら元の場所に戻してあげましょうね。
気軽に見つけられて誰でも簡単に飼えるダンゴムシ、ぜひお子さんと一緒に観察して、不思議な生態に触れてみてくださいね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。