こんにちは、みっつです。
気仙沼市をはじめとした三陸地方は、東日本大震災より前から幾度となく大津波に襲われてきました。
その津波の怖さを体験してもらおうと1984年7月7日に、気仙沼市唐桑半島に設立された唐桑ビジタセンター内に津波体験館がオープンしました。
津波体験館は、何度となく三陸海地方を襲っている津波をテーマにして実際に、実際に三陸地方を襲った津波を、映像や音、風や振動を使って再現した、全国で唯一の津波の疑似体験が出来る体験館です。
東日本大震災よりも25年以上前から津波の怖さを体験できるように作られた津波体験館ですが、東日本大震災以降に行われたリニューアルで、東日本大震災の大津波の様子を基にした防災教育を重視した内容となっています
津波体験館がどのような施設なのか、私の体験談をもとにご紹介したいと思います。
これからご紹介する情報は、2016年5月に私が実際に足を運んでだり、インターネット等で得た情報です。
内容は予告なく変更になる場合がありますので、参考情報としてご覧ください。
■目次(クリックすると飛びます)
津波体験館はどこにあるの?
津波を体験できる津波体験館は宮城県気仙沼市にありますが、気仙沼の市街地ではなく、市街地から車で約40分の唐桑半島の南端にあります。
津波体験館は独立した施設ではなく、唐桑半島を訪れた観光客に唐桑半島の魅力を伝える、唐桑半島ビジタセンターの中にあります。
こちらが唐桑半島ビジタセンターの入り口ですが、気仙沼市の観光キャラクターである『海の子ホヤぼーや』がお出迎えしてくれました。
唐桑半島ビジタセンターには、写真や模型、映像などを用いて、唐桑半島の魅力をわかりやすく紹介したコーナーが充実しています。
また、ふかひれスープやワカメといった海の幸や民芸品などを購入できる売店も併設されています。
まさかの展開に驚き!
私が唐桑半島ビジターセンターにお邪魔した際は、観光客は私の他に1組しかいませんでした。
その1組も帰ってしまい、ついには私1人に。
唐桑半島ビジターセンターは津波の擬似体験が最大の目的だったのですが、1人では動かしてくれないだろうと半分諦めていました。
その時です!
『これから津波の擬似体験が出来ますからいかがですか?』
というスタッフさんからの誘いが!
嬉しさをかみ殺しながら
『よろしくお願いします!』
と答えたのは言うまでもありません(笑)
早速入場料の380円を払って、津波体験館に入りました。
いよいよ津波の疑似体験!
予想すらしなかった、1人での津波疑似体験の始まりです。
定員は48名ですが、ご覧のとおりの貸し切り状態です(笑)
まず、スタッフの方から簡単に説明があり、いよいよ津波体験館での津波の擬似体験がはじまります!映像や音だけでなく振動や風をも使って、約11分の津波の疑似体験です。
実は11分の津波の疑似体験の間に、4回ほど客席が震度3相当の揺れに見舞われ、風も吹いている状態になります.
映像は、実際に唐桑半島ビジターセンターに行って、津波体験館で生で迫力を実感してみてくださいね(笑)
東日本大震災から2年後の気仙沼の様子は3Dで!
津波体験館での津波の疑似体験が終わると、別室に案内されます。
別室では、東日本大震災から約2年後の気仙沼市を上空から撮影した映像を、3Dで見る事が出来ます。
約20分にわたって、大津波によって流されてきた船の話や、気仙沼向洋高校の様子などが紹介され、改めて津波の恐ろしさを認識させられます。
津波体験館は体験すべき?
津波体験館での津波の疑似体験と別室での3D見学、所要時間は約35分です。
私は津波体験館と3Dを見学しましたが、あなたにも1度は体験して欲しいと感じています。
なぜかというと、津波は海岸線付近に住んでいる人だけの問題ではなく、あなたに降りかかってきても全く不思議ではない問題だからです。
普段は海から離れた場所に暮らしているとしても、レジャーなので海に行く事はあるかと思います。
そんな時に津波が襲ってきたらどのような対応をすれば良いのか、津波体験館では身を持って学ぶ事が出来るからです。
昔から使い古された言葉ではありますが、
『津波は来ないだろう』
ではなく
『津波が襲ってくるかもしれない』
という心構えを何時でも持っていたいものですね。
そして、津波体験館を訪問したなら、折角なので魅力満載の唐桑半島の観光も忘れずに!
唐桑半島ビジターセンターのDATA
住所 〒988-0554 宮城県気仙沼市唐桑町崎浜4−3
電話 0226-32-3029
開館時間 8:30~16:30
休館日 毎週火曜日(ただし、当日が祝日のときは翌日)
祝日の翌日(ただし、土・日曜日にあたるときは開館)
津波体験館入館料
大人 380円
高校生 260円
小・中学生 160円
10名様以上で団体割引あり
⇒気仙沼大島を観光する!絶対おすすめな3つのスポットは?
⇒気仙沼大島の休暇村!宿泊したくなる食事など3つの魅力は?
唐桑半島の名勝、折石に立ち寄ってみました
先ほど唐桑半島の観光も忘れずに!と言いましたが、『お前は行ったのか?』という声が聞こえてきました(笑)はい、ちゃんと行ってきましたよ!
という事で、唐桑半島の代表的な観光スポットである巨釜・半造(おおがまはんぞう)に立ち寄った様子をご紹介します。目的は、津波体験館の入場券に描かれている、折石(おれいし)を見学するためです。
駐車場からこのような道を歩くこと約10分。
折石が見えてきました!津波体験館の入場券にソックリ!って当たり前ですよね(^_^;)
看板に折石と名付けられた理由が書いてありました。東日本大震災ではなく、過去の大津波で折れてしまったのですね。折石は、三陸地方は昔から津波に悩まされてきた事を伝えてくれているのですね。
黄色い印が折石、青い印が唐桑半島ビジターセンター・津波体験館になります。
まとめ
今回は、気仙沼市にある津波体験館をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
私は東日本大震災以来、年に2回程度ではありますが、気仙沼などの大津波で甚大な被害を受けた地域にお邪魔しています。それは、お邪魔する事によって、少しでも活気が出れば良いかなと思っているからです。
被害を受けた方はこう言います。
忘れられるのが一番怖い
この言葉を忘れないように、私はこれからもお邪魔し続けたいと思います。
もし東北地方に行かれるような事がありましたら、少し足を伸ばして気仙沼に、津波体験館にお邪魔してみてくださいね。
最後までお読み頂いたあなたに大感謝!みっつでした。
先日、ここを訪れましたが
「インターネットで津波体験館の動画を流す人がいて困っている」
という趣旨の言葉をスタッフの方がおっしゃっていました。
このサイトもその一つではないでしょうか。
返信が遅れまして、申し訳ありません。
津波体験館のスタッフの方と連絡を取り、動画を削除しました。
ご指摘頂きましてありがとうございました。