こんにちは、吉川 百です。
国内外の旅行や出張などで活躍するスーツケース、あなたは上手に使いこなせていますか?
荷物の出し入れがしやすく、整理がしやすいスーツケースの中身とは、どんなものでしょう。
私は家族旅行の荷造りをいつも1人でやっているのですが、荷造りのしかたを誤ると、旅行の快適さにまで影響する場合があることを実感しています。
今回はスーツケースに荷物を入れる際のポイントについて特集いたします。
誰にでも簡単に手に入るグッズを使って、荷造りも荷解きも帰りの荷造りも楽ちんで楽しくなるよう、解説してまいります。
これまで荷造りが苦手だった方も、これを読めばだいじょうぶ。
荷造りは奥が深いですし、工夫しだいでどんどん上達します。
スーツケースの荷造りのポイントをつかんで好きになれば、もしかすると家の中の収納や整理まで上手くなってしまうかもしれません。
■目次(クリックすると飛びます)
スーツケースの入れ方の3つのポイント
スーツケースの入れ方達人になるためのポイントは3つ。
- スーツケースを立てた時に、重い物を下・軽い物を上に来るようにしまう。
- ポーチ・袋類で仕分けをする。
- 定位置を決めて入れる。
次に、それぞれの項目について解説します。
①スーツケースを立てた時に重い物を下・軽い物を上に来るようにしまう
これは単純に、上の方に重い物があると、それより下にある物に重量がかかって、例えば衣類がぐちゃぐちゃになったり、荷物全体が乱れてしまうからです。
大切な物の破損を防ぐ目的もあります。
スーツケースを寝かせて本のように開いた時、コロ(車)」のついている面を下と見ます。
だいたい下の方にくるのは靴・化粧品・書籍類などです。
下の方にしまう物の中で、旅先に到着するまでに取り出す可能性のある物はしまいこまないように気をつけましょう。
化粧品やガイドブックなどの書籍は、ホテルに着くまで使わないと決めているものだけを下の方にしまいます。
また、子供用品は、上の方にしまいましょう。
途中で出し入れをすることがよくありますし、荷造りの途中ですでに何度も入れ足したりするからです。
②ポーチ・袋類で仕分けをする
これは必須項目です。
衣類でもタオルでも細かいものでも、ほとんど何でも袋状のもので仕分けしてしまいます。
裸で出ているものは、ほぼありません。
私の場合、メッシュバッグ・ポーチ・レジ袋をよく使います。
メッシュバッグには家族それぞれの衣類を入れ、また新しいレジ袋も5枚ほどしのばせていきます。
旅先では、着替える服を取り出して着て、着終えた方の衣類は、旅先で洗濯したりクリーニングに出したりするかどうかは別にして、ひとまず持参した新しいレジ袋に入れます。
新しい服と洗濯行きの服が、常に分別されている状態です。
これが家族分の個数、うちの場合は4人なので衣類袋だけで8つできます。
それとは別に、大き目のポーチなどで、下着・靴下・ハンカチなど布小物を分類します。
これは夫用・私用・子供用と3つに分け、使い終えたものは、先ほどの個人用使用後衣類袋に入れます。
絆創膏・薬類などの救急グッズや化粧品などは、まとめて通気性の良いしっかりめのポーチに入れて底の方へ。
すべてが包まれたり収納されていると、見た目もきれいですし、非常に整理しやすいです。
③定位置を決める
これは先ほどの②があってのことなのですが、すべて袋にしまってあるので、あとは誰の何がスーツケース内のどこにあるのかを常に同じにすれば、ぱっと見てすぐにわかるので楽です。
旅の間中、荷物の整理が面倒でなくなり、むしろ楽しくなります。
新しい衣類が入っている袋が小さくなってきて、洗濯物用の袋が膨らんできたな、など、着替えの状況も一目瞭然です。
どこに何があるかわかっているということは、時間に限りがる旅行中にはとても大切なことではないでしょうか。
荷物を仕分けするのに便利なグッズ
荷物を仕分けするのに便利なものがいくつかあります。
先ほどご紹介した仕分け術で使うものも出てきますよ。
□洗濯ネット
□ジッパーつきビニール袋
□レジ袋
□化粧品用小分けボトル
□衣類用圧縮袋
袋ばっかりじゃないか、という突っ込みを入れられた方もおみえでしょうか。
そうなのです。
スーツケースで荷造り上手になるには、袋類を駆使するのがポイントです。
メッシュバッグは個人の着替え・子供用グッズなど、中身が見えると便利なものをしまいます。
衣類は多少湿気含みなので、メッシュバッグは本当に重宝します。
化粧品の小分けボトルは、もちろんふだん使っている化粧品を小分けして持っていくために使います。
化粧品のサンプルなどがたまっている時などは、それをポーチに入れて持っていったりしますが、タイミングによっては大きなボトルしかないので、詰め替えます。
飛行機に乗る場合、手荷物では特に持ち込める化粧品は容量などルールが厳しくなっているので、どちらにしても詰め替えていった方が良いでしょう。
冬場の衣類のかさばりはすごいですので、衣類圧縮袋に入れて薄くすることで、スーツケースの容量をアップさせると良いですよ。
さて、この項でご紹介したグッズは、お店にもよるかもしれませんが、ほとんど100円均一ショップで入手できます。
ここで、旅行用の荷物の作り方についてアドバイスしている動画を紹介します。
スーツケース以外にリュック・バックパックを持つ方もいらっしゃるでしょうが、この動画ではバックパックの荷造りでも参考になるお話が出てきます。
熟練の旅人が教える!意外と知らないパッキング術【ビエボ】 | 旅行
荷物を減らすことも大切です
旅行先ではたいていおみやげを買ってしまいますよね。
それで、往きよりもぐっと荷物が増えて、手にたくさん補助袋・紙袋をぶらさげて帰ってくるということもよくあります。
スーツケースは詰まっていた方が荷物がきれいにしっかり収まるのですが、もう片面のポケット部などには余裕を持たせ、余りの空間が全体の4分の1くらいはあるとおみやげを入れられます。
荷物を減らす方法を考えることも大事です。
そのためにできることを考えてみました。
- 衣類は少なめに持っていく(子供の場合は沢山いると思います)。
- 化粧品はフルセット持っていかずに、オールインワンのものや家族共用できるものなどを選んで数を沢山持たなくて良いようにする。
- 洋服のコーディネートをしていく。
たとえば3泊4日ほどの旅行であれば、2パターンのフルコーディネートをそのまま持っていくのが良いと思います。
あとは、インナーにもはおり物にもなるシャツを1着足しておけば、たいてい済んでしまうのではないでしょうか。
足りなくなったら、現地で洗濯するかランドリーサービスに出しても良いですよね。
女性の場合は、季節にもよりますが、洋服はコットンよりもレーヨンやポリエステルの素材の方がおすすめです。
とにかく畳んだ時に薄く小さくなりますし、多少シワになっても、さほど格好悪くならないからです。
上下どちらかだけでも素材を気にすると、荷物の量が変わってきます。
季節のセールなどで、旅行に重宝しそうな服・靴もチェックして数点入手しておくと良いですよ。
まとめ
旅行に行く際のスーツケースの入れ方について、私の体験談を中心にご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
大人の荷物は少なく、子供の物は惜しげなく持っていく、というのが私の荷造りのルールです。
というのも、大人の物であれば、もしも現地で足りなくなったりした場合、最悪買えばいいや、ということになります。
しかし、すぐに大きくなる子供の物は日頃でも慎重に買うのですから、旅先で間に合わせに買うというのはなかなかつらいものがあるのです。
袋を駆使する方法は、若い頃からずっと続けていて、もうこれ以外には考えられないです。
イメージとしてはクローゼットをスーツケースで再現するという感じかもしれません。
袋・ポーチ類が引き出しのようなものです。
うちは旅行する時、帰りはスーツケースにおみやげも全部しまって宅配便で自宅に送りつけるのですが、へとへとに疲れていても、受け取ったスーツケースの中がきれいに整頓されていると、なんだか嬉しいものですよ。
あなたも荷物を入れる位置に気をつけたグッズを駆使する荷造りで、スーツケースを使いこなしてください。
そして、ワンランク上のスマートな旅行者になりましょう。
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。