こんにちは、吉川 百です。
近頃、女性に対する卑劣な犯罪が多いと思いませんか?
あなたの住まれている地域でも、不審者情報などがよく聞かれるなどということはないでしょうか。
私の住んでいるところは、普段は平和な小さい町ですが、それでも時々不審者情報が入ってきます。
私には小さな娘が2人います。
これから年頃になって、1人で夜道を歩かなければならない場面も出てくると思うとぞっとします。
狙われる年齢層も幅広いですし、本当に心配でなりません。
あなたも、ご自身や大切な人と危機意識を共有することで、犯罪に巻き込まれる危険性をゼロに近づけましょう。
というわけで、今回は女性の防犯対策を扱います。
私は昔から異様に警戒心が強く、長かった1人暮らしの期間ずっと気を抜かずに工夫に工夫を重ねていました。
夜道・電車内・エレベーター内など、危険はいろんなところに潜んでいますので、あらゆる角度から防犯意識を高めていきましょう。
持っていると役に立つ防犯グッズもご紹介致します。
■目次(クリックすると飛びます)
女性に必須の防犯対策とは?
女性はか弱いものですから、よほど護身術を身に付けている方でもなければ、襲われても対処しきれません。
腕力・暴力で対抗できないとなれば、襲われないように徹底的に予防する、これがいちばん賢い方法です。
まずは、あなたの防犯意識をチェックしてみましょう。
- 外出時・在宅時を問わず玄関ドアに鍵をかけている
- 突然誰かが訪ねてきたら、玄関ドアをすぐに開けずインターホンで対応する
- 玄関ドアを開ける時は、チェーンをかけたままだ
- 玄関ドアには複数の鍵がついている
- 入浴・就寝時には窓を閉め鍵もかけている
- ごみ捨てなど、短時間の外出でも鍵をかける
- 洗濯物は目につきにくい場所に干している
- 外出時は防犯ブザーを携帯している
- 人通りの少ない道を避けて、遠回りしても明るく人通りの多い道を通る
- スマホ・音楽などの「ながら歩き」はしない
- 周りに不審者がいないか、気にするくせがついている
- エレベーターに乗った場合に知らない人と2人きりになった時は、非常ボタンの近くに立つ
いかがでしょうか。
上記のすべての項目を日常的に意識していなければ防犯対策をしているとは言えないのです。
12項目のうち、ひとつでもチェックが入らなかったものがあれば、隙があります。
すぐに意識を変え、すべての項目について実践してみてください。
就寝時に窓から侵入される事例というのが意外と多いようですので、窓の開けっ放しはいけません。
鍵の他に、防犯フィルムを貼っても良いでしょう。
さらに場面に応じた細かな防犯対策をみていきましょう。
外出時
- 電車では、ドアの脇に立たない
- 駅のホームでは、女性が多い列に並ぶ
- 夜は、人通りが少なく暗い道は絶対に通らないと決める
- 露出が多めの服装をしている日は、ロングカーディガンなどを携行し、人目のある場所・1人になるところでは上から着る
- SNSなどに必要以上の個人情報を投稿しない
- 出かける時に、部屋に電気をつけていく
- 仮に室内に誰もいなくても、玄関では「行ってきます」「ただいま」を言う
- バッグの中ではなく、よく目につくところに防犯ブザーを携帯しておく
特に混んだ電車内では、無防備になりがちです。
学生の頃、私の友達で地下鉄車内でよく痴漢に合う人がいましたが、彼女はウエストポーチを腰の低めの位置につけて、ポーチ部分を人のいる側に回していました。
夜間は近距離でもタクシーを使うなど、夜道で1人にならないことを優先させても良いのではないでしょうか。
電気をつけて外出しても、いつも同じ電気では安心できませんので、日によって箇所を変えるなどしましょう。
女性を狙った犯罪でいちばん多いのは窃盗(ひったくり)だといいますが、バッグの持ち方を工夫したり警戒心をむきだしにしたりするだけでも、これはだいぶ防御できるでしょう。
在宅時
- 洗濯物を干す場合は室内に干すか、男性ものを一緒に干す
- カーテンを女性らしい色柄にしない
- 父親の名前の表札を出す
- インターホンが鳴ってもむやみに出ない
- インターホンに応じる場合に、他にも誰かがいるポーズをとる
洗濯物は、ひとつだけいつも同じ男性ものを干していたりすると、かえってフェイクであることが知れてしまう恐れがあります。
特に1人暮らしの方は、実家のお父様・男性の家族の衣類などを、ローテーションで借りて干すくらいの警戒心が必要です。
私はかつて1人暮らしをしていた頃、父や彼の新旧織り交ぜたいろんなアイテムを干していました。
来訪者があっても出なくても良いように、宅配便などは必ず時間指定などを利用しましょう。
インターホンに出る場合は、テレビをつけ音を紛らわせながら、誰かに時々話しかけているそぶりなどをしつつ応答しましょう。
