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赤ちゃんのしつけに褒めることも大切!1歳児にかけるべき言葉とは

こんにちは、吉川 百です。

まだ言葉を上手に扱えない赤ちゃんに言葉でしつけをしても意味がない、あなたはそんなふうに思っていませんか?

赤ちゃんはママのお腹にいる時から、すでにパパママの声を聞いて育っています。

特に、いつも一緒のママの声は赤ちゃんの中にしっかり刻まれているのではないでしょうか。

優しく話しかけてくれるママの声でリラックスし、励ましてくれる声で元気になる。

それは成長した子供や、そして私たち大人と同じ心理であるはずです。

叱る」しつけは、必要なことではありながら、赤ちゃんの時期にはあまり意味がないかもしれません。

だめなことはだめだと教えるのは当然なのですが、多くの言葉を使ってだめな理由などを語っても理解できないので効果がないように思えるのです。

赤ちゃんの時期には、同じ言葉でも、褒めてしつけをする方が子供の成長をぐんぐん促すことができるというのが、2人の娘を育ててきて得た実感です

今回は、言葉で褒めることを意識した1歳の赤ちゃんのしつけについてご紹介します。

あなたも今日から、褒め上手になって、赤ちゃんの可能性を次々に引き出してみてください。

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時期別・1歳児を褒める時にかけるべき言葉

ひと口に1歳といっても、前半後半で赤ちゃんの行動やできることはだいぶ変わります。

ここでは、1歳の赤ちゃんをどんな言葉で褒めたら良いか考えましょう。

まずは、大きく時期を分けて、それぞれにどのような心構えで言葉をかけてあげたら良いか、ご提案します。

1歳期前半・1歳お誕生日頃~1歳6ヶ月

イヤイヤ期が始まる子もいる難しい時期 自分でやりたい気持ちに根気よく向き合う気持ちが大切

1歳期後半・1歳7ヶ月~2歳

自分でできることが増えてくる時期 せっかく出た芽をいかに伸ばすかに意識を向けましょう。

次に、それぞれの時期について、具体的にかけてあげたい「褒める」言葉を考えましょう。

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○1歳期前半

この時期の赤ちゃんは、まだまだできないことが多いのに、あれもこれも自分でやりたがります。

食事中に手づかみや慣れないスプーンフォークをふり回して辺りを汚されると、ついつい声を荒らげてしまうというママもいるのでは?

そのいらいらもよく分かるのですが、数秒深呼吸して怒りたい気持ちを抑えたら、あえて褒めてみましょう。

  • 自分で食べたいのね、えらいね。
  • フォークを上手に持てたね、えらいね。
  • たくさん食べられるね、大きくなれるね。

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そして、最後に「だけど、食べ物を粗末にしてはだめよ」と優しくさとしましょう。

落とした食べ物などを拾って見せながら言うと、はじめはわからなくても、だんだん食べ物をぐちゃぐちゃにするとママは変な顔をするということが分かってきます。

どうしていけないかはまだ理解できないので、長々と説明せずに、雰囲気で伝えましょう。

褒めて褒めて、注意を足す、というしつけです

生活のあらゆる場面で、ちゃんと見ているよ、というアピールをしてあげましょう。

  • オムツを上手に替えられたね、さっぱりしたね。
  • パパに行ってらっしゃいできたね、パパ喜んでるよ。
  • ご飯を全部食べられたね、元気いっぱいになれるよ。

行動をふりかえる→認める、という流れで言葉にすると赤ちゃんにもわかりやすいですし、励みになるでしょう。

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○1歳期後半

この時期の赤ちゃんは、意味のある言葉を話し始める子もいますし、手先が器用になって道具で食事をする子も出てきます。

しかし、まだ何事も上手にはできず、自分にいらいらしてしまうことも。

お子さんのやる気を損なわず、もっとやりたくなる魔法の言葉をかけてあげましょう。

魔法の言葉をかけるためのポイントは自尊心です。

自尊心をくすぐることで、くじけそうな頑張りを応援してあげられます。

  • フォークでそんなに食べられたの?すごい、かっこいいね。
  • 自分でオムツを脱げたの?えー、ママびっくり、お兄さん(お姉さん)みたい!
  • お片づけできるの?すごいなあ、ママよりも上手ね。

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できた行動がささやかでも、ひとつずつすくいとってわざわざ言葉にし、褒めてあげましょう。

どんな小さなことも、子供には大きな挑戦であり、それを見ていてくれる、そして認めてくれるという喜びは、たいへん大きいものだと思います。


褒めてしつけをする場合にやってはいけないこと

なんでも褒めれば良いというわけでもないのですが、褒め方にも質があると思います。

ここでは、褒める時だけでなく、子供に対するしつけの中でやっていただきたくないことをお伝えします。

  • 目を見ずに、口先だけで褒める。
  • 他人と比べる。
  • 条件付きで褒める。
  • できた・できないだけを問題にして評価する。

子供はママの様子をよく見ています。

言葉の発達時期にさしかかる1歳児にとって、言葉と同じくらい大切なのはアイコンタクトだといいます。

目を見て喋らない人に不信感を持つのは、何も大人だけではないのです。

姿が見えない状況ならしかたがないですが、同じ空間にいる時は、お互いにしっかりを目を合わせたうえで言葉をかけてあげましょう。

電話やテレビの画面を見ながら「よくできたねー」と言うくらいなら、もしかすると言わない方がいいのかもしれません。

そして

○○ちゃんと同じようにできたからすごいね

とか

××ちゃんはできてないのにあなたはできてえらいね

などと人と比較する表現はやめましょう。

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自分のペースで自分の目標に向かうことよりも、他人を出し抜くことだけに関心が向いては教育上よくありませんよね。

次に、○○ができたからいい子だね、××ができないから悪い子だね、という表現もNGです。

○○ができなくても、××ができても、あなたは存在していることが素晴らしいというニュアンスを忘れると、子供が自分を肯定できなくなってしまいます。

成果があった時にしか、自分には価値がないと思わせてしまうようね言い方はやめましょう。

最後に、結果だけを問題にして褒める、これも避けた方が良いでしょう。

結果を出すことは素晴らしいことですが、それよりもそこに至ったプロセス・頑張ろうとした気持ちに目を向けてあげてください。

ママが褒めてくれることの内容が、その子の行動の動機そのものになると思いましょう、責任重大ですね。

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子供は褒められるために生きている

また、子供は優越感を覚えると調子に乗って頑張ります。

ただ、あまり優越感ばかりを持たせると、できないお友達を小ばかにしたり、できることだけが素晴らしいと思うようになることもあります。

褒めることは認めることです。

1歳児は、はたから見ていると、言葉をよく理解していない「鈍感」な雰囲気さえ持っています。

しかし、ママの声色や表情をしっかりと観察しているといいます。

あなたが「はいはいが早くてすごいね、かっこいいね」と言った時、赤ちゃんは内心ガッツポーズをしていることでしょう。

私は子供が1歳児の頃、言葉が遅くてほとんど喋らない娘を相手に、あきれるほどよく喋りかけていました。

  • 積み木の積み方のセンスが違うね。
  • 渋い色の服が似合ってすてきね。
  • シールの貼り方が天才的だね。

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娘が聞いているかどうかわからない時でも、言葉をかけ続けました。

娘はひたすら「褒められた時の作品を越えたい!」とでもいうように積み木を積み続けましたし、熱心にシールを貼りました。

私は勝手に手応えを感じただけなのですが、後になってもそれが正解だったのか無意味だったのかはわかりません。

ただ、子供はママに存在を認められるためだけに、家庭という小さな世間の中で精一杯生きている、というのは間違いなく言えることです。

ここで、1歳児の扱いがとても上手なママの動画をご覧ください。

やったから褒めてあげる、というよりも、褒めてあげたくて行動しているママさんという気がします、良いですね。

ごきげんゆうご一歳半のきっと平均的能力


まとめ

いやなこともあるのに、毎日保育園に通ってえらいね、頑張ってるね。

私が毎日のように上の娘に言ってあげる褒め言葉です。

こういう時は、特にしみじみと言います。

というのも、娘は年少の頃、保育園がいやでいやでしかたがありませんでした。

引っ込み思案でお友達もできず、好き嫌いが多いために給食が苦痛で、言葉が遅めだったせいで上手に先生にも意見を言えないなど、行きたくない理由のフルコースだったからです。

でも、年長の今では、食べたくない献立の給食の日でも、親に心配をかけないように笑顔で出ていきます。

毎日健康で、目の前にあることを頑張ってこなそうとしているだけですごい、と本当に私はそう思っています。

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よその子が優秀だったりすると、おお、うちの子はそんなこと全然できないぞと一瞬思いますが、生まれた時の感激を思い出せば、すぐにどうでも良くなります。

どちらかというと、私にしかわからないうちの子の良さを、私だけが認めてやることが生き甲斐といってもいいかもしれません。

と言いながら、ガミガミお小言も言ってしまうのですが・・・。

あなたも、赤ちゃんのささやかな成長を、ひとつずつ丁寧に褒めてあげてください。

次の行動を促せるという意味もありますが、それより何よりも、あなたの赤ちゃんはあなたが褒めてくれることによって、生きる喜びを得ているのです。

娘たちが6歳と3歳になった今では鬼の形相で叱っている私も、2人が赤ちゃんの頃にはほとんど叱りませんでした。

理解できない赤ちゃんを相手に怒っていると、なんて小さな人間なんだろうと自分を責めてしまって、精神衛生的にも良くない気がします。

最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。

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