こんにちは、吉川 百です。
あなたのご家庭には、倉庫や棚の奥にしまいこまれたVHSのビデオテープがありませんか?
私の家の納戸には、たんまりと眠っています。
古き良き時代に録画したものを、捨てるのはしのびないけれど、だからといってどうしたら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。
特に女性の中には、私と同じように機械オンチの方もきっとたくさんいらっしゃることでしょう。
せっかくの思い出が詰まったVHSビデオテープ。
あなたは何とか見られる形で残したい、そうお思いかもしれませんね。
そのようなわけで、今回取り上げますのは、VHSビデオテープを自分でダビングできる方法。
機械オンチの方でもむずかしくない方法ばかりだと思いますし、登場するデッキや関連アイテムなどをお持ちでなくても、それほどお金をかけない手段もあります。
ぜひこれをお読みになって、倉庫の肥やしと化したVHSの姿を、光り輝くあなたの財産に変えてみてください。
VHSビデオテープを自分でダビングする5つの方法
VHSビデオテープを自分でダビングするには、様々な方法が考えられると思いますが、今回は誰でも取り組みやすい5つの方法をご紹介します。
- VHS・DVD一体型レコーダー(デッキ)をお持ちである場合
- VHS用デッキとDVDまたはブルーレイ用デッキを別々にお持ちである場合
- パソコンをお持ちの場合
- 何のデッキもパソコンもお持ちでない場合、またはVHS・DVD一体型レコーダーは持っていないけど、他の方法がいやで一体型を使いたい場合
- 再生用の機器を持っているが、録画する機器をお持ちでない場合
次に、それぞれの方法について、解説していきます。
その① VHS・DVD一体型レコーダー(デッキ)をお持ちである場合
もしもあなたのお宅に、このVHSとDVD一体型のデッキがあれば、これほどお話の早いことはありません。
ビデオテープをおもむろにデッキにセットして再生し、「録画」を押すだけです。
ただ、ダビングをするうえでの注意点もあります。
それについては後述しますので、ぜひあわせてお読みください。
その② VHS用デッキとDVDまたはブルーレイ用デッキを別々にお持ちである場合
この場合には、別途アイテムが必要となりますが、それさえあれば簡単ですので、ぜひやってみてください。
☆その他に必要なもの
ビデオ映像・音声用ケーブルコード(黄色と赤と白の出力端子がついたコード状の製品で、家電売場やパソコンショップで入手できます)
デッキによってはアナログの外部入力端子がないものもありますので、ご注意ください。
ビデオデッキにケーブルコードをつないだら、DVD・ブルーレイデッキを外部入力に切り替えて、ビデオデッキを再生させながらダビングします。
その③ パソコンをお持ちの場合・2例
ここではパソコンをお持ちの場合の2つの例をご紹介します。
・パソコンとVHSビデオ再生させる機械をお持ちの場合
☆その他に必要なもの
USB接続ビデオキャプチャー(ビデオコード型の製品で、ソフトがついています) あとでディスクにコピーしたい場合は、DVD/ブルーレイドライブが別途必要です。
まずパソコンに、キャプチャーに付属しているソフトをインストールします。
次に、画面の指示どおりにコードを接続すれば、あとはデッキによるビデオの再生でコピーができます。
・パソコンはお持ちでも、ビデオを再生する機械をお持ちでない場合
ビデオデッキをレンタルしてくれるサービスがありますので、こちらをご利用になれば簡単です。
再生機能のみのデッキレンタルで、だいたい1週間3,500円~
ここで、パソコンを使ってVHSビデオをダビングする方法を簡単にわかりやすく説明している動画をご紹介します。
VHSビデオや8ミリビデオのDVDダビングの方法
その④ 何のデッキもパソコンもお持ちでない場合、またはVHS・DVD一体型レコーダーは持っていないけど、他の方法がいやで一体型を使いたい場合
その③と同様、一体型のデッキをレンタルしましょう。
相場としては2泊3日で5,000円台~です。
さまざまなレンタルのニーズに対応しているショップをご紹介します。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/dcc/rental-index.html
その⑤ 再生用の機器を持っているが、録画する機器をお持ちでない場合
大量のVHSビデオテープを自分でダビングするなら、録画と再生機能がついた機器を買ってしまった方が、安上がりかもしれませんね。
VHSビデオテープのダビング時の注意点
あれもこれもダビングして保管できる、とはりきって作業開始。
でも、ちょっと待ってください。
注意するポイントや確認しておいていただきたいことがあります。
●DVDに収録できる時間は録画モードによって変わってきますので、事前にチェックしておきましょう。
●長時間モードにすると、画質は落ちると思います。
●仮に画質を最高レベルに設定しても、ビデオテープ以上の画質になるということはありません。
近頃のテレビ映像のきれいさに慣れていると、画質そのものには違和感があるかもしれませんね。
●保管状態によってはテープにカビが生えていることがあります。
ビデオテープの窓から覗いてみて中が白っぽくなっていたら、その可能性があります。
カビが生えているテープを使用するとデッキの故障につながりますので、注意してください。
●高温など過酷な環境で保管されていたビデオテープは劣化がはげしく、再生してもうまく映像が映らない場合もあります。
いきなり録画せず、再生できるかどうか確かめましょう。
業者のダビングサービス
自分でダビングするのがどうしても面倒、というあなたに朗報。
申し込みをし、VHSのビデオテープを送付すれば、すべて面倒なダビング作業を請け負ってくれる業者さんがあるんです。
大手メーカーなどさまざまな業者さんがあるのですが、今回は私がお願いしてみたい2件をご紹介します。
http://dvd.atw-plus.co.jp/index.html
VHSビデオテープのDVDへのダビング 1本120分 600円~
1本から受け付けてくれますし、さまざまなメディア間のダビングに対応しているお店で、たくさん注文すれば割引も。
インターネットから申し込みができ、ビデオが到着すると仕上がり予定日を連絡してくれます。
15本以上の注文で代引き手数料315円が無料に、ただし別途送料がかかります。
http://dubbing-koubou.com/
5本以上注文で送料無料のサービスがあります。
価格変動性のユニークなシステムですが、キャンペーン期間中などは、VHS1本300円台からのお手頃さ。
こちらのおすすめポイントは、テープの修復サービスがある点です。
カビや切れたテープの補修を請け負ってくれるのはうれしいですよね。
!業者さんにダビングを依頼する場合の注意点!
テレビ番組や映画などを録画したテープを業者さんにダビングしてもらうと、著作権に触れる恐れがあります。
申し込みをする前に、ダビング内容についてのお問い合わせをお忘れなく。
まとめ
今回は、大切な思い出の詰まった、VHSビデオテープのダビング方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
ビデオ時代はとても長かったですよね。
ビデオデッキの生産が終わってしまって、なんだかますます昭和が遠ざかるようでさみしいです。
家族の思い出も、大好きだったドラマや時々見返したい番組なども、テープがぼろぼろになってしまう前に、ハードディスクやいつでも見られるDVDなどへのダビングしてしまいましょう。
VHSデッキが生産中止になったというのに、そんなことができるの?とお思いの方もいるかもしれませんね。
でも、心配はご無用。
ご紹介した通り、ビデオデッキをレンタルしてくれたり、ダビングを請け負ってくれる業者さんがいてくれるのです。
ただ、ビデオテープは日々確実に劣化していきますので、少しでも早く別の媒体にダビングされることをおすすめします。
番組などだけではなく、ホームビデオなどは、本当に唯一無二ですから、なるべく早くダビングしておくべきではないでしょうか。
パソコンは操作に苦手意識があると敬遠しがちですが、ダビングについては難しくないと思いますので、あなたもぜひお試しください。
編集作業などもそのままできるので、パソコンはポイントが高いかな、と思います。
注目はテープの修復サービスをしてくれる業者さんですね。
私は映画が大好きで、録画ビデオをたくさん持っているのですが、ダビングを頼むと法に触れるようなので、修復だけお願いして自分でダビングするというのは良い方法かなとも考えています。
オークションなどでビデオデッキを販売していたりしますが、状態がよくわからないので、個人的にはレンタルの方がおすすめです。
徐々にハードディスクやDVDなどへのダビングを進めて、保存版のVHSがすべていつでも見られるようになったらうれしいですよね。
テープは高温多湿の環境に弱いので、ダビングを開始するまでの間、保管場所にはご注意ください!
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。