私はピザの宅配を頼むときにも、2枚注文するという徹底ぶりでした。
その日には食べ切れませんが、しかたがないですね。
ここで、武道の経験がなくても実践できる護身術を教えてくれる動画をご覧ください。
とっさの場面でなかなかできないといわれることもある護身術ですが、こちらは簡単なので、ふだんから練習しておくと良いと思います。
関連書籍の紹介もあります。
『とっさのときにすぐ護れる 女性のための護身術』×with girls
女性を襲う心理から防犯を考える
実際に女性を襲おうという卑劣な人間には、どのような心理が働いているのでしょう。
知りたくもないですが、知らないことには攻略できません。
犯罪者の供述などをもとに、どのような女性が狙われるのか挙げてみましょう。
犯人が対象を選んだ理由
- 自分好みであった
- 興奮する服装をしていた
- 1人で歩いていた
- 無防備に見えた
好みや服装などについてはどうにもならない部分はありますが、服装については工夫もできます。
前述したように、ロングカーディガンを持ち歩くのはおすすめです。
犯行をあきらめる理由
- 人通りが多い
- 対象者の警戒心が強い
- 複数人で行動している
- 防犯ブザーを目立つように持っている
いかがでしょうか。
狙いをつけられた理由では不可抗力のようなものもありましたが、犯人が狙うのをやめた理由については、すべて実行できます。
1人になる場面はありますが、極力ならないことにして、なる場合でも道を選ぶことが大切です。
1人でも目撃者がいれば、犯行に及ぶことはできないでしょう。
犯行を中断する理由
- 騒がれた
- 防犯ブザーを鳴らされた
- 人が通った
- 防犯スプレーをかけられた
最悪犯行に及んだ場合に、抵抗されたり人目があることで犯行を断念することが多いとされています。
しかし、抵抗をして暴力をふるわれたり、もっとひどい事態を招く場合も考えられます。
バッグの中でつかんでおける防犯スプレー(虫除けスプレーでも良いと思うのですが)など、目くらましを準備するのも有効です。
相手が凶器のようなものを持っていることもあるかもしれませんので、基本は近づかせないことでしょう。
特に夜道を歩いていて、あなたと男性と2人きりしか路上にいないことが確認できたら、すぐに迂回するべきかもしれません。
警戒してもしすぎるということはないのです。
女性におすすめな防犯グッズをご紹介!
防犯グッズを準備することはもはや女性の常識です。
年齢問わず、女性を狙うあらゆる愚劣な犯罪に太刀打ちするためのいろはの「い」としてグッズの準備をしてみましょう。
防犯ブザーなどは、目立つところでアピールに使うためのアクセサリーと、バッグの中に隠し持つ実力派と、2種類用意するべきではないでしょうか。
家の内外で、このような道具を上手に利用してくださいね。
こちらの防犯ブザーは、何と『キャー、助けてー!』と叫んでくれるスグレモノです。
音のブザーよりも犯人が驚くでしょうし、付近の人達に助けを求める意味でも非常に有効です。
このようなブザーは、バッグの中に隠し持つ実力派と言えますね。
防犯ブザー 大音量 声『キャー 助けてー』と叫んでくれる 防犯ブザー 【声が出る ウルトラボイサー】VC-100 |
防犯スプレーといえばメース社と言われ、世界一のシェアを誇っているメーカーです。
JR東日本やJR東海、教育機関でも広く採用されている事からも信用できる商品となっています。
バッグに入るコンパクト設計なので、持ち運びに苦労する事もありませんね。
防犯スプレー 携帯 護身 mace(メース)ストッパレッド 7070 |
まとめ
知らない人についていってはいけない、知っている人でも、お母さんが良いというまでついていってはいけない、私が幼い娘たちに毎日のように教えていることです。
心配性で警戒心の強い私の教育を受けている娘たちは、自然にそのような性分を引き継いでいるようです。
暗くなってから外に出るときは、「狼がいないかどうかよく見ようね」と姉妹で辺りを見回しています。
私の母もたいへん心配性で、私が大学生で1人暮らししていた時などは、夜は絶対に1人で外を歩かないことを約束させられ、そのときだけはタクシーを使いなさいと言われていました。
実家の近くのバス停でさえも車で迎えにきてくれました。
行動はもとより、そのような警戒心・緊張感が表に出るのだと私は考えています。
人を信じることと警戒することは矛盾していません。
同時にすべきとても重要な心がけです。
そういった「人を識別する嗅覚」を養うということも、非常に大切なことではないかと思います。
あなたも、今日から毎日が厳戒態勢!
バリアを張っているところへは、なかなか魔の手はしのびよってこられないものなのです。
最後までお読み頂き、ありがたく思います、吉川 百でした。