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山梨に移住して失敗?その原因と対策を専門家がアドバイス!

こんにちは、移住プランナーの移る夢(いるむ)仲西です。

『移る夢さん、もう私たちは山梨から離れます!そしてもう2度と訪れる事はないでしょう・・・。』

移住プランナーとして多くの方の声を聞いてきた私、憧れて憧れて移住した山梨を、失意のどん底で離れる人も見てきました。

東京有楽町にある、地方移住を支援する相談窓口「ふるさと回帰支援センタ−」では、来場者を対象にしたアンケートを実施し、「移住希望地域ランキング」を毎年発表しています。山梨はここ5年、常に1位もしくは2位にランクインするなど、移住先として最も人気があります。

人気の秘密は、日本一の富士山をはじめ、四方を山で囲まれてた風光明媚な地であり、桃やぶどうなどのフルーツと、美味しいワインのイメージでしょうか。

また、登山や紅葉などの自然が楽しめたり、武田信玄公ゆかりの史跡が数多く残されているなど、歴史に触れたりすることも出来ます。同アンケートから、山梨に移住を希望する年齢内訳では、中高年の世代に人気が高い傾向もあります。

しかし、移住先として人気の山梨でも、移住をしたことに後悔をし、失敗する人もいます。移住に失敗する原因には何か傾向があるのか、そして対策はあるのか?

そのような声にお応えして、国内初の移住プランナーとして、10年の経歴を誇り、400件以上の移住相談に応じた経歴を持つ私が、山梨に移住して失敗した原因と、その対策についてお届けします。

山梨への移住を検討中の皆さまは、ぜひ参考にしてみてください。




山梨に移住して失敗した3つの事とは

心を躍らせて頑張って頑張って山梨に移住をしたのに、残念ながら失敗する人も少なくありません。そこで、失敗をしてしまった、山梨ならではの原因を3つご紹介します。それは

  • 都会感覚で失敗
  • 底冷えする寒さに失敗
  • 甲州弁に馴染めず失敗

です。

都会感覚で失敗

山梨は東京のお隣にあり、日帰りで気楽に行けますが、都会感覚で安易に移住をすると、そのギャップに驚くことになります。例えば、日曜日を定休日とする飲食店は多くあります。「日曜日こそ稼ぎどき」と考えるのは、都会や観光地の人ですね。

また、地域によっては、生活用の防災無線が残っていたりします。都会で生活してきた人なら、「うるさい」と怒鳴りたくなるかもしれませんね。

その他にも、都市ガスの整備は行き届いておらず、使用料金の高いプロパンガスの地域が残っています。それに、イノシシやクマなどの危険な野生動物が生活圏内にいます。特に、山梨ではサルが人里に侵入してくるので、驚かされるかもしれません。

その山梨において、特に注意が必要なことが、地域に残る古い慣習です。

山梨には「」と呼ばれる組織の存在する地域があります。この「組」とは、「自治会」や「町内会」よりも小さな組織ですが、その地域の神社や畑の権利、そしてゴミBOXの管理を担っていたりします。

この「組」とトラブルを起こしてしまい、「ゴミ出しをさせてもらえない」なんてこともあるようです。

都会感覚のままに移住をしたことで、地域の古い慣習に馴染むことが出来なかったり、トラブルに巻き込まれたりして、移住を後悔する人もいます。



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底冷えする寒さに失敗

山梨は東京から近いことで、「それほど気候は変わらない」と思っていると、冬の寒さに驚かされます。移住の際に、木造の古い中古物件を購入すると、室内がいつまでも暖まらずに、後悔をする人もいるようです。

盆地内に雪はあまり降りませんが、雪が積もった山から吹き降りてくる風がとても冷たくて、底冷えします。冬になると、路面が凍結したり、霜が降りることも頻繁に見られ、朝、車のフロントガラスが真っ白になっているために、霜取りも必要となります。

山梨に移住をするたくさんの中高年者は、冬の車の運転に不安を感じてしまい、移住したことを後悔する人も少なくありません。

甲州弁に馴染めず失敗

山梨といえば甲州弁です。意外に若い方も、甲州弁の「ずら」を話す人がいるようです。

一時期、山梨では交通安全の呼び掛けに、甲州弁を使用した標語を掲載したことで話題になりました。「気をつけろしね」、「前を見て走れしね」、「こぴっとライトつけろしね」等の標語がありましたが、他県の人には意味が通じずに不評であったようです。

子育て世代にとっては、学校で会話が通じず友達が出来なかったり、地元の企業に就職をしたけれども、職場でコミュニケーションがとれなかったりと、苦労をすることもあります。

このように、甲州弁に馴染めないことで、地域に溶け込むことが出来ずに、移住を後悔する人もいます。




山梨に移住を成功させる2つのコツとは

憧れの山梨に移住したのならば、失敗しないで永住を出来るのが、良いに決まってますよね。そこで、移住の専門家である私から、山梨への移住を失敗した原因を参考に、成功させるコツを3つお教えいたします。それは

  • 不動産屋さんからリサーチ
  • 万全な暖房対策
  • 方言を学ぶ

です。

不動産屋さんからリサーチ

山梨は東京のお隣といっても、随分と風土の違う土地だということを、理解しておくと良いですね。特に、地域の古い慣習は、移住をする前にリサーチが必要ですね。

そこで、住居選びの際、地域の不動産屋さんに、町の慣習などについて聞いてみては如何でしょうか。「組」の存在や、「よそ者がゴミ出し出来ないトラブルが、これまでにあったのか?」と聞ければ安心ですよね。

また、「組」の集まりなどに、積極的に参加をして、自らが地域に溶け込もうとする姿勢を見せることも大切です。それでも、慣習に馴染めるのか不安ならば、別荘地など移住者が多く住む地域を選択する方法もあります。

万全な暖房対策

底冷えが厳しい山梨であっても、万全な暖房対策で乗り越えられるのではないでしょうか。ちなみに、気象情報会社ウェザーニューズのアンケート結果によると、山梨は「日本一のこたつ好き」だそうです。

ただ、中古の木造アパートや1戸建てに住むならば、コタツやエアコンだけではなく、石油ストーブを併用すると安心ですね。また、下水道は水抜きが出来るタイプにしたり、水道管凍結防止機能を設置したりと、暖房対策をしては如何でしょうか。

そして、何よりも「冬を楽しむ」気持ちを持つことが大切です。冬は空気が透きとおり、山や星が一段ときれいに見えます。雪をかぶった富士山や八ヶ岳を見ていると、移住を後悔をすることも無くなるのではないでしょうか。

方言を学ぶ

方言も英語と同じで、興味を持って勉強をすることが大切です。「郷に入っては郷に従え」の言葉とおり、よそ者が地元の方言を使うことは、とても大切なことではないでしょうか。

ところで、甲州弁といえば、2014年(平成26年)度上半期に放送された、NHK「連続テレビ小説」の「花子とアン」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。主役の吉高由里子さんがドラマの中で話す甲州弁が、その年の流行語対象にもノミネートされました。

田舎への移住を成功させる一番の秘訣は、地域に溶け込むためのコミュニケーション能力です。甲州弁に進んで学ぶ姿勢を持つことで、移住を成功させられるはずです。




山梨の運転マナーに注意

山梨への移住を後悔させないように、私が移住前にあなたに知っておいて欲しい事が1つあります。それは、

山梨の運転マナー

についてです。

山梨には「山梨ルール」という言葉が残っており、「運転マナーの悪さ」について、たびたび取り上げられます。一部の人の行為であっても、運転中にマナーの悪い人に出くわすと、気分も悪くなりますよね。そのことで、事故にでも巻き込まれたら、移住をしたことを後悔するかもしれません。

ちなみに、「山梨ルール」の代表が、「右折優先」と呼ばれるものです。対向車線の直進車よりも右折車を優先するものですが、もしも知らないと事故に巻き込まれることもあります。

一昔前、狭い道路に右折レーンが無いと渋滞が起きていたことから、自然に発生したルールですが、もちろん交通法規とは異なります。

近年では、右折レーンも整備されてきたことで、それほど「山梨ルール」は騒がれませんが、年配のドライバーのなかには、頑なに「山梨ルール」を守る人もいますので、気をつけなければなりません。

その他にも、「山梨ルール」には、ウィンカーを出さずに車線変更する人や、歩行者よりも車を優先する人がいます。

その土地ならではのルールは、地域のためになることから始まっています。しかし、移住者がそのルールに馴染めなければ、とても住みづらく感じることになります。

むやみに反発をするのではなく、その土地のルールに馴染む努力をすることで、移住の成功にもつながっていくと考えましょう。

✓Check
当ブログでは、山梨県のお隣の、長野県の移住に関しての情報も提供しています。
長野県は山梨県同様に山に囲まれた自然豊かな場所として、移住先として人気のある地域です。
しかし移住したものの、後悔する人も少なくないのが現状です。。
なぜ長野に移住して後悔したのか、そしてどのような対策が有効か、移住プランナーとして活動する私がご紹介しています。
長野に移住して失敗!原因って?対策とともに専門家がアドバイス

長野県にある軽井沢の移住についても、特集しています。
避暑地・観光地として全国的に有名な軽井沢ですが、移住となると勝手が違い、後悔してしまう人も少なくないのが現状です。
どのような事に後悔してのか、その対策はあるのか、移住プランナーとして活動する私がお答えします。
軽井沢に移住して失敗!?3つの原因と対策を専門家がアドバイス
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他にも移住について特集しているので、よろしければご覧になってくださいね。
>移住についての様々な話題

まとめ

今回は、山梨に移住してどのような事を後悔したのか、そして対策はあるのか?といった事についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

株式会社宝島社が出版する「田舎暮らしの本」による、「2018年度版 住みたい田舎ベストランキング」では、山梨県の北杜市が全国1位に輝きました。

東京から近距離の山梨は、人気の移住先として間違いがありません。都市型志向の強い人であっても、利便性の良い山梨ならば、安心して移住できるでしょう。

その一方で、山梨には古いしきたりや慣習も残っていますが、「郷に入っては郷に従え」の気持ちを忘れずに、移住の成功につなげてください。

「The life is only once(人生は一度きり)」。

皆さまに、素敵な移住生活が訪れることを願っています。

最後までお読み頂きありがとうございました、移る夢(いるむ)仲西でした。

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