こんにちは、ヤモリんです。うさぎを飼っている上で考慮しなくてはいけない事の1つに、妊娠コントロールがあります。うさぎは、1年中繰り返し出産できる上、毎回3羽から6羽の赤ちゃんを出産するため、油断すると大変な数に増えてしまうんですよ!
オスとメスを完全に分けて飼い、交尾をさせない環境をつくる、ゾーンコントロールすることも妊娠コントロールの方法です。
しかし、うさぎはホンの一瞬のスキに交尾をします。
私、ヤモりん家もゾーンコントロールをしていましたが、一瞬の隙に交尾をして3回も出産してしまいました。
ゾーンコントロールと併せて、代表的な妊娠コントロールが避妊手術と去勢手術です。
ツガイで飼っているけれども子供を産ませたくなかったら、現実的な方法は手術に行きつく可能性が高いと感じます。
今回はうさぎの避妊手術(メスの手術)の費用や気をつけるべきポイントをご紹介しますね。
■目次(クリックすると飛びます)
うさぎの避妊手術の費用ってどの位?
避妊手術をするにあたって、気になるのがやはり費用ですよね。
避妊手術の費用の目安
避妊手術の費用の目安は
3万円~10万円とお考えください。
結構金額の開きがありますが、理由としては、その子の健康状態によって、治療が必要になる事があるからです。
既に腫瘍等の症状が有る場合には、事前の検査代に加えて術前の処置や入院費用、術後の経過治療等で、どうしても高額になってしまうのですよね。
うさぎの避妊手術は難しいの?
うさぎの避妊手術は失敗する、怖い、と怯えている飼い主さんが多いと聞きます。
実は手術の難易度や成功確率は、犬や猫の手術と同じレベルと獣医さんや書籍では言われていますので、特別に失敗の確率が高いという訳ではなさそうです。
しかし、うさぎの避妊手術の経験に乏しい獣医さんも少なくない様なので、怯えてしまう飼い主さんが多いのでしょうね。
経験がある獣医さんであれば、恐れることは無いんですよ。
うさぎの避妊手術を受ける際のメリットとデメリット
避妊手術のメリットやデメリットについて、私が実際にうさぎを飼っている中で本や、獣医さん、うさぎ飼育仲間から聞いた情報をご披露しますね。
避妊手術はメスうさぎが受ける手術で、一般的には『卵巣子宮摘出術』を指します。
メスうさぎの卵巣子宮を摘出してしまうことで、妊娠することが出来なくなる様に手術を行う事ですね。
うさぎの避妊手術のメリット
避妊手術をすることのメリットは
- 攻撃性や喧嘩の軽減
- 妊娠の防止
- 生殖器の病気の予防
となります。
うさぎは縄張り意識が強い動物です。
ですので避妊手術をしないと、ホルモンバランスが狂い攻撃性が高まり、喧嘩が激しくなったり、噛んだりしてしまうといったケースが起こってしまいます。
また、メスうさぎは生殖器の病気にかかる確率がとても高く、子宮腺癌に注意しないといけないと獣医さんからアドバイスを受けました。
4才以上のウサギで50%から70%と高い確率で発症しているそうで、命に関わる怖い病気の様です。
うさぎの避妊手術のデメリット
避妊手術のデメリットとしては
- 避妊手術に慣れていない獣医に注意
- 術後の肥満や過食
が挙げられます。
次に、それぞれについて解説していきますね。
避妊手術に慣れていない獣医に注意
犬や猫の避妊手術は一般的ですが、うさぎの避妊手術は未経験や経験が乏しい獣医さんも少なく無いと聞きます。
まず、うさぎの子宮を指で触って状態を確かめますが、熟練した獣医さんはこの段階で、子宮の異常を発見できる確率が高いです。
しかし、経験が乏しい獣医さんが、炎症や出血を起こしている子宮を触診することで子宮が破裂してしまう事故があると言います。
ですので、手術の経験がある獣医を選ぶように心がけましょう。
獣医さんを選ぶ上では、
- うさぎの避妊手術の経験や、過去の手術数を聞く
- うさぎを飼っている人からオススメの獣医さんを紹介いただく
といった事が重要になります。
術後の肥満や過食
術後に過食気味になるケースも有るそうで、その結果肥満になる子もいる様ですが、こればかりは、個体差があり、残念ながら結果は手術前には分からないのです。
もし過食気味になったと思えたら、エサの量を調節するなどの対策をしましょう。
うさぎの避妊手術前後に気をつける事とは
術前・術後ともに気を付けるべき点は
獣医さんからのアドバイスをしっかりと聞き、実行する
ということです。
手術を判断する際には、先ずは触診、その後レントゲン検査やエコー検査、ケースによっては血液検査をするのが一般的です。
獣医さんによっては前日から預けてくださいという事もある様ですが、我が家では当日の何時に連れてきてくださいという感じでした。
術前の注意点は特に無かったですが、過食はさせないことと、興奮させず寝かしてあげてくださいと言われた記憶があります。
問題は、術後です。メスうさぎの避妊手術では、お腹の毛を剃ってお腹を切って手術をします。
術後は手術創の糸がお腹に残りますが、うさぎが自分でかじってしまうケースがあると言われました。
慣れた獣医さんだと、吸収性のある縫合糸で縫い、皮下組織内に埋没させる方法をとってくれます。
その結果、うさぎがかじっても大丈夫になるので、縫合方法を担当の獣医さんに事前に確認すると安心ですね。
術後、1週間か2週間程度で一度傷口を確認するので来院してくださいと言われると思います。
でも来院前に傷口を噛んで血が出ているような場合には、獣医さんに電話をして相談してみると良いですよ。
まとめ
今回は、うさぎの避妊手術の基礎知識をご紹介しましたが、いかがでしたか?
うさぎをツガイで飼い、妊娠をコントロールする際や、生殖器の病気の予防をするためには、妊娠手術はとても効果があります。
一度は赤ちゃんを産ませて育てたいと思うのも、せっかくうさぎを飼ったのですから自然な流れですよね。
ただ、かなりの確率でメスうさぎが子宮腺癌を発症するため、早めに避妊手術をした方が長生きをしてもらうためにも良いんですよ。
うさぎを可愛がり、家族として暮らす中で、1日でも長く健康で長生きして欲しい、そう願わずにはいられないと思います。
今回はヤモりんがお届けしました。ありがとうございました